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決め手は口コミ? 女性がMVNOに乗り換える理由とは

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MMD研究所は、MVNO SIMサービスの利用者に対し、グループインタビューを定期的に行っています。SIM通編集部は5月末の開催回に、別室から見学する機会を得ました。彼女たちがMVNO SIMを持った理由とは一体なんなのでしょうか?利用者たちのリアルな声を紹介します。
この日集められたのは、格安SIM・格安スマホを利用する女性ユーザー5名で、全員利用開始して1年未満という方ばかり。MVNOに変えた理由としては、「スマホにしたら月額料金が高くなったから、それを安くしたい」「スマホには興味あるけど、ガラケーよりも高くなると聞いてたから、興味があっても躊躇していた」という方が大多数。
ほぼ全員が、以前から格安SIM・格安スマホという言葉は知っており、通信費が安くなることもなんとなく聞いていたが「自分には関係ない」「興味持てない」状態にとどまり、ウェブサイトに表示される広告などをクリックすることもなかったとのこと。

そんな彼女たちが格安スマホ・格安SIMを持つきっかけとなったのは、家族や友人たちなど、親しい人からの「口コミ情報」だそうです。参加者の1人は、たまたま友人にBIGLOBEで働く旦那様がおり、その方から「どうして安いのか?」といったMVNOの仕組みについての質問からはじまり、実際の使用感やキャンペーンなどのお得情報などを聞いたことで、不安がすっかり解消され「よし持とう」という気持ちになれたとか。

中の人からの情報を得ていたのは一人だけでしたが、他の方も知人から話を聞いたことで心境の変化が生まれたということが見えてきました。これまで自分に関係ないと思っていた格安SIM・格安スマホについて、利用者や詳しい人から聞いたことで「自分のこと」として考えられるようになったようです。そこで初めて「Webサイトに表示されている広告をクリックしたり、さまざまなニュースサイトやBIGLOBEをはじめとするMVNOが運営するサイトを見に行き勉強をするようになった」というコメントを聞くことができました。

自ら調べるようになってはじめて、格安SIMを提供する複数の事業社がいることを知り、その数の多さにどれにしようか分からなくなったという意見も。その際「名前を聞いたことがある会社」「CMをやっている会社」「自分にとってよりメリットのある会社」というポイントで絞り込んだそうです。

面白かったのはCMについての意見。CMを観て購入に踏み切るということはないけど、CMをやっていることで「安心感がもて、購入で迷っている時に背中を押してくれる」と話し、Web広告や口コミとはまた違う役割を果たしていることがわかりました。

今回の参加者が契約しているMVNOは、BIGLOBE、U-mobile、UQmobileが各1名で、楽天モバイルのみ2名となっていました。楽天モバイルを選択した方は、「楽天市場をよく利用し、ポイント加算を含めるととてもお得」「端末セットがあったから」というのが最も大きな理由でした。最近、楽天モバイルを利用するユーザーが右肩上がりに増えていますが、楽天グループならではのポイント付与によるシナジー効果が出ていると言えるでしょう。

 

 

もちろん中には友人からの口コミ情報ではなく、SNSやWebサイトのニュースなど、自分の持てる情報網を駆使して、全てを自分で比較検討をして購入をしたというリテラシーの高い方もいました。しかし、そうした人はかなり稀なケース。「周囲で使っている人が少なく、実際の使用感がわからないと怖い」といった声はいまだ強く、「いまは自分くらいしか持っていない」という声からも、市場が足踏みしている理由の一端を垣間見ました。

 

格安SIMの利用前の不安点については、「これまで無料通話や通話定額があったので、電話料金が高くなることが心配だった」と明かし、友人関係ではLINEを使っているものの、自分の親への連絡は電話がメインであるため心配があったとのこと。しかし、実際はプレフィックスナンバーを利用した通話割引などがあるため、思っていたよりも電話料金はかかっていないとのこと。

今回の参加者は、現時点ではMVNO SIMについての不満はなく、キャリアで契約している時との差も殆ど感じないことから、今後もMVNOのSIMを使い続けるという話を聞けました。

さらにこれから多くの人が格安SIMを使うにはどうしたら良いかということを聞かれると、「内容の十分な周知」や「iPhoneに向けたプラン」があって欲しいこと、「今使っている機種が使えるのか」「どういう機種が使えるかをわかりやすくして欲しい」といった意見が飛び出しました。まだまだMVNOが多くの人に使ってもらえるようになるには課題も多いようです。

今回のグループインタビューを通してわかったのは、まだまだMVNOサービスへの理解というのが広まっていないので、繰り返し伝えることや、MVNO自身がユーザーと接触するポイントが必要ではないかということ。MVNOが直営の店舗を出店したり、量販店に専用コーナーを設けるという動きが活発化しているのは、背景にこうした現状があるからでしょう。

(文:SIM通編集部)

 

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