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テレビで“数字を持っている”二世タレントの条件とは?

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 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、最近いろんな番組で引っ張りだこの二世タレントを分析。

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 6月8日オンエアの『一周回って知らない話』(日本テレビ系)で高畑裕太くんと共演。あまりにも背が高くなっていて、同時にイケメンにもなっていたので驚いてしまった。現在181センチだそうだ。

 彼が「高畑淳子の息子」ということで『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に初出演してくれたのは5~6年は前だっただろうか。まだ芸能界入りしていなかったうえに、小柄でぽっちゃりとした男の子という印象だった。

 母の高畑淳子さんと共に出てもらったこともあり、シングルマザーの高畑さんとヤンチャな一人息子の裕太くんとの会話は視聴者にも好評だった。

 そんな彼が芸能界入りしたと聞いたときは、「何するの?」「大丈夫?」と心配したものだが、いまは石井光三オフィスに所属。磯野貴理子の元夫であるマネジャーが懸命に売り出しにかかっている。

 主演タイプではまだないが、青春群像劇の五番手ぐらいに居るとハマるタイプ。二世ならではの天然タイプなので、バラエティーでも重宝。『一周回って~』でも、時折、突拍子もない感想コメントを放ち、司会の東野幸治やパネラーのビビる大木らのツボに入っていたように思う。

 そんな高畑と“W裕太”として出演することもあるのは渡辺徹・榊原郁恵の息子で、現在『news every.』(同)の16時台でリポーターをしている渡辺裕太だ。デビュー時の郁恵ちゃん=母にソックリで、これまた二世ならではの呑気なタイプ。でも、共演者らに「裕太くん」と呼ばれ、ツッコまれたり、いじられたりして活きる彼もバラエティーで活躍中。親子共演はナシと聞いていたが、母がレギュラー出演している『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)で母の監視下でVTRに出演。“共演”を果たしている。

 高畑裕太や渡辺裕太のように、親と似ている二世にはとにかく数字がある。日本テレビが行った「家族ウィーク」での『~御殿!!』に登場した関口アナムと匠という初登場の二世には「数字があった」とスタッフ内で評判となった。

 アナムと書いて「あなん」と読ませる関口アナムの父は写真家の関口照生氏で母は女優の竹下景子。彼は母似で、いかにも、いい家に育ったという、おっとりした顔立ち。

 匠は張りのある大きな声も濃いめの顔も父親にソックリ。俳優の志垣太郎の息子で、テレビ初登場だった。

 その関口アナムは現在、『僕のヤバい妻』(関西テレビ・フジテレビ系)で、ヒロミと松本伊代の息子で俳優の小園凌央と共演している。

 昨今、フジテレビは“朝ドラ出身者”と“二世”を多くキャスティングし、少しでも視聴率アップを図ろうとしているように見える。関口も小園もチョイ役なのだが、この先またドラマからお声がかかるかもしれない。

 ちなみに、長いこと夫婦共演がNGだったヒロミと松本伊代には“考え”があるようで、いまのところ息子との共演はNGだと聞く。

 また、「二世くくり」がNGだという俳優や歌手もいる。現在、『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)で大注目されている若き演技派俳優、大賀は、『愛という名のもとに』(フジテレビ系)の“チョロ”こと中野英雄の次男だが、親子共演はおろか、いわゆる“二世大会”には出てくれないらしい。

 二世がなぜこうも人気なのかというと、血縁を重んじる国民性がある日本人で特に年配女性=おばさんたちは、「お父さんにソックリね」「お母さんに似てきたわね」という会話が大好物。かつての若貴ブームもそうだったし、家系図がスラスラ書けるような歌舞伎役者だったり、芸能人ファミリーが大好きなのである。

 実はワイドショーでも“家系図”に数字があると言われており、先日、和田誠さん・平野レミさん夫妻の息子でミュージシャンの和田唱と結婚した上野樹里の芸能ニュースでは、音楽関係の仕事をしている上野の二人の姉を含め、多くの番組が家系図を出していた。

 柄本佑と安藤サクラの結婚により、柄本明ファミリーと、奥田瑛二ファミリーは同じ家系図に記されることとなったのだが、ここは全員が人気者になりすぎて、やはり“二世大会”には出てくれない人たち。

 このように、あまりに高嶺の花となってしまう二世はやや残念な気もするが、あまりにも親子共演が多かったり、二世くくりに出過ぎてしまうと、“お値段”が下がってしまい、数字が離れていってしまうというのも事実。

 その意味でスレスレのところにいるのが高橋英樹と高橋真麻だろう。親子でテレビ番組の司会をしたり、CМにも共演。父がイベントに出演すれば、必ず「娘の結婚について」リポーターから聞かれ、娘が出てくれば、その結婚について「ご両親はなんて言っているのか」を聞かれる。ワイドショーの芸能コーナーではいまだに数字がとれる“やりとり”なのだが、真麻がこれ以上このネタで引っ張り続けるといかがなものか。そろそろ潮時ではないかという気がしてならない。

 こうした“ファミリー”のおいしさをもっとも知っているのは石田純一ファミリーで、東尾修さん、東尾理子、そして“変則”ではあるが、いしだ壱成、すみれ、そして理汰郎くんに至るまで“二世”がさまざまな場面で家族の話をしてくれるので、いまだに視聴者に飽きられていないのがすごい。

 視聴者にありがたがられながら、決して“バーター”出演ではなく、双方が活躍していて、互いのプライベートな話もOKで、豪邸にもカメラを入れさせてくれる…というのが、数字を持っている“二世”の条件。

 実は芸能界ではすでに“三世”つまり、有名人の孫たちがプチブームになっていて、負けていられない新人二世の所属事務所は戦略作りに躍起だと聞く。さて、次に来る二世は誰だ?

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