AK-69、ツアー『Zepp Tour 2016 〜Flying B〜』開幕!

access_time create folderエンタメ

2016年6月10日、AK-69によるZepp Tourの初日は、Zepp DiverCity(Tokyo)にて幕を開けた。一階席のフロアだけでなく、二階の関係者席まで埋め尽くていたことからも、その注目度の高さはうかがい知れるというものだ。動員数、実に2500人だという。
6月10日@Zepp DiverCity(Tokyo) (okmusic UP's)
「インディペンデントの活動にこだわってきた俺が、なぜメジャーと契約したのか。俺をここまで連れてきてくれたのはファンのみんなだし、それを自分の口から直接説明したいんです。なぜ俺がこの道を選んだのか。それを納得してもらうためのツアーだと思っていますね。」 ライブツアー前のインタビューで、AK-69は東名阪のZepp Tourについて、そう説明していた。

Flying B EntertainmentのニューカマーだというソウルシンガーHIDE春の呼び込みによって、ステージに現れたAK-69は、挨拶代わりに自分が「地べたから来た男」なのだと1曲目の「Flying B」で歌い上げると、そこからFAT JOE、DJ Khaled、FABOLOUSといった、いずれもこれまでコラボレーションしてきた、USのアーティストとの楽曲を立て続けに披露。この選曲自体が、本日の「目的」であったメジャーレーベル、すなわちDef Jam Recordingsと契約したことを伝えるためのセットと考えていいだろう。ここに挙げたのはアーティストたちはいずれも、USでもそれぞれお墨付き、第一線のアーティストである。こういったレベルのコラボレーションを、メジャーとの契約以前、既にインディーズ時代に成し遂げてきたことは、AK-69自身「もうインディーズで壊せる壁はすべて壊した」ということの証明でもある。

「Def Jam Recordingsは俺がHIP HOPに出会ったガキの頃からある金看板だし、TOKONA-XがDef Jam Japanと契約して、初めて出すシングル『Let me Know ya…』に俺を呼んでくれた。これが俺が初めてメジャーで出た楽曲なんです。この歌で歌いかけているのが今の奥さんで、俺がDef Jamから出す第一弾シングルの『With You ~10年、20年経っても~』は、その時から今までのことを奥さんに対して歌った曲なんですよ。それも狙ってそういう曲を作ろうとしたのではなく、シャワーを浴びている時に歌詞とメロディーがセットで歌として降りてきた。俺はそもそもトラックありきで歌を作るタイプで、そういうこと自体が初めてだった。TOKONA-Xの思いを背負ってるという意識を忘れたことはないし、全部がつながって、今度のDef Jam Recordingsとの契約に至った感じなんです。」

 契約後、第一弾の両A面シングル『With You ~10年、20年経っても~』。そして、もう一曲の「KINGPIN」は、AK-69の所信表明的な楽曲だ。

「才能や恵まれた環境がなくても、ひとつのことに向かっていれば何かになる。歌ったことが現実になっていけば、その言葉は真実となって、言霊になる」

インディーズにこだわってきたAK-69が、なぜメジャーに行ったのか。それを伝えなければいけないとAK-69の目論見よりも、ある意味ではこの日集まったファンはもっと先に行っていたと言ってもいいかもしれない。AK-69の気持ちを十分に理解した上で、ファンたちは純粋に新たなステージに立ったAK-69を祝いに来ていているように見えた。サプライズ的に現れたKOHH、そしてアンコールの般若もその祝いに見事に興を添えていた。地元である名古屋でのTour二日目(2016年7月2日)の開催が待たれる。

TEXT:山田文大

【ライブ情報】
7月02日(土) 愛知 Zepp Nagoya

7月18日(祝・月) 大阪 Zepp Namba

6月10日@Zepp DiverCity(Tokyo) (okmusic UP's)
6月10日@Zepp DiverCity(Tokyo) (okmusic UP's)

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. AK-69、ツアー『Zepp Tour 2016 〜Flying B〜』開幕!
access_time create folderエンタメ
local_offer
OKMusic

OKMusic

ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

ウェブサイト: http://okmusic.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。