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イチロー支える無名ブランドのスパイクをマ軍若手が続々注文

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 メジャー通算3000本安打まであと40本(5月25日現在)。マーリンズ・イチロー(42)が往年の輝きを取り戻してヒットを量産している。

 21日は4安打を放ち、「42歳以上での1試合4安打はピート・ローズ以来」と騒がれたが、何とその2日後にも4安打の固め打ち。日米通算安打ではローズ氏の記録(4256本)に、あと18本と迫っている。

 マーリンズ外野陣の層の厚さはメジャートップクラス。そのため開幕当初はベンチを温め続け、「代打の代打」を出される屈辱も味わった。しかし主力のケガで出場機会が増え、存在感は増す一方だ。

 ヤンキース時代は「限界説」が囁かれたが、今シーズンはかつての体のキレと正確無比のバットコントロールを取り戻しているように見える。

 復活の原動力の一つと見られているのが、昨年から導入した「秘密兵器」の存在だ。

 イチローはオリックス時代からアシックスのスパイクを愛用してきた。日本が世界に誇るシューズメーカーの提供するスパイクはシーズンごとに軽量化され、足で安打と盗塁を稼ぐプレースタイルを20年近く支えていたのである。しかしマーリンズ移籍を機に、イチローは「ビモロ」という無名メーカーに履き替えたのだ。

「『ビモロ』は『初動負荷トレーニング』という理論を唱えるスポーツトレーナー・小山裕史氏が作ったシューズブランド。小山氏はイチローのトレーニングを長年バックアップしてきた人物で、彼のスパイクにイチローはすっかり惚れ込んでしまった。

 踵から爪先への体重移動をスムーズにする工夫が施されていて、一般的なスパイクの歯は6本から9本ですが、『ビモロ』は13本もあるのが特徴です。イチローの影響で、マーリンズの若手選手がこぞってオーダーしています」(スポーツ紙メジャー番記者)

『ビモロ』を愛用し、50歳まで現役で活躍した元中日の野球評論家・山本昌氏がいう。

「僕も開発に関わったのですが、下から突き上げるように足をサポートしてくれるので疲労が溜まらない。ケガが怖いベテランに適しているスパイクなので、イチロー選手が選んだのもよくわかります」

 目前となった大記録達成。「日本発のテクノロジー」の貢献も大きいようだ。

※週刊ポスト2016年6月10日号

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