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『笑点』司会人事 歌丸、円楽、昇太の3人が隠し通せて満足気

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 国民的関心事となった『笑点』(日本テレビ系)の大喜利新司会者発表。本誌は「三遊亭円楽(66)に当確」、と報じてきたが結果は春風亭昇太(56)というサプライズ人事だった。取材を進めると、「本命・昇太」隠しのカモフラージュとして「本命・円楽」が使われたようにも見える。日テレの他番組も「円楽推し」を強力にサポートしていた。

 これに対して笑点関係者は胸を張って反論する。

「『新司会・昇太』と報じられないために、番組として何か手を打ったということはありませんよ。週刊ポストさんをはじめとする各メディアが様々な憶測記事を報じてくれたおかげで、うまくカモフラージュできました(笑い)。ポストさん、ありがとうございます」

 ちなみにこの関係者は、本誌が後継者探しで取材した際には、「みなさんが予想している方が、新しい司会になるんじゃないかな」と囁いていた。思わず「昇太は予想しないだろ!」と叫びたくなったが、すべて後の祭り。この囁きにまんまと踊らされ、正直ぐうの音も出ない。また一部の誤報記者たちからは“後出しジャンケン”の声まで聞こえてきた。

「円楽はメンツにこだわるタイプではないし、責任のない自由なポジションのほうが活躍するでしょう。まあ冷静に考えれば、昇太しかいなかったかな」(ワイドショー芸能デスク)

 こんな負け惜しみを叫ぶ彼ら同様、本誌も誤報を打ってしまったのは紛れもない事実で、やはり大いに反省しなければならない。

 本誌では「第三者」に、この誤報について“精査”してもらった。上智大文学部新聞学科・碓井広義教授(メディア論)が言う。

「今回は司会者が誰なのかを言い当てるのは難しかった。私自身も円楽さんかな、と思ってましたし(笑い)。ポストさんを含め、各メディアが円楽さんで決まりだと思うのは当然のことです。むしろ、その一枚上手をいった日テレさんに座布団一枚ですね」

 一方で芸能ジャーナリストの二田一比古氏は本誌をこう叱る。

「すでに円楽ムード一色だったわけですから、『このまま円楽で決まりのわけがない』という視点を持たないと。やはり裏の裏を読むのが週刊誌の仕事でしょう。それに演芸の専門記者も置いていないのに、急に核心の話が取れるわけない」

 キツ~い糾弾はまだ終わらない。当事者である前司会者・桂歌丸師匠(79)もこう高笑いする。

「あの人(円楽)の言ったことを信用するからいけないんですよ。あの人の言ったことは全部裏へ裏へと取らなきゃダメですよ、ウェッヘッヘ。そもそも次が昇太だということは、誰も知らなかったですからね。知っていたのは私だけ。『次は昇太さんでどうでしょう』とこっちから日テレに相談して、色々と話し合って、それで『(昇太で)いいでしょう』ということになったんです」

 新司会者となる昇太も本誌直撃に舞台裏について教えてくれた。

「発表のだいぶ前からメンバーの皆さんには、(私が新司会者だと)連絡は入っていたはずです。だから円楽師匠が『次は俺じゃないか』みたいなことを言っていたのは、わざとやってくれたんだろうと思いますよ」

 司会の座を逃す形となった円楽はこう笑う。

「ずっと(昇太が司会だと)黙ってるのは辛かったけど、最後は面白くなってね。ふざけて『次の司会です』とか言うとウケるし(笑い)。あっ、世間は案外、オレのこと見てくれてるんだって嬉しかった。だから(ポストは)謝ることないだろう」

 微妙に食い違う部分はあるが、3名とも最後まで隠し通した満足感に溢れた受け答えだった。

 本誌はこうして日テレや出演者の思惑にまんまとハマり、「大誤報」を流してしまったというのが事の顛末である。読者の皆様、どうもすみません!

※週刊ポスト2016年6月10日号

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