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【レッドブル・エアレース2016】第3戦千葉大会は伝説の幕開け。室屋義秀悲願の初優勝!

【レッドブル・エアレース2016】第3戦千葉大会は伝説の幕開け。室屋義秀悲願の初優勝!

レッドブル・エアレース第3戦、千葉大会は6月5日に決勝が行われ、地元日本から参戦している室屋義秀選手が悲願の初優勝を成し遂げました。

【関連:室屋義秀選手単独インタビュー、2016年シーズンの抱負を聞いてみた】

室屋義秀選手が悲願の初優勝

■昨年とは違うレーストラック。攻略のカギは

今年で2年目となる千葉開催。幕張海浜公園の浜辺に沿った沖合に設定されたレーストラックは、昨年とは若干レイアウトが変更され、スタートとゴールでゲートへの進入方向が異なるという、ちょっと特殊な回り方をするものとなりました。

2016千葉レーストラック

基本的には両端で折り返すレイアウトですが、QVCマリンフィールド側の「幕張マニューバ(レースディレクター、スティーブ・ジョーンズ氏の表現)」は、直前・直後に通過するゲート3(折り返し後はゲート5)・4がまっすぐ配置されたことにより、宙返り(ハーフキューバンエイト)を用いるバーティカルターンが必要になりました。沖合側に設置されたシケインを通過して、海岸側に設置されたゲート7を通過後、また沖合側のゲート8に向かい「千葉コーナー」で折り返します。

大きなポイントとなるのは、両端に設置された折り返し点でのハイGターンでオーバーG(DNF)にならないようにすることですが、実はシケインからゲート7に向かうルートも曲者。幕張マニューバで大きなGにさらされた後、このシケインのライン取りがブレてしまうと速度が落ちてしまい、ゲート7への進入が厳しくなり、パイロンヒットや通過後のターンで失速する危険があります。シケインは、両端のハイGターンで肉体に負担がかかった直後に2回通過する為、ここで気を抜くとタイムを失います。スピードをキープすることを要求されつつ、さりげなくテクニカルな要素が隠された絶妙なレイアウトです。

■金曜日・フリープラクティス

金曜に行われたフリープラクティスでは、折からの強風もあり、両端のハイGターンはもとより、シケインに隠された罠にかかるパイロットが続出。速度が遅く、シケインでのターンで速度を失いやすいチャレンジャークラスの機体では、ゲート7でのパイロンヒットがしばしば。室屋選手もパイロンヒットする場面が見られました。

Muroya_PylonHit

また、フリープラクティスで試行錯誤するパイロットも。マルティン・ソンカ選手は、主翼端にウイングレットをつけた状態と、つけない状態でそれぞれ飛び、データを比較して千葉のトラックに適した機体セッティングを探っていました。

FP1回目のソンカ選手
FP2回目のソンカ選手

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