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スマホに欠かせない「フリック入力」について。トリビア&便利ワザも

エンタメ

10代の63%がフリック入力

フリック入力という言葉を初めて聞いたという人でも、日々、スマホでLINEやFacebookでメッセージを打つときには、そのフリック入力をしていたりするはず。あれですよ、あれ。「あ」のキーにタッチすると周囲に「い」「う」「え」「お」と花びら状に出現、指を払った方向の文字が入力される、あれがフリック入力。なお、「フリック(flick)」とは英語で「指でさっとこする」といった意味。

2015年に株式会社ジャストシステムが行った調査によれば、スマホ利用者のうち、およそ46%がフリック入力を使用。世代別で見ると、15〜19歳がもっとも多く、63%がフリック入力。もっとも少ないのは30代の約40%。これは30代がガラケー世代(彼らが10代後半から20代前半の頃はスマホがなかった)で、トグル入力に慣れ親しんでいるからではないか、とのこと。

高速入力できるのが人気の理由

トグル入力(ケータイ入力とも呼ばれる)とは、たとえば、「え」を打ちたいときは「あ」のキーを4回、「お」を打ちたいときは5回タップするという、まさにスマホ以前の携帯電話で使われていた方式。もちろん、今のスマホでもトグル入力はできる。ほかの入力方式としては、QWERTYキーボードを使ったローマ字入力がある。

フリック入力の人気が高いのは、なんといってもその入力速度の速さにある。指でタッチして払うというワンストロークで、かな1文字が入力できるからだ。トグル入力では、かな1文字に最大で5回タッチが必要だし、ローマ字入力では、あ行以外のかなは必然的に2回タッチになり(たとえば、「か」なら「k」と「a」)、なによりもスマホのディスプレイではQWERTYキーボードのキーは小さくて打ちづらい。

元祖PDAのNewtonで使われていた方式がご先祖

このフリック入力、いったい、誰が考えたのだろう。1990年代にアップルから発売されていた元祖PDAのNewtonで使用されていた入力方式がご先祖様だというのがいわば通説。日本のサードパーティーがつくった入力方式の「HANABI」や、アメリカで開発された「T-Cube」などが、そのご先祖の皆様。どちらも、キーにタッチして払うというワンストロークで文字を入力でき、フリック入力のまさに元型といえる。ちなみに、Newtonでは指での入力はできず、スタイラスペンで行っていた。

Newtonで使われていた日本語入力方式の「HANABI」。たとえば、「あ」にペンでタッチすると右に「い」、上に「う」、左に「え」、下に「お」のキーが現れる

そして2008年に、さらに洗練され、使いやすくなったフリック入力がiPhoneに搭載されるやたちまち人気となり、ほどなくAndroid系スマホでもフリック入力が採用されるようになったというわけである。ちなみに、フリック入力人気はどうも日本だけの特殊事情で、アルファベットのフリック入力もできるのだが、海外ではほとんど使われていないようだ。

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