ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

マイナス金利時代の住宅ローン[4] 借り換えの手続き5つのポイント

DATE:
  • ガジェット通信を≫

日銀がマイナス金利政策を導入したおかげで、住宅ローン金利が「これでもか!」というくらい下がっている。変動型は0.5~0.6%台が当たり前。10年固定型も1%を切るケースが大半だ。ひと昔前に2%以上の金利で借りた人にとっては、まさに「借り換え時」といえるかもしれない。でも、借り換えにはいろいろと面倒な手続きがありそうだ。

ポイント(1)金利や諸費用を比べて借り換え先を絞る

住宅ローンを借り換えるには、まず借り換え先の銀行の目星をつけることから始める必要がある。最近は借り換えに力を入れる銀行が多く、借り換え専用に金利を優遇するケースも。金利の比較はもちろんだが、手数料や保証料などの諸費用や、医療保険などの付帯サービスなどもチェックしたい。銀行のWebサイトで借り換えシミュレーションができるところも多いので、試算してみるのもいいだろう。

試算するときには、今借りている住宅ローンの借入残高や金利、残りの返済期間の情報を入力する。これらは実際に借り換え手続きをするときにも必要なので、銀行から送られてくる返済予定表で確認を。ネットバンキングを使える環境なら、Webサイトで確認することもできるはずだ。

ポイント(2)本申し込みの前に今借りている銀行に連絡

借り換え先の候補が絞れたら、さっそく申し込む。この段階ではまだ仮申し込みなので、証明書類などは提出しなくてよいが、借りているローンのほかに職業や年収、自宅の築年数や広さといった情報が必要だ。ネットから申し込める銀行が多いが、相談を兼ねて店頭に足を運んでもよい。その際は事前に予約を入れておくとスムーズだ。

仮申し込みの審査結果は1週間程度で通知される。審査に通れば本申し込みに進むわけだが、借り換えの場合はその前にすることがある。今借りている銀行への連絡だ。

銀行に連絡するときは、「借り換えを検討しているのですが」と正直に告げよう。銀行側は「どこの銀行に借り換える予定か」「すでに借り換え先に申し込んだか」などと聞いてくるはずだ。銀行によっては借り換えを引き止めようと、「金利を引き下げてもよいですが」と言ってくる場合もあるだろう。もし相手が好条件の金利を提示してきたら、借り換えを取りやめて金利を下げてもらってもいい。そのほうが手間も少なく借り換え費用をかけずに金利を下げられて、メリットが大きいかもしれないからだ。

ポイント(3)本申し込みでは収入証明や自宅の登記簿謄本などが必要

最終的に借り換えることに決めたら、借り換え先に本申し込みを行う。その際には免許証などの本人確認書類や住民票、印鑑証明書のほか、源泉徴収票や納税証明書など収入を証明する書類、自宅の登記簿謄本や検査済証、売買契約書、今借りている住宅ローンの返済予定表や返済口座の通帳などが必要だ。

本申し込み後の本審査は2週間前後かかるのが通常だが、仮審査の内容に変化がなければそのまま通ることが多い。ただし、自宅が建築基準法違反であることが発覚したり、団体信用生命保険の審査に通らなかった場合などは本審査で落とされることもある。

ポイント(4)諸費用は新規借り入れと基本的に同じ

本審査に通ればいよいよ契約だ。その際に諸費用を支払うことになるが、かかる費用は新規に住宅ローンを借りる場合と基本的に変わらない。抵当権を設定するときの登録免許税や、手続きを代行する司法書士への報酬、銀行(または保証会社)に支払う手数料、保証料、契約書に貼る印紙代(印紙税)などだ。

借り換えの場合は新規で借り入れるときより借入額が少なく、返済期間が短いケースが多いので、登録免許税や保証料は低めになるが、それでも数十万円はかかると考えたほうがよい。特に保証料は金額が高いので、一括払いが難しい場合は金利に0.2%程度上乗せして毎月支払う方法も選べる。また、諸費用を借入額に含めて借り換えられるケースもあるので銀行に相談してみよう。

ポイント(5)抵当権抹消の際には銀行へ出向く必要がある

契約が済めばあとは融資が実行されるだけだが、この実行の手続きが少し面倒だ。というのも、今まで借りていた銀行のローンを完済して抵当権を抹消し、新しい借り入れ先が抵当権を設定して融資の実行を受ける手続きを同時に行う必要があるからだ。

実際の手続きは司法書士が行う。新しい借り入れ先が指定した司法書士が、今までの借り入れ先から抵当権抹消に必要な書類を受け取り、登記所で抹消と設定を同時に登記する。ただ、抵当権抹消の書類受け取りの際に、借りていた本人の立ち会いを求められるのが一般的なので、平日の昼間に銀行に出向かなければならない。

ちなみに今まで借りていた住宅ローンの保証料を一括払いしていた場合は、借り換えで全額繰り上げ返済したときに残りの返済期間分の保証料が払い戻される。ただ、戻ってくる額は意外と少なく、返済開始から5年ほどで当初の半額ほどに、10年後だと3割ほどになるケースが多い。あまりあてにしないほうがいいだろう。
元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2016/06/112018_main.jpg
住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

関連記事リンク(外部サイト)

マイナス金利時代の住宅ローン[3] 金利が下がる条件と期間に注意
注目! 住宅エコポイント復活とフラット35S金利引き下げ幅拡大
マイナス金利時代の住宅ローン[1] 変動と固定、結局どれだけ違うの?

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
SUUMOジャーナルの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP