ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

メタル好きなら必食!「jun-pey ra-men成瀬本店」の黒らーめん

DATE:
  • ガジェット通信を≫

“メタル飯”、”メタル焼肉”と『メシ通』恒例となりましたメタルグルメシリーズ。今回は”メタルラーメン”をご紹介します。

以前ご紹介したメタル焼肉「グルーピードールズ」さんからの情報です。やはりロックはロールするものですね、音楽は必ずどこかで繋がっています。メタルのことはメタラーに聞くのがイチバン!

しかし、なにやらメタルはメタルでも、とにかくブラックメタルなラーメンを提供しているとのこと。もしや辛いのか、それともしょっぱいのか、はたまたヘドバンしながら食べるのか……。期待に胸と胃袋を膨らませて、さっそくお店へ行ってきました。

JR横浜線成瀬駅、静かな住宅街の中にメタルなラーメン店が

メタル焼肉の店主が絶賛するメタルラーメンのお店は、JR横浜線成瀬駅から徒歩20分のところにあります。駅から意外と距離がある上に、静かな住宅街の中にあるので、道が合っているのか本当に不安になります。メタルなお店に共通するのは、なぜか全て閑静な立地にあるということ。まったくもって不思議です……。

こちらがメタルラーメンで話題の「jun-pey ra-men成瀬本店」。外から見ると、まるでバーのような装い。しかし、店内にはしっかりと麺が入っていたであろう食品用バットが積み重ねられています。「らーめん、つけ麺」と書かれたのぼり旗も立っていますし、間違いなくラーメン店のようです。

店内は安心のメタル仕様! 迫力のギターセットまで

いざ店内に入ってみると、真っ先に目に飛び込んでくるのはこのギターとアンプ。もうわかる人はおわかりですよね?

そうなんです。上に飾られているギターは、某有名バンドの元ギタリストが愛用していることでも有名なDEAN製のギター! そして、下はその音を忠実に再現できるまでに作り込まれたというWARHEAD製のヘッドアンプ!

ラーメン店なのにこの重装備は、メタルへの愛と敬意、そしてリスペクトがひしひしと感じられるアイテムです。

店内のBGMは、もちろんヘヴィメタル&ハードロック! テーブル席の上には、店主お気に入りのCDコレクションが並んでいます。

こちらのカウンターにもこだわりのメタルアイテムが飾られています。

頭上のテレビスクリーンには、メタルバンドのライブ映像などが常に流れています。メタル好きにはラーメン好きが多いといいますから、好きなCDやDVDをリクエストしてラーメンを食すのもまたオツですね。

プロギタリストを目指し上京も、ラーメンの魅力にとりつかれ……

お昼どきの忙しさも落ち着いたところで、店主のジュンペイさんとご挨拶。前回のメタル焼肉に続き、今回も……

ジュンペイさん「もしかしてパンク好き? モーターヘッド好き?」

私「大好きですー! パンクにもメタルにも通じますよねー!」

という安定のロックなご挨拶を交わしたところで、お話を伺ってみました。

店主のジュンペイさんは、岡山生まれ岡山育ち。中学二年生のとき、義理の兄の影響でデフパレードやガンズ・アンド・ローゼスの魅力にとりつかれたといいます。その後、とにかく激しさを求めてパンテラと出会い、元ギタリストのダレルのようになりたいとギターを手にとったんだそうです。

高校生の頃は、意外にも円盤投げの選手としてインターハイに出場するほどの実力の持ち主。日体大からもスカウトがきていたそうですが、「それを蹴ってプロギタリストになるために上京しちゃったんですよ」と軽く笑い飛ばすジュンペイさん。19歳の頃に受賞したという、YAMAHA TEEN’S MUSIC FESTIVAL特別賞の盾がバンドマンだった当時を物語っています。

しかし、プロギタリストへの道のりは厳しく、バイトとバンド活動に明け暮れる日々が続きました。そんな苦悩の日々を過ごす中で出会ったのが、メタルと同じぐらい自分の人生を変えてしまうことになるラーメンだったそうです。

故郷・岡山の中華そばしか知らなかったジュンペイさんは、いわゆる家系ラーメンの魅力にとりつかれ、バイト先のラーメン店で厳しい修行を開始。そこで「俺ならやれるんじゃないか!」という自信が芽生えたそうです。プロギタリストになる夢を諦めて、なんと26歳という若さで今のお店を開業。今では絶えずお客さんが入ってくる、繁盛店へと進化しました。

こだわりのブラックメタルラーメン”黒らーめん”を実食

「人にストーリーあり」とはよくいったもので、濃厚なお話を伺っていたら、そろそろジュンペイさんの人生が詰まったラーメンを食べたくなってきました。

私「噂でブラックメタルラーメンなるものがあると聞いたのですが…」

ジュンペイさん「それは黒らーめんですね、パンチあるヘヴィなの作りますね!」

パンチ……ヘヴィ……やはりこちらのお店でもロックな表現が飛び交います。

まずは、こだわりの自家製麺を鍋に入れてチョーキングを連発!

湯切りする姿は、バンドマン時代を彷彿とさせる見事なアーミング!!

そして、最後はどんぶりへ向かってスライド!!!

渾身のメタルギタリストの技術と、ジュンペイさんの人生が詰まった「黒らーめん(700円)」が着丼です。こちらのラーメン、巷では別名“ブラックメタルラーメン”という愛称で親しまれる逸品。家系とんこつ醤油をベースに、メタルを象徴する黒色は自家製マー油で表現されています。

また、アクセントになるシャキシャキもやしは、ギターのカッティングを表現。「自分が美味しいものと音楽性が一致した」と語るジュンペイさん。リスペクトするパンテラをイメージして完成させたんだとか。

肝心のそのお味はというと……パンテラのようにパンチがあるヘヴィなスープかと思いきや、とんこつ特有の臭みがマー油で消され、スープまで飲み干せるほどのスッキリさ。それでいて、しっかりとしたコクが残されているのは確かな技術の証拠。女性にも優しいスープには、まさにジュンペイさんの紳士なメタルを感じますよね。

もちろん好みに合わせて味の濃さ・脂・麺の固さを変えれますので、ヘヴィメタルのような衝撃をとくと味わうこともできますよ。

自慢の黒らーめんを食べていると、ジュンペイさんがおもむろに何かを作り始めました。「ウチはサイドメニューも人気があるんですよ」というジュンペイさん。

出てきたのはこちらもガッツリ! 人気サイドメニューの「マヨチャー丼(250円)」。黒らーめんと一緒に注文するお客さんも多いとのことで、スープとの相性も抜群です。チャーシューが美味しいからこそなせる技ですね。

黒らーめんとマヨチャー丼、食べ切りました。家系ラーメンを食べきれることがなかなかない私ですが、スープまで全部飲み干してしまいました。本当に美味しかった!絶対にまた来よう!!いや、また来ます!!!そろそろお会計を……

今注目の二郎インスパイア系ラーメンも

……と思いきや、また何か作っているジュンペイさん。ま、まさか、そんなわけは……。

「もう1杯食べて欲しいラーメンがあるんですよ!」とジュンペイさんが持つ丼には、山盛りの野菜とニンニクが。ん? どこかで見たことがある装いです。もしや……

そうです。今ラーメン業界で空前のブームを引き起こしている二郎インスパイア系ラーメン、その名も「J郎らーめん(700円)」。山盛りの野菜とニンニク、そしてギットギトの脂は、まさにヘヴィメタル級。こちらの特徴は、自家製とんこつをベースにしつつ、醤油が立つように配分された独自のスープにあります。黒らーめんと並んでお店の看板メニューとのことで、今では二郎系専門店『jun-pey ra-men青葉店』を出店するほどの人気ぶりです。二郎系フリークの方には、是非一度食べてみてほしい逸品です。

夢を持って出てきた人には是非食べに来てほしい

とことんメタルにこだわった「jun-pey ra-men成瀬本店」には、やはりメタルファンのお客さんが多いそう。

『メシ通』でも私がリポートさせていただいたメタル焼肉「グルーピードールズ」さんとも付き合いが長く、過去には高円寺のメタル飯、生田のメタル焼肉など5店舗が集まり、メタルスタンプラリーなるものを開催したんだとか。メタルグルメファンにはたまらない企画ですよね。

「自分のように地方から上京してきたバンドマンや、夢を持って出てきた人に是非食べに来てほしい」とジュンペイさん。これからも魂を込めてメタルラーメンを作りつつ、海外進出してみたいという新たな夢も語ってくれました。こんなお店がリトルトーキョーなんかにあったら最高ですよね。

「いやぁ、ラーメン2杯も食って、丼まで食った人は初めてですよ〜」と語るジュンペイさん。そりゃそうです。僕だって初めてですから(笑)。

看板メニューの黒らーめんやJ郎ラーメンの他にも、豚骨醤油らーめん煮干し醤油らーめん、カレーつけ麺など、まだまだ気になるメニューがたくさんあります。限定メニューを出していることもありますので、ぜひチェックを!

メタルファンのみならず、ラーメンファンも注目のこのお店、駅からちょっと離れていますがわざわざ行くだけの価値がありますよ。

お店情報

jun-pey ra-men成瀬本店

住所:東京都町田市成瀬1-4-1

電話番号:042-723-4841

営業時間:11:00~15:00 18:00~24:00

定休日:臨時休業あり ※メルマガにて配信

お店ウェブサイト:http://www.jun-pey.com/

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。


書いた人:

矢口優太

1985年、山形県最上町生まれ。桜美林大学卒業後、家業であるタクシー会社に勤務。新規に旅行代理店・カフェ事業を立ち上げる。東京で大手旅行会社勤務を経て、2013年より念願の音楽業界へ転身。ライブ制作・マネジメントの傍ら、経験を活かしてフリーライターとしても活動。最上ロックフェス主宰も務める。 Twitter:@yuta69nroll

矢口優太さんのすべての記事

関連記事リンク(外部サイト)

町田で噂のJAMI JAMIバーガーは、「秘密の裏の店」で食べるとさらにウマいという話

カテゴリー : グルメ タグ :
メシ通の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP