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FM802 DJ鬼頭由芽による「Rockin’ Radio!」ライブレポートが到着!

FM802 DJ鬼頭由芽による「Rockin’ Radio!」ライブレポートが到着!

 5月15日、大阪城音楽堂でFM802による春の恒例イベント【Eggs presents FM802 Rockin’ Radio! -OSAKAJOH YAON-】が開催された。雲一つない晴天の下、Tシャツ姿ですっかり夏の装いの観客たちも、かき氷を食べたりビールを飲んだり、思い思いに初夏の野音を楽しんでいる。野外ライブとしては最高のシチュエーションでの開催となった。

 まずは事前投票で選ばれたオープニングアクト二組が登場。
 一組目は七月にメジャーデビューを控えるShout it Out。デビューシングルとなる新曲「青春のすべて」も聞くことができ、山内彰馬(vo,gt)の青空を突き抜けるような歌声が一日のスタートを勢いづける。続く二組目はBrian the Sun。こちらも六月発売のメジャーデビューシングル「HEROES」をライブ初披露。発売前の新曲ながら既に客席からは一緒になって歌う声も聞こえ、地元での人気ぶりが窺える。二組とも開場中の演奏だったものの、ライブハウスのような熱気を作り上げ、大阪が誇る若手の勢いを見せつけた。

 すでに温まった会場をさらにヒートアップさせたのはトップバッター、WANIMA。明るい陽の光にKENTA(vo,ba)の蛍光グリーンのベースがよく映える。一曲目はイベントの幕開けにふさわしく「ここから」でスタート。「今日は座席があってモッシュできないから、みんな手でモッシュ!手でモッシュな!」と手を頭上でひらひらさせながら観客を煽る。威勢の良いトークで笑いを誘い「朝イチから見た目も喋りもウザいと思いますがごめんなさい(笑)」とMCでもばっちり盛り上げてくれるのが彼ららしい。「いいから」では「大阪気持ちよくするから」とアレンジして沸かせ、ラストは「THANX」。最後のMCの「地元・熊本のためにWANIMAが動くときはちょっとだけ協力してください」というメッセージも、真っ直ぐな詩と共にしっかり届いたに違いない。

 続いてSUPER BEAVERが登場。一曲めは「うるさい」。メンバー全員による冒頭の力強いコーラスと、「ロッキンレディオ初見参、よろしくお願いします」という渋谷龍太(vo)の一言で、空気を一変させる。長い手足をユラリと垂らし、背を丸め、ハンドマイクで言葉を繰り出す歌い姿は、この日も強烈な存在感だ。「音楽を好きでしょうがないであろうあなたたちの前でこうして歌えるのは決して当たり前なことではないし、本当に嬉しいことです」「素晴らしい景色をどうもありがとう」と、MC一つ取ってもどこか詩的な彼らの曲たちは、言葉の熱量も凄い。ラストは「人として」の「信じ続けるしかないじゃないか、愛し続けるしかないじゃないか」で大合唱。熱い言葉で会場の心を一つにした。

 息をつく暇もなく三組目はドラマチックアラスカ。すっかりライブで欠かせない曲となった「無理無理無理」に続いて、最新曲「ニホンノカブキ」も披露。歌舞伎の開幕さながらに赤い拍子木をカンカンと打つこの曲は、ヒジカタナオト(vo,gt)の和モダンな衣装にもよく似合う。続く「東京ワンダー」「人間ロック」で演奏終了…かと思いきや、ここでなんと「地元のラジオ局FM802がやってるイベントなので、地元のバンドとしてできることはないか考えてきました!」とヒジカタの呼び込みで、米田貴紀(夜の本気ダンス/ vo,gt)&三原健司(フレデリック/vo,gt)が登場。実は彼らは去年【ALA-UMI-DOSS TOUR】と題して各地を回った繋がりの深い三組。ドラマチックアラスカの演奏で「オドループ」「B!tch」「リダイヤル」などそれぞれの曲を自在に行き来し、三人のボーカリストが畳みかけるように互いの曲を歌いあう。嬉しいサプライズと華麗なマッシュアップに客席からは演奏後も鳴りやまない拍手と歓声が響いた。

 続いてはサンボマスター。「世界を変えさせておくれよ」で一曲目から会場がシンガロングすると、「10年前ここでやったときはこんなもんじゃなかったけどなぁ!?」と山口隆(vo,gt)が挑発してみせる。曲間はもちろん、曲中の間奏でさえ、「そんなもんか?」「かかってこいよ!」とひたすら盛り上げるための言葉を放ち続けるスタイルは相変わらず、圧巻。持ち時間の間、一瞬の隙間もなく、歌い、喋り、叫び続ける山口のパワーに客席も拳を挙げて応戦する。この日の出演者の中では一番長いキャリアを誇る彼ら。「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」「できっこないをやらなくちゃ」と、兄貴たちの優しくでっかいロックをみんなで歌い、さすがの一体感でライブを締めくくった。

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