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Raphael ラストツアー開幕「Raphael史上一番のライブを約束する」YUKITO生誕祭も 解散公演は華月の命日10.31-11.01

Raphael ラストツアー開幕「Raphael史上一番のライブを約束する」YUKITO生誕祭も 解散公演は華月の命日10.31-11.01

 華月(g)の17回忌、メンバー邂逅20周年(結成からは19年)という節目の年を迎えたヴィジュアル系ロックバンド Raphael。12年振りの復活ライブから約3年半、4月7日 渋谷TSUTAYA O-EASTでのワンマンライブで解散を発表した彼らが、最後のツアー【Raphael Live Tour 2016「癒し小屋」】を5月23日 横浜Bay Hallにてスタートさせた。

<終幕の報せに号泣……あれから1か月半の時を経て開幕したラストツアー>

 渋谷TSUTAYA O-EASTでのワンマンライブ(http://bit.ly/27CWPRH)で「少年だった僕の夢は……今年の活動で終わりを迎えます。それと同時に同じ夢を描いた4人が集まって結成されたバンド、Raphaelも終幕を迎えます」と、YUKITO(b)の口から告げられたRaphaelの解散。メジャーデビュー、初の日本武道館、リーダー華月の死、12年にもわたる活動休止期間、賛否両論も巻き起こる中で開催された再演ライブ等々、約20年間にわたってメンバーと苦楽を共にしてきたファンの中には、その終幕の報せに号泣する者たちも勿論いたが、あれから1か月半……横浜Bay Hallの会場には笑顔を覗かせながら、Raphaelのファイナルミッションを最後まで見届ける、最後まで堪能すると言わんばかりにハイテンションな人々の姿で溢れ返り、その光景を目の当たりにしたメンバーたち(サポートの咲人(ナイトメア)含む)も「かかってこいやぁぁ!!!!」と序盤からエモーションの限りを尽くし、凄まじい熱量と狂乱を生んでいく。

<「Raphael史上で一番熱いライブをやってみせると約束する」>

 また、最初のMCでYUKI(vo)は、Raphaelの歴史に深く関わってきたサポートキーボーディスト・もっちゃん(坂本正利)について言及。同ツアーへの参加が容易ではない状況を説明しつつも、「すごく苦しいし、悔しいし、何より我々には時間がないから、少しでも早く、そしてたとえワンフレーズでもいいから何とか弾かしてあげることが出来ないかなと思って頑張ってるんですけど……でも時間の許す限り、目を背けないし、諦めないし、ひとりでも多くの人に納得してもらえたり、ホッとしてもらえるような形を目指して頑張るので、本当に情けない話で申し訳ないんですけど、少し見守っていて下さい」と誠意を持って伝えていく。そして「代わりにというのも変な話だけど、Raphael史上で一番だったんじゃないかとみんなが口にしてくれるぐらいの、最高に熱いライブをやってみせると約束するから、どうか心の底から、今日は今日のみんなとしか創り出せないこの時間を、瞬間たちを、幸せたちを一緒に噛み締めてやってください。よろしくお願いします!」と全身全霊のアクトを繰り広げた。

 なお、同公演はYUKITOの誕生日当日だったのだが、日付が変わる1分前にチーム全員宛に「おめでとうとか、そういうのいいからね」とわざわざメールしていたことをYUKIが暴露! その甲斐あってか(?)ライブ終盤ではメンバーとファンがサプライズで「ハッピーバースデートゥーユー」を演奏&合唱し、スタッフの白塗りジョニーがバースデーケーキを運んでくる、ほっこりする場面もあった。

<「絶対に逃げないから、信じてついてきて下さい」>

 同ツアーは7月24日 福岡・DRUM LOGOSまで全国各地で展開されるゆえ、各公演を楽しみに待っている人たちの為にセットリストや演出など詳細は伏せるが、先日のO-EAST同様、YUKIが「音だけは絶対何が何でもつれていく」と華月のギターを演奏。

 また、「活動休止の理由が決して明るいものではなかったから、どのタイミングでどの音を奏でても悲しみがついてくる人もいるかもしれないけれど、それでも勇気を持って過去を振り返ってもう一度向き合ってみると、悲しいだけではなく楽しかった事もたくさん蘇ってくるんだよね。何かひとつでも、一瞬でもいいからそういうキッカケになれるんだったら、Raphaelの音楽はきっと生き続けていくと思うのね。だからこそ痛みからも苦しみからも目を背けないで向き合っていくから、勇気を持って奏でていくから、時間が許す限りRaphaelは歩みを止めないで前を向いて進み続けていくから、絶対に逃げないから、信じてついてきて下さい」と語っていた通り、今回のツアーにはRaphaelとそのファンへの愛が満ち満ちている。

 最後だからこそまだ見ぬ可能性を追い求めていく。全てを終えたときに後悔など残さぬよう、今のRaphaelがやれることは全て形にしていく。そんな気概を最初から最後まで感じさせたままラストツアー初日は幕を閉じた。

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