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専門家が注目する自動ブレーキ ベスト3

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 モテ車を解説する「週刊ポスト」連載の「死ぬまで カーマニア宣言!」。これまでにクルマを40台買ってきたフリーライター・清水草一氏(54)が、昨今の自動車業界のトレンド・自動ブレーキについて専門家の意見も聞きつつ最新事情を解説する。

 * * *
 ご同輩諸君。身体・頭脳ともに衰えが隠せない我らオッサン世代である。皆さん次にクルマを買う時は、是が非でも自動ブレーキ付きのクルマにしようと考えているに違いない。

 今度新車を買うなら自動ブレーキ付きにしたいわけだが、いったいどのメーカーの自動ブレーキの性能がいいのか? 目を皿のようにしてカタログを比較すればある程度のことはわかるが、実際どうかは我々自動車ライターもお手上げ。なにしろ1台1台ぶつけて確かめてみるわけにもいかないので、公的機関におまかせするしかない。

 テストはJNCAP(独立行政法人自動車事故対策機構)が行なっていて、1台ごとに採点されている。それを見ると、46点満点(昨年度まで)で7点台から46点まで、成績にものすごい差がある。「自動ブレーキが付いてれば安心」と思い込むのもまた、大きな勘違いなのである。

 コストも問題だ。自動ブレーキには軽自動車用の4万円程度のものから、レクサス・LSの100万円まで、これまたものすごい差がある。しかも、100万円のレクサス・LSよりも、10万円のスバル・アイサイトの方が高得点だったりする。また、輸入車はまだほとんどテストが行なわれていない。

 そこで、自動ブレーキに詳しい交通コメンテーターの西村直人氏に話を聞いてみた。

「東大卒だから優秀とは限らないのと一緒で、あのテストだけでは性能は測れません。歩行者を認識できる自動ブレーキも出ていますが、それがテスト項目に入ったのは今年4月から。公表は次回以降です」

 氏によれば、コストとの兼ね合いもあるので、クルマの使い方によっても最適な自動ブレーキのチョイスは違ってくるという。チョイ乗り主体の奥様から高速道路でのロングドライブ好きなオトーサンまで、使い方も千差万別だからだ。

 というわけで、西村氏が評価する自動ブレーキをランキングにしてもらった。諸兄の参考になれば幸いである。

●1位:スバル『アイサイト Ver.3』
 なんだかんだいってもACC(※)まで付いて実質10万円はスゴイ。しかも、搭載車の事故低減率は約6割と、こちらもダントツの実績を誇る。

【※ACC=アダプティブ・クルーズ・コントロール。センサーで前走車を捉え、認定可能速度を上限にアクセル操作やブレーキ操作を自動的に行ない、追走する快適装備】

●2位:メルセデス・ベンツ『プレセーフブレーキ』
 わかりやすい警報音でドライバーへ積極的に注意を促すのが欧州流。20万円するが200km/hまで対応(ただし減速のみ)するのがスゴい。

●3位:スズキ『デュアルカメラブレーキサポート』
 7万円で得られる安全性能としては世界一のコストパフォーマンス。さらに近い将来は、ACCが追加されるかも。軽自動車を買うなら断然オススメ!

※週刊ポスト2016年6月3日号

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