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3人の職人が語る仕事の心得「職人と作家は違う」

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J-WAVE土曜深夜24時からの番組「MAGAZINE HOUSE RADIOFAST」(ナビゲーター:安藤桃子)。6月3日のオンエアでは「職人」をキーワードにお届け。3人の職人が登場し、その仕事について語りました。

■靴職人 山口千尋さん(銀座ギルド)
「お休みは必要ない。靴を作っても疲れは残らないんですよ。なぜなら、やりたいことだから」と、山口さんは話します。

靴を1足作るのに、3ヵ月〜1年弱かかるという山口さんの靴作り。靴を作るとき、お客さんのニーズに合わせた履き心地の良い靴を目指していると言います。しかし、靴を履いたときの快適さは、履いている本人にしかわかりません。どんなに時間をかけた靴でも、売れた時点では、その人にとって良い靴なのかわからず、不安な気持ちを抱えているそうです。

一番嬉しい瞬間は、靴を購入したお客さんが履き心地を気に入って、1年後に再び注文してくれるときだと言います。

■メガネ職人 佐藤八郎さん(西荻窪 グラス工房602)
もともとメガネ屋だった佐藤さんは、改良の依頼を受けることが多くなり、それをきっかけにメガネ作りを始めたそうです。

独学でメガネ作りを学んだため、何度も失敗を繰り返しながら成功へと導いていきました。また、必要な道具も使いやすいように改良して使っているそうです。なかなか自作のメガネを受け入れてもらえない時期もあったそうですが、その悔しさをバネに頑張れたと話します。

とくに弟子入りなどはしていないため、自身のことを「職人とは思っていない」、さらに「伝統という形にはまりたくない」と言う佐藤さん。そう思ってきたからこそ、ここまで続けることができたのだと語りました。

■たんす職人 田中美志樹さん(大阪泉州桐箪笥伝統工芸士会会長/初音の家具)
原木を購入し、一からたんすを作っている田中さん。桐の木を丸太で購入するのですが、丸太は割ってみるまで、虫食いの有無など木の良し悪しがわかりません。見分けるには、時間をかけた経験が必要なのだとか。田中さんも、20代の頃から同じくたんす職人であった父に付いて行き、木の買い付けを学んでいたと言います。良い材料がなければ、良いたんすはできません。

一から手作りで作る桐たんすは、お客さんの要望に応えながら作ることがほとんど。「職人と作家は違います。お客様のご注文通りのものを作るのが職人だと思います」と、田中さん。

話を聞いて、安藤桃子も制限があることの大切さについて、「その中でいかに自由に泳ぎきり、その先に行けるか。それしかないと思いますね」とコメントしました。なかなか縁遠い職人の世界ですが、根底にあるのは、作ったものを使う人を想う気持ちのようです。

【関連サイト】
「MAGAZINE HOUSE RADIOFAST」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/radiofast/pc/

「日本で一番家具のことを考えた」松岡茂樹 日本一の家具職人になるまで(2016年03月31日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/03/post-1285.html

世界で一着、オートクチュールのファッションショー(2016年05月30日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1676.html

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