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「映画という芸術のなかの何かが身体に入ってくるような映画」リリー・フランキー15年ぶりの単独主演作『シェル・コレクター』

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リリー・フランキーさんが15年ぶりの単独主演作で盲目の貝類学者に挑んだ『シェル・コレクター』。アメリカ文学会の寵児アンソニー・ドーアの原作を元に、貝が魅せる螺旋の美しさ、沖縄の海と空の雄大さ、雄大な自然の前でちっぽけな人間はどう生きていくのかを描いた意欲作です。

『シェル・コレクター』ストーリー
貝の美しさと謎に魅了され、その世界で名を成した盲目の貝類学者(リリー・フランキー)は、沖縄の離島で厭世的生活を送っていた。しかし、島に流れ着いたいづみ(寺島しのぶ)の奇病を偶然にもイモガイの毒で治してしまい、それを知った人々が奇跡的な貝による治療を求めて次々と島に押し寄せる。

いづみと同じ謎の奇病を患った少女・嶌子(橋本愛)の治療を望む者、奇跡を起こした父の噂を聞きつけやってくる疎遠だった息子・光(池松壮亮)。人との関わりを避け続けてきた学者の静かだった生活は一変する。イモガイの毒は果たして奇跡的な薬なのか、それとも毒に過ぎないのか。蔓延する奇病は、自然が人間に与えた警鐘なのか。そんな疑問の中、孤島近くの火山は静かに活発化していく……。

主演のリリー・フランキーさんのほか、池松壮亮さん、橋本愛さん、寺島しのぶさんという個性派豪華キャストが集結した本作。Blu-ray、DVDが9月2日よりリリース。セル版DVD/Blu-rayには初出しのメイキングなど、ここでしか観られない映像特典が収録されています。

デビュー作『美代子阿佐ケ谷気分』が各国の映画祭で絶賛を受け、本作を手掛けた坪田義史監督とリリーさんのコメントは以下のとおり。

【坪田義史監督 コメント】
海外の文芸作品を脚色して日本の聖域・沖縄で撮影した稀有な作品です。
盲目の貝類学者が、自然の中に身を委ね、見えないからこそ自然の本質を感知し、手探りで一筋の光を探すような、寓話と現実の境界なき世界観を表現したいと思いました。
主演のリリー・フランキーさんが水中に佇むシーンは、極力CGに頼らず、生身の身体が海中を彷徨い、盲目の学者の深層心理のような異世界を描けたと思っています。
センス・オブ・ワンダー!(自然などからある種の神秘、不思議さを感じ取る感性)
この示唆に富んだ作品を是非とも手に取って感じ観て欲しいです。

【リリー・フランキー コメント】
物語で感動を届けることよりも、観る人に映像の断片を“感じて”もらえるようなアー卜・フィルムの実現を目指す。そんな監督の気概に打たれて出演を決めました。エンターテインメント性の高い作品が流行る時代に、こういう映画は稀ですし、だからこそ必要じゃないかと。リアルか否か、泣けるか笑えるか、ではなく、映画という芸術のなかの何かが身体に入ってくるような映画です。劇場でご覧になれなかった方にも、DVD&Blu-rayでこの作品に触れ、1つの映像や、一行でも良い台詞に出合って頂ければ幸いです。


『シェル・コレクター』2016年9月2日(金)リリース
シェル・コレクター DVD(1枚組) 価格:¥3,800 (本体)+税
シェル・コレクター ブルーレイ(1枚組) 価格:¥4,700 (本体)+税

(C)2016 Shell Collector LLC(USA)、「シェル・コレクター」製作委員会

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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