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落語が本業の『笑点』メンバー 高座が一番面白いのは誰か

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『笑点』メンバーの本業は「落語」である。では、今一番高座が面白いのは誰なのか──。『噺家のはなし』(小学館)の著者で落語評論家の広瀬和生氏は、「そりゃもう、春風亭昇太さんです。ずば抜けて一番ですよ」と即答する。桂歌丸の後任司会者として今や時の人となった昇太の能力を高く評価しているのだ。

「もちろん好みはあるでしょうが、私は笑点メンバーだけでなく、今の落語家の中で昇太さんがトップクラスに面白いと思っている。彼は新作落語が得意といわれますが、実は古典も面白い。

 昇太師匠の信条に『人は追い詰めると変なことをする』というのがあるのですが、たとえば彼の演じる『時そば』は、『一人なのに二人連れのように振る舞う客に恐怖するそば屋』と『二人の客を一人で演じるプレッシャーに押しつぶされた客』という『二人の追い詰められた男』のドタバタの表現が絶妙です」

 では、他のメンバーの高座はどうなのか。

「林家木久扇師匠は、誰でも知っているあのキャラクターが魅力。三遊亭好楽さんは正統派の古典落語を手堅く務め、ネタ数が多い。三遊亭小遊三さんは滑稽話がものすごく上手い。

 三遊亭円楽さんは、先代の五代目・円楽のネタも引き継いで人情話から軽い話まで何でもできる。やっぱり先代の円楽師匠が『円楽』という名前を継がせただけはありますね。

 林家たい平さんは落語協会のホープとして、彼の本格的な古典落語の才能は春風亭小朝も高く買っていた。三平さんは、とにかく明るくて寄席を盛り上げる華があります」

※週刊ポスト2016年6月17日号

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