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日本初のアニメーション映画『桃太郎 海の神兵』、アメリカで公開へ

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ファニメーション・エンターテインメントは、日本初の長編アニメーション映画『桃太郎 海の神兵』(瀬尾光世監督作品)の北米での権利を取得した。

『桃太郎 海の神兵』は、1944年に松竹株式会社によって製作されたプロパガンダ映画であり、1945年、終戦を迎える最後の数ヶ月間に公開された。ファニメーションらの支援により、松竹は74分間の白黒映画を完全修復し、公開に先立ってカンヌ国際映画祭のクラシック部門に出品した。

松竹との契約で、ファニメーションはアメリカおよびカナダ国内での劇場、デジタル、ホームビデオの独占販売権を取得している。

「瀬尾光世は日本のアニメーション産業の発展において重要な人物であり、今回、彼の最も有名な作品の一つである『桃太郎 海の神兵』の修復によって高い評価を得ました」とファニメーションの創立者でCEOのゲン・フクナガは語った。「この素晴らしい白黒映画はおよそ5万枚のセル画によって創り出され、同時代に作られたディズニーのいかなるクラシック映画にも匹敵する素晴らしいアニメーション、音楽、そしてエンターテインメントを提供しています」と続けた。

瀬尾監督は、桃から生まれた少年が動物の仲間とともに鬼に立ち向かうという、日本のおとぎ話の「桃太郎」をベースに物語を制作した。映画の中では、桃太郎とその仲間は海軍のパラシュート部隊、鬼たちは連合軍になっている。

太平洋戦争中、パラシュート降下ミッションの直前、南太平洋にある彼らの基地に向かう前に、仲間である猿、犬、キジ、熊は部隊とともに休暇で家に戻る。その後、桃太郎によって先導されたパラシュート部隊は、短時間で鬼たちを征服する。鬼たちは桃太郎に無条件降伏し、南太平洋に平和が戻る。

『桃太郎 海の神兵』は日本の海軍省による支援を受け、日本のアニメーションのパイオニアである政岡憲三(影絵を担当)を含む70人のスタッフによって制作された。数ヶ月後に敗戦を迎える当時の日本では、大部分の国民が必死に戦争と格闘していたため、本作品はわずかな劇場だけで公開された。

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