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国なのに国ではない? ロシア連邦の不思議な話 

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Photo credit: Sakura Tanaka「モスクワ公国の歴史を感じる 〜ロシア・モスクワ1泊2日の旅〜

こんにちは、Compathy Magazineライターの新田浩之です。

私は個人的に地図を見るのが大好きです。中学校のときに世界地図を見ていると、世界的にも大きな国「ロシア連邦」が目に飛び込んできました。

ロシア連邦に目をやると、チェン・チェン共和国やイングーシ共和国など、多くの「共和国」があることがわかります。「聞いたことがない国だな」と思い、世界各国の表を見ても出てきません。

今回は「共和国」なのに「独立国家」ではない、不思議なロシアの「共和国」を取り上げたいと思います。

ロシアにはどれだけの共和国があるのか

そもそも、ロシアにはどれだけの共和国があるのでしょうか。全て答えられたら、相当なロシア通と言えるでしょう。全て数えるとロシアには21の共和国が存在します。せっかくの機会ですので、全ての共和国をリストアップしてみましょう。

アディゲ共和国、アルタイ共和国、バシコルトスタン共和国、ブリヤート共和国、ダゲスタン共和国、イングーシ共和国、カバルダ・バルカル共和国、カルムイク共和国、カラチャイ・チェルケス共和国、カレリア共和国、コミ共和国、マリ・エル共和国、モルドヴィア共和国、サハ共和国、北オセチア共和国、タタールスタン共和国、トゥヴァ共和国、ウドムルト共和国、ハカス共和国、チェチェン共和国、チュヴァシ共和国

おそらく、ほとんどの方が知らない名前だと思います。もしかすると、独立をめぐってロシアの中央政府と対決したチェチェン共和国は聞いたことがあるかもしれませんね。

もともと、これらの共和国はソ連時代「自治共和国」という名前でした。1990年代、ウクライナやラトビアなどのソビエト連邦を構成していた共和国が次々と独立。ソ連崩壊を機に「自治共和国」が「共和国」に格上げされたのです。

それぞれの共和国には独自のリーダー(首長)、独自の公用語、独自の憲法まであります。しかし、ロシアの中央政府に背くような行動をしたり、法律を作ることは許されていません。事実上、首長もロシア連邦大統領の任命制となっています。「共和国」という看板はありますが「独立国家」とは全く異なります。

旅行者にオススメの共和国は?

これだけ共和国があったら、ぜひ旅してみたいですよね。しかし、イングーシ共和国や北オセチア共和国のように情勢が不安定な共和国もあります。そこで、オススメ&個人的に行ってみたい共和国をピックアップしてみました。

Photo credit: Mayu「魅惑のロシア

カレリア共和国

ロシアの共和国の中で一番北に位置するのがカレリア共和国。歴史的に隣国のフィンランドと関係が深い共和国です。カレリア共和国の観光スポットといえばギジ島にある木造教会。ロシア正教の美しい木造教会が見られ、世界遺産に登録されています。残念ながら、ギジ島は冬季休業なので訪れるのは夏がオススメです。

現在、カレリア共和国に住んでいるカレリア人は共和国内でわずか10%ほど。カレリアの文化はあまり残っていません。首都ペトロザヴォーツクで美術館や郷土博物館でカレリア文化を学ぶことができます。

Photo credit: Olga Konovalova「Great hot summer in Kazan-city

タタールスタン共和国

モスクワから東へ800キロにタタールスタン共和国があります。列車だと、モスクワから14時間で着きます。先ほどのカレリア共和国とは異なり、タタールスタン共和国の半分以上を占めるのがイスラーム教を信仰するタタール人です。なので、タタールスタン共和国には多くのモスクが見られます。

タタールスタンの見所といえば、首都カザンにあるクレムリン(城)。起源は13世紀に建てられたタタール人の要塞です。その他にタタールスタンらしい有名スポットは、同じくカザンにあるクル=シャリフ・モスクではないでしょうか。16世紀に破壊されましたが、それから500年、2005年に再建されました。青色のドームが美しいモスクです。

個人的な夢

個人的にはロシア連邦にある全ての共和国を旅したいです。きっと、日本では全く知られていない新たな発見があると思います。どなたか、ロシア連邦の全ての共和国をまわろうというチャレンジャーはいませんか?

ライター: Nitta Hiroshi

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