夕方から呑める?! 六畳一間の「甘栗と美味やすらぎ処」って……
みなさん、はじめまして。
シャンパンとディープな雰囲気のお店が大好物の、メシ通レポーター泡太郎です。
今回ご紹介するのは、福岡でも人気の飲食店がひしめく警固エリアで一際異彩を放っているお店「美登屋」。
場所は、警固交番を背にして真正面の雑居ビルの1階。
台湾の人気観光スポット「九份」を思わせる外観が特徴的。
よ〜く見ると、暖簾には“甘栗と美味やすらぎ処”の文字が……。これだけ見ると、甘味処??と思うかもしれませんが、明らかに酒場臭を発していますね〜。ということで、いざお店の中へ!!
おおぉ〜、ワイングラスやら焼酎やら洋酒やらが所狭しとズラ〜リ。
やはり、ここは酒場だった!!
すると、奥から「イラッシャ〜イ」と甘ったる〜い猫なで声が。
はい、セイさんです!!
彼女こそが6畳一間、L字カウンター8席のみの、この超小箱を一人で切り盛りしている女将・セイさん。甘ったる〜い猫なで声とあったか〜い笑顔が、なんとも魅力的。
以前は、近くで甘栗やパン、スイーツを売るお店をやっていたそうですが、6年前の移転をきっかけに、大好きなワインを出したいと思い、今のような形態にシフトチェンジしたそう。
因みに、その時と屋号が同じなので、同じ暖簾を使っているのだと(暖簾の謎が解けました)。
とりあえず、ビールを注文すると、「そこの冷蔵庫から缶か瓶、好きなの取って〜」と。いかんせん店が狭いので、ビールはセルフサービス。牛乳も仲良く一緒に冷やしています。
料理はというと、壁に貼られたメニューと黒板を見てビックリ!
ポテサラからパスタ、天ぷら、カレー、焼きビーフンまで、とにかくボーダーレス!なんでもあり!!
明らかに、店のサイズとメニュー数のバランスが合っていない!!
「お客さんのリクエストに応えていたらだんだん増えていったの〜。他に食べたいのがあったら、材料があれば作るわよ〜」とセイさん。
(まだまだ増えそうです)
あと、こんなのもありました。300円〜だそうです。
セイさんに、このお店の形態って何になるんすかね〜と尋ねたところ、
「う〜〜〜ん……ショットバー!?」
だそうです。
次第に大皿料理がカウンターの上に並んでいきます。
その中から、「麻婆豆腐」と「煮込みハンバーグ」をオーダー。
こちらは、「煮込みハンバーグ」(600円)
ウマい!!
なんだか懐かしいホッとする味わいで、具材のカットも大きくて食感もごろごろしている。
セイさん曰く「細かくカット出来ないの〜」だそう。
だんだんとお客さんが増えてきて、開店から1時間後の17時をまわった頃には、8席の内、既に5席が埋まってきた。かなり人口密度が高くなっている。
その後も、常連さんらしき人たちが店を覗いては、その盛況ぶりに“また後で来る”的なジェスチャーをして帰っていかれていたので、一旦退席。とにかく狭いのである。
そして、2時間後の7時過ぎ。外から見ると、ちょっと落ち着いている感じだったので、本日2度目の入店。
先程もいらっしゃった、常連のハマさんと、そのお知り合いの有馬さん。ずっとワインを飲んでいたそうで、かなりご機嫌な様子。
もちろん、セイさんも。
ここで、セイさんおすすめの「チーズたっぷりリゾット」(800円)をオーダー。
これまたウマい!チーズがたっぷりなのに、しつこくなく軽い。
かなりのボリュームでしたが、持ち込んだシャンパン(持ち込み料金1本1,000円)とともに、ペロッと完食。
おっと、ブレてしまいました……スミマセン。
まだまだ他の料理も食べたかったけど、シャンパンとハマさんにご馳走いただいたワインが徐々にまわってきたので、ここでオーダーストップ。
短い時間だったけど、ゆる〜りとした楽しいひとときを過ごせました。わかったのは、美味しい料理はもちろんだけど、セイさんとの心やすらぐ楽しい時間が「美登屋」の一番の魅力なんだなということ。
今度は、もう一つのセイさんおすすめ「赤なべ」を食べながら、楽しい時間を過ごしに来たいと思います。
あっ、そうそう甘栗もこっそりと販売していました。(100グラム250円で量り売りOK)
甘味処??と思った「美登屋」は、
確かに“甘栗と美味やすらぎ処”でした。
お店情報
美登屋
住所:福岡県福岡市中央区警固2-14-5
電話番号:092-752-8640
営業時間:16:00〜24:00(LO23:00)
定休日:不定
※価格はすべて税込みです
書いた人:
泡太郎
福岡を拠点に、フリーでセールスプロモーションに関するプランニングや、広告全般の制作のディレクションを行なっている。とにかくシャンパンが大好きで、夢は、フランス・シャンパーニュ地方でシャンパンを造ること。
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