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怪しいけどチョー美味しいレストラン『元祖 日の丸軒』に行こう!

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『元祖 日の丸軒』をご存知だろうか? 新代田駅(東京)から程近い場所にある、自称・中級ユーラシアン料理のレストランである。ユーラシアン料理? 首をかしげてしまった人もいることだろう。明確には、ユーラシアン料理なるものは存在しない。なんでも、『元祖 日の丸軒』ではユーラシア大陸にある料理をユーラシアン料理というらしく、中華もステーキもカレーもユーラシアン料理ということになる。

この店が単なるレストランならば、何も記事にすることはない。記事にするからには、それなりの理由がある。その理由とは、とにかくあらゆる意味で、怪しいレストランなのである。それでは、この店の怪しさをいくつか紹介していこう。

・店主の名前がペペ・アンドレ
失礼だが、まるでマッドサイエンティストのようにカッコイイ(?)風貌の店主は、どう見ても日本人であり、100歩譲ってもアジア人である。そんな店主は客たちからペペ・アンドレと呼ばれており、店主も自分をペペ・アンドレであることを認めている。ペペ・アンドレって……。

・店主が一人でやっている
店主のアンドレさんが、調理、オーダー、料理運び、会計のすべてをやっている。たまにバイトもいるようだが、いないときはいつもひとりですべてをやっている。そのため、普通はオーダーをするときに鈴を鳴らすとアンドレさんがやってくるのだが、調理中は鈴を鳴らしても(遠い)厨房から「ファーーーイ! ナンデスカァァーーー!」と注文を聞いてくる。厨房が遠くにあるテーブルもあるため、アンドレさんに聞こえるように大声で注文しないとならない。

・予約の電話が怪しい
予約のために電話をすると、アンドレさんが電話に出る。「21時に行こうと思うのですが、空いていますか?」と聞くと「いつでもいいですよ。21時でも、21時前でも、21時過ぎでも、どうぞごゆっくり、お好きなお時間にお越しくださって、好きな料理、好きなコース、好きなお酒、な~んでもご自由にどうぞ~」と、あまり予約の意味がないような返答がくる。しかし、予約ナシでお店に行くとアンドレさんが忙しさのあまり混乱のような状態になったり、数十分待たされることになるので予約してから行く必要がある。

・客と会話が噛み合わない
料理に対して「美味しかったです」とアンドレさんに言うと「……そうですよそりゃ」とムッとされることがある。しかし、「美味しかった?」と聞いてくることもあり、そのときに「美味しかった」と言うと「よかったワァ~♪」と満面の笑みを浮かべることもある。また、「どこかで料理の勉強をしたんですか?」と聞くと「あはは、そんなことは二人でやってください」と、意味不明の返答がかえってくる。さらに、オススメ料理を聞いてもなかなか教えてくれないこともあり、なかなか攻略が難しいアンドレさんである。

<機嫌が良いとき>
お客さん  美味しいですね
アンドレさん  あはは、ありがとう♪ うふっ♪

<機嫌が普通のとき>
お客さん  美味しいですね
アンドレさん  美味しいですよ

<機嫌が悪いとき>
お客さん  美味しいですね
アンドレさん  ……そうですよそりゃ

・料理の値段を言う
料理を持ってくるとき、なぜか料理の値段を言ってくることがある。取材班はざくろジュースを注文したのだが、テーブルにもってくるやいなや「これ、300円ですけど……」とつぶやかれた。コースとは別料金であることを言いたいのか、何なのか、まったく不明である。

・変なハガキが届く
店には住所を書くノートがあり、そこに自分の住所と氏名を書くとアンドレさんから手紙が届く。そこには『元祖 日の丸軒』の新メニューが書かれているので、いわゆるダイレクトメールではあるのだが、そこには「人形できました」と書かれており、まったくもって意味が分からない。人形ができたと言われても……。実際は、店で手作りの人形を売り始めたことを伝えたかっただけのようだ。

・料理を残すと皿を持っていかない
料理を残すと、その皿だけずっとさげようとしない。つまり「残してはなりません」ということの意思表示である。このあたりはよくある頑固オヤジの店と同じであり、食べ物を無駄にしないという考えのもとと思われる。

・説教されている気分になるがイヤミではない
「チャイはありますか?」と聞いて、もしその飲み物がメニューになかった場合、「あの~、メニューを見て決めてください。困っちゃうから(笑)。さっきも言ったんですけどねぇ~。ヌフフゥー」といわれる。メニューになかった料理を聞く客も悪いのでなんともいえないが、ちょっと怒られているような気分に。しかし、だからといってイヤミには聞こえないのが不思議だ。それこそがアンドレさんの醸し出す雰囲気の成せる業なのかもしれない。

はっきり言って、『元祖 日の丸軒』は初心者向けのレストランではない。つまり、アンドレさんに慣れていない人だけで行くのはけっこう敷居が高いということである。よって、一度は行ったことがある人とともに『元祖 日の丸軒』に行くことをオススメする。好奇心からアンドレさんにいろいろと話しかけてしまうと、アンドレさんの不思議な返答にあせってしまうことになるが、経験のためにもアンドレさんとの会話を一度は体験してみたほうがいいかもしれない(アンドレさんの動画はこちら)。

初めて行くのならば、ふたりで6000円のコースがあるので、4人で行くならそれをふたつ注文すればいいし、追加注文でいろいろなユーラシアン料理を食べることができる。オススメ料理は、タコのトマト煮とウナギのサルティンボッカだ(このニュースの詳細記事はこちら)。

店名: 元祖 日の丸軒
業種: 中級ユーラシアン料理レストラン
店主: ペペ・アンドレ
ドレスコード: なし
住所: 東京都世田谷区羽根木1-4-18
電話: 03-3325-6190‎
最寄駅: 新代田駅徒歩2分 / 代田橋駅タクシー2分(徒歩10分)
※代田橋駅には各駅停車の電車とか止まらないので笹塚駅からタクシー(5分)でも良い
 

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