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妊娠中のタバコの喫煙による、意外な危険

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2011年のCDCによる調査によると、アメリカの妊婦の約10%が喫煙をやめられないそうです。日本でも、2010年の調査の結果、全体の約5%が喫煙しているとの結果が出ています。

妊娠中のタバコの喫煙による影響

タバコに含まれるニコチンや、一酸化炭素が胎盤に吸収されてしまい、子宮内の血流の減少や、血液中の酸素の減少につながってしまいます。その影響により起こり得る危険例 5つを紹介します。

・ 流産
胎児に送られる酸素の量が少なくなった結果です。最悪の場合死に至ります。

・ 胎盤異常
前置胎盤や、胎盤早期剥離の危険が高まります。その危険は、喫煙していない妊婦の約2~3倍になるとも言われています。

・ 低出生体重児
胎盤は母親と胎児をつなぐ重要な役割を果たしています。胎盤に異常があると、胎児にも影響があるのは必須です。

低酸素状態を招き、低出生体重児になる化膿性が約2倍になるそうです。

・ 口唇裂、口蓋裂
先天性異常で、唇の一部に裂け目ができてしまう状態を口唇裂、軟口蓋か硬口蓋、またはその両方が閉鎖しない状態を口蓋裂といいます。原因の 70%が喫煙によるものと言われています。

・ SIDS
乳幼児突然死症候群といわれ、何の予兆もなく 1歳未満の健康に見えた赤ちゃんが突然死する疾患です。

2014年の調査では、日本で 147名の乳幼児がSIDSで死亡したとされていて、乳児の死亡原因の第三位です。両親共に喫煙する場合、リスクは約 10倍になるそうです。

実は、肉体的影響だけではない

2013年のコロンビア大学での研究では、妊娠中の喫煙が胎児の双極性障害(躁うつ病)につながる可能性を示しています。

今回新たに同チームが発表した研究では、妊娠中喫煙していた母親から生まれた子が、統合失調症になりやすいとわかりました。

喫煙による統合失調症リスクは 38%増

1983年から1998年の15年間、977人の統合失調症の児童と、同じ性別、生まれ、出生地の統合失調症でない児童の2つのグループを調査。

妊娠中の血液検査により、「喫煙しているか否か?」を調査したところ、高いニコチン反応が出た妊婦から生まれた子供に、統合失調症になる確率が高いことが分かりました。

ヘビースモーカーの妊婦は、喫煙していなかった妊婦に比べ、そのリスクが 38%も増加した結果です。

研究に関わったブラウン教授は、妊娠中の喫煙が自分の子どもの健康に長期間に渡って悪影響を及ぼす可能性を語っています。将来的な研究で、より詳細なメカニズムが分かってくる予定です。

この研究の結果が広く知れ渡り、妊娠中の喫煙率や、統合失調症自体が減少することを祈っています。

参照:

Smoking while pregnant linked to schizophrenia in offspring

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