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相続放棄と相続分の放棄はどこが違うの?

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Q.

 Wが死亡し妻Xと子Y及びZが相続しましたが、Zは相続放棄をしました。また、甲が死亡し妻乙と子丙及び丁が相続しましたが、丁は相続分の放棄をしました。

 それぞれの相続分などはどのようになるのでしょうか?Wも甲も借金を残して死亡しています。

(1)Xと乙は3分の2、Yと丙は3分の1を相続し、丁は相続債務を負担する。
(2)X、Y、乙および丙は、それぞれ2分の1を相続し、丁は相続債務を負担しない。
(3)XとYは2分の1、乙は3分の2、丙は3分の1を相続し、丁は相続債務を負担する。

A.

正解(3)XとYは2分の1、乙は3分の2、丙は3分の1を相続し、丁は相続債務を負担する。

 Zは相続放棄をしていますので、最初から相続人でなかったものとみなされます(民法939条)。
 したがって、Wの相続人は妻Xと子Yであって、民法900条1号によって、それぞれ2分の1の相続分となります。
 また、相続放棄をしたZは最初から相続人でないのですから、相続債務を負担することはありません。

 丁は相続分の放棄をしていますので、相続人との地位を有したままで自己の相続分のみを放棄していることになります。
 放棄された相続分は、民法252条によって分配されますので、丁が放棄した4分の1は、2対1の割合で乙と丙に帰属する結果、乙は3分の2、丙は3分の1の相続分となります。

 そして、相続分の放棄をした丁は、相続の放棄と異なって、相続人ですから相続債務を免れることはできません。

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