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魅力的な場所がたくさん!ベルギーの世界遺産11選

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Arikawa Satoko「ブリュッセル、アールヌーボーの街並み散策」

こんにちは、Compathy Magazineライターの新田浩之です。

今回はベルギーの世界遺産を一挙にご紹介しましょう。ベルギーはオランダとフランスの間にある小さな国です。しかし、EUの本部が首都ブリュッセルに置かれるなど、ヨーロッパの歴史において無視できない国でもあります。そんなベルギーには魅力的な世界遺産がたくさん。さっそく見ていくことにしましょう。

世界遺産名
登録年
フランドル地方にあるベギン修道会の建造物
1998年
ラ・ルヴィエールとル・ルーの中央運河の閘門と周辺
1998年
ブリュッセルのグラン・プラス
1998年
ベルギーとフランスの鐘楼群
1999年(2005年拡張)
ブリュージュ歴史地区
2000年
建築家ヴィクトル・オルタの主要な邸宅
2000年
スピエンヌの新石器時代の火打ち石鉱山
2000年
トゥルネーのノートル・ダム大聖堂
2000年
プランタン=モレトゥスの家屋・工房・博物館複合体
2005年
ストックレー邸
2009年
ワロン地方の主要な鉱山遺跡
2012年

ベルギー11の世界遺産

それでは、ベルギーにある11の世界遺産を見ていきましょう。

1. ブリュージュ歴史地区

Photo credit::Edicolante「ブリュッセルから日帰り 水の都ブルージュ シーフード」
北海から近く、昔から貿易の拠点として栄えているブリュージュ。1252年にはハンザ同盟の都市となり、証券取引所も開設されました。この頃のブリュージュはヨーロッパ随一の経済都市だったのです。今でも旧市街の中心にあたるマルクト広場には、13世紀に建てられた鐘楼が残存。今でも美しい音色を聞かせてくれます。当時の栄光を物語っている運河も忘れてはいけません。運河にかかる橋はなんと50以上もあるのです。オランダ語でブリュージュは「ブルッヘ(橋)」と言われますが、その呼び方も納得できますね。

ブリュージュ歴史地区(Histric Centre of Brugge)
アクセス:ブリュッセル中央駅から列車で1時間

2. 建築家ヴィクトル・オルタの主要な邸宅群

Photo credit:Arikawa Satoko「ブリュッセル、アールヌーボーの街並み散策」
アール・ヌーヴォー様式の美しい建物を鑑賞したいのであれば、ベルギーに行くべきです。建築家、ヴィクトル・オルタ(1861年~1947年)はアール・ヌーヴォーの巨匠として知られています。オルタは数々の名建築を残しました。そのうち、タッセル邸、ソルヴェイ邸、ヴァン・エトヴェルド邸、オルタ邸(オルタ美術館)が世界遺産になっています。なお、オルタ邸(オルタ美術館)以外は非公開、もしくは予約制となっています。特別な理由がない限り、見学しやすいオルタ邸(オルタ美術館)をオススメします。

建築家ヴィクトル・オルタの主要な邸宅群(Major Town Houses of the Architect Victor Horta)

住所
タッセル邸:Rue Paul Emile Janson 6 – 1050 Brussels
ソルヴェイ邸:Avenue Louise 224 – 1050 Brussels
ヴァン・エトヴェルド邸:Avenue Palmerston 2-6 – 1040 Brussels
オルタ邸(オルタ美術館):Rue Améicaine 25 – 1060 Brussels
アクセス
オルタ邸:路面電車 ジャンソン駅から徒歩

営業時間
ソルヴェイ邸:文章での予約
ヴァン・エトヴェルド邸:事前予約制
オルタ邸:14:00~17:30(火曜日~日曜日) 団体客は予約必要(9:00~13:00)

電話番号
オルタ邸:+32-2-543.04.90

ホームページ
オルタ邸:http://www.hortamuseum.be

3. ベルギーとフランスの鐘桜群

Photo credit:Keita「ベネルクス周遊2カ国目 ベルギー」
これはベルギーとフランス、2国に交わった珍しい世界遺産です。ベルギーは13世紀~15世紀にかけて全盛期を迎えました。経済力を背景に、自治権を獲得する都市も続出したのです。そのような繁栄を象徴したのが、市民たちが造影した鐘桜です。ベルギー側とフランス側を合わせて56もの鐘桜が登録されています。その中で、一番有名なのがアントワープにあるノートルダム・大聖堂。ノートルダム大聖堂を見ると「どこかで見たような」と思われる方もいるでしょう。そうです、ノートルダム大聖堂は、アニメ『フランダースの犬』にたびたび登場します。

ベルギーとフランスの鐘桜群(Belfries of Flanders and Wallonia)
住所(ノートルダム大聖堂):Groenplaats 21, Antwerpen
アクセス(ノートルダム大聖堂):アントワープ中央駅より徒歩20分
営業時間(ノートルダム大聖堂):10:00~17:00(平日)、10:00~15:00(土曜日)、13:00~16:00(日曜日・祝日)
電話番号(ノートルダム大聖堂):(03)2139951
ホームページ(ノートルダム大聖堂):http://www.dekathedraal.be/en

4. フランドル地方にあるベギン修道会の建造物

Photo credit:Wolfgang Staudt via Flickr CC
ベギン修道会を運営していたベギン会は女子の修道団体でした。一般的に「修道会」と聞くと「厳しそう」と思われる方も多いでしょう。しかし、このベギン修道会はとても寛容で、私有財産や外部との接触もできました。フランドル地方に残っているベギン修道会の建造物は13世紀から17世紀にかけて建てられました。今では団地の一例としても注目されています。厳格と思われがちな中世ヨーロッパの意外な一面を感じられる世界遺産ではないでしょうか。

ブランドル地方にあるベギン修道会の建造物(Flemish Béguinages)
住所:Begijnhof 24-28-30, 8000 Bruges
アクセス:ブリュージュ駅から徒歩10分ほど
営業時間:6:30~18:30
電話番号:+32 50 33 00 11
ホームページ:https://bezoekers.brugge.be/en/begijnhof-beguinage

5. スピエンヌの新石器時代の火打ち石鉱山

Photo credit:ines s.via Flickr CC
この鉱山の特徴はヨーロッパ最古の大規模な鉱山であること。約6000年前の新石器時代に作られたものと言われています。鉱山の周辺では大規模な発掘作業が行われ、様々な貴重な遺跡が発見されています。使われていた石斧を見ると、極めて高度な研磨技術にきっと驚かれることでしょう。また、大規模な集落が存在していたことも分かっています。ヨーロッパで何千年前の生活に思いを馳せてみるのも、おもしろいかもしれませんね。

スピエンヌの新石器時代の火打ち石鉱山(Neolithic Flint Mines at Spiennes )
住所:rue du Point du Jour, s/n. 7032 SPIENNES
アクセス:モンス駅から南西へ5キロ(バス停Spienne下車)
電話番号:+32 50 33 00 11
ホームページ:http://www.polemuseal.mons.be/en/silexs-mons?set_language=en

6. トゥルネーのノートル・ダム大聖堂

Photo credit:Anton Raath via Flickr CC
たくさんのノートル・ダム大聖堂があって混乱するかもしれません。こちらは、フランスの国境近くにある町、トゥルネーにあります。この大聖堂の特徴はロマネスク様式とゴシック様式が融合していること。大聖堂の建設は1130年頃に始まり、完成したのが1213年~1214年。二つの様式を比べることができる貴重な大聖堂です。ここで、トゥルネーの歴史にも少しだけ触れておきましょう。トゥルネーはベルギー最古の街として知られています。トゥルネーが誕生したのはなんと2000年前のローマ帝国時代。それから、数々の国がトゥルネーを統治してきました。そのあたりの歴史を感じながら、トゥルネーを散策するのもおもしろいでしょう。

トゥルネーのノートル・ダム大聖堂(Notre-Dame Cathedral in Tournai)
住所:Place de l’Evêché 1, 7500 Tournai,Belgique
アクセス:ブリュッセル中央駅から鉄道で1時間
営業時間:10:00~17:30(4月~10月)、10:00~12:00・14:00~17:00(11月~3月)
休業日:日曜日午前、月曜日
電話番号:+32 69 84 34 69
ホームページ:http://whc.unesco.org/en/list/1009

7. ラ・ルヴィエールとル・ルーの中央運河の閘門と周辺

Photo credit:

今度は今まで見てきた世界遺産とはうって変わって、近代的な建造物です。この運河は長年、ドイツからフランスへ通ずるメインルートとして使われてきました。注目すべきはその技術。ドイツとフランス間は約70メートルの高低差があります。そのため、水量を調整するために関門を設置。こうして、船がスムーズに通れるようになったのです。今でも関門は可動します。建造されたのは19世紀。当時の水力工学の技術の結晶といえるでしょう。

ラ・ルヴィエールとル・ルーの中央運河の閘門と周辺(The Four Lifts on the Canal du Centre and their Environs)
住所:Rue Tout-y-Faut, 90-7110 Houdeng-Goegnies
電話番号:+32 64 84 78 31

8. ブリュッセルのグラン・プラス

Photo credit:Akiyuki Minami「Brussels 2008 – 世界遺産を眺めながら、朝・昼・晩とひたすらベルギービールを飲み尽くすという最高に贅沢なブリュッセルでの一人旅。」

「世界で最も美しい広場」といわれているグラン・ブラス。そのためか、広場そのものがそのまま世界遺産に登録されています。ここに広場が設けられたのは11世紀のこと。以降、ヨーロッパの交通の要衝として大きく発展しました。大広場を囲んでいる建物は市庁舎、ブラバント公爵館、王の家などがあります。また、グラン・プラスでは定期的に花市が行われ、「花の祭典」では一面に美しい花が敷き詰められます。こちらも、見逃せませんよ。

ブリュッセルのグラン・プラス(La Grand-Place, Brussels)
住所:Brussels, Brussels 1000, Belgium
電話番号:00 32 (0)2 279 43 65
ホームページ:http://www.belgium-travel.jp/brussels/grandplace.html

9. ストックレー邸

Photo credit:belgianchocolate via Flickr CC
ここからは最近、世界遺産に登録されたスポットを紹介しましょう。一つ目はストックレー邸です。なかなか、ユニークなスタイルをしていますね。建てた人物はウィーンの建築家ヨーゼフ・ホフマン。建造されたのは1903年です。当時、まだ珍しかったアール・デコスタイルで建てられました。この家の持ち主、ストックレーは銀行家でもあり美術収集家でもありました。ですから、建物だけでなく調度品にも注目したいところです。資金と美術のコラボレーションが生み出した建造物と言えるでしょう。

ストックレー邸(Stoclet House)
住所:Avenue de Tervuren 281 1150 Bruxelles
アクセス:モンゴメリー駅から歩いて10分

10.ワロン地方の主要な鉱山遺跡

Photo credit:beeveephoto via Flickr CC
次に紹介するのは2012年に世界遺産に登録されたワロン地方の主要な鉱山遺跡。ワロン地方は古い建造物も見られますが、石炭が豊富に取れたエリアとしても知られています。この豊富な石炭が19世紀の産業革命の原動力となりました。産業革命から大きくヨーロッパ社会は近代化へと進んでいくのです。ワロン地区の鉱山は産業革命の原動力だけでなく、歴史の転換を促す原動力ともいえるでしょう。数多くの博物館がありますので、興味のある方は一日かけて、じっくりとまわってみてもいいかもしれませんね。

ワロン地方の主要な鉱山遺跡(Major Mining Sites of Wallonia)
住所(カジエの森博物館):Rue du Cazier 80, 6001 Marcinelle
アクセス(カジエの森博物館):シャルルロワ駅からバス
営業時間(カジエの森博物館):9:00~17:00(火曜日~金曜日)、10:00~18:00(土曜日、日曜日)
電話番号(カジエの森博物館):+32 71 88 08 56
ホームページ(カジエの森博物館):http://www.leboisducazier.be

11. プランタン=モレトゥスの家屋・工房・博物館複合体

Photo credit:Arikawa Satoko「ブリュッセル、アールヌーボーの街並み散策」
この世界遺産は少しユニークです。もともとは、16世紀に、印刷・出版業を営んでいた会社「オフィキナ・プランティニアナ」の工房で現在は博物館となっています。実は、プランタン=モレトゥスの家屋・工房・博物館複合体は博物館単独で世界遺産に登録された第一号なのです。見所は「世界記録遺産」に登録された16世紀の会計や往復書簡。様々な書類を見ると、当時の人々の息遣いがダイレクトに伝わってきます。歴史好きにはたまらないスポットでしょう。

プランタン=モレトゥスの家屋・工房・博物館複合体(Plantin-Moretus House-Workshops-Museum Complex)
住所:Vrijdagmarkt 22-23, 2000 Antwerpen
営業時間:10:00~17:00
電話番号:32 32 21 14 50
ホームページ:http://www.museumplantinmoretus.be/Museum_PlantinMoretus_EN

最後に

このように、ベルギーには古代から現代まで様々な世界遺産があります。あらかじめ、少しでもいいので歴史を習っておくと、充実度が違うでしょう。ぜひ、ベルギーの世界遺産を訪れてください。

ライター: Nitta Hiroshi
Photo by: Arikawa Satoko「ブリュッセル、アールヌーボーの街並み散策」

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