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「ゼタバイト」。一体、何バイト?

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1ゼタバイトは10億テラバイト

いま、耳慣れないある単位が世界中で話題になっている。それは「ゼタバイト」。そう、お察しの通り、メガバイト、ギガバイトといったデータ量を表す単位のひとつだ。そして、かなりデカイ。なんてったって、ギガバイトの次のテラバイトの次のペタバイトの次のエクサバイトの次がゼタバイトだからだ。とりあえず、順番に0の数だけ見てみよう。

ご覧のように、ゼタバイトには21個ものゼロが付いている。この数がどれだけ大きいのかは、ゼロの数だけ見てもピンとこない。ちなみに、日本語の単位でいえば、1ゼタバイトは10垓(がい)バイトになる。垓は、億、兆、京の次の単位だ。初めて知る人がほとんどだろう。

2016年の全世界のトラフィック量はゼタバイト台に

では、どうしてこのゼタバイトという単位が注目されているのだろうか。それは、全世界の年間IPトラフィック量、つまりインターネットの中を駆け巡るデータの総量が、2016年にはこの1ゼタバイトの大台を超えることが確実視されているからだ。つまり、「ゼタバイト時代」の到来である。

現在、スマホなどを含めて、インターネットに接続している機器は全世界に150億台といわれている。アメリカの調査会社「IDC」の予測では、2020年にはこの数が500億台となり、ネットの世界を流通するデータ量はなんと40ゼタバイトを超えるだろうとされている。

それがどれほどスゴイことなのかは、やっぱり、このゼタバイトという単位、10垓という数の、文字通り「桁違い」の大きさを実感するしかない。

全宇宙にある星の数とゼタバイト

まず宇宙からだ。ひとつの銀河系には2,000億個の恒星が存在し、全宇宙には1,000億個以上の銀河系があるといわれている。とすれば、宇宙に存在するすべての恒星の数は2,000億個×1,000億個となる。その答えは、20,000,000,000,000,000,000,000個、つまり200垓個で、20ゼタバイトにあたる。ということは、宇宙に存在する恒星の数よりも多いデータ量を、私たち人類が扱う時代がすぐにもやってくるということになる。

お次は一転してミクロの世界だ。人間の身体の細胞の数は、およそ37兆2,000億個といわれている。ということは、10垓(1ゼタバイト)÷37兆2,000億で、およそ2,688万1,720人分の身体の細胞の数となる。これは、東京都と神奈川県と千葉県に住む人全員の細胞の数に匹敵する。うーん、デカイ……。

1グラムのDNAメモリのデータ容量は?

さて、ミクロついでに最後にこんなニュースをひとつ。マイクロソフトがなんと、DNA内にデータを保存する研究をしている企業に出資をしたというのだ。遺伝情報を格納している生物のDNAに半導体メモリのように情報を書き込むなんてビックリだが、DNAを構成するアデニン、グアニン、シトシン、チミンの4種類の塩基を利用して、デジタルデータを書き込むことはすでに技術的に成功しているのだそうだ。そしてこのDNAメモリを使えば、わずか1グラムのDNAに、まさに1ゼタバイトのデータを保管できるのだという。

インターネットの世界だけでなく、メモリやストレージの世界でも、まもなく「ゼタバイト」が当たり前の時代になるのは、どうやら間違いないようだ。

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