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夏に向けて要注意! 飲み物の傷みを早めるメカニズムとは

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だんだんと暖かくなってきた今の時期。過ごしやすい日が増える一方で、心配なのは食べ物や飲み物の傷み。気温の上昇とともに、腐敗の進行具合も早まります。食べ物についてはよく注意喚起がされていますが、一方でペットボトル飲料などの飲み物は危険度や保存方法について語られることが少ないように感じます。

飲み物が傷むメカニズムとは?

そこで、今回は飲み物の傷みと理想的な保存方法について、飲料メーカー伊藤園に話を聞きました。そもそも、飲み物はどのような環境下に置かれると傷んでしまうのでしょう。

「まず、『腐敗とは何か?』についてですが、腐敗微生物や腐敗細菌がタンパク質などを分解し、人間にとって有毒な悪臭などを発生させることを指します。したがって空気中の微生物が入りやすい状況で、なおかつ水分・湿度・栄養分などのバランスによって、微生物が増殖しやすい環境が整ったとき、飲み物は傷みやすいといえます」(伊藤園広報部・担当者、以下同)

では、ペットボトル飲料の場合、傷みを早めてしまう要因は何が考えられるでしょうか?

「開封後に常温で保管したり、長時間キャップを開けたまま放置したりしていると、菌が侵入・増殖しやすくなり飲み物の傷みを早めます。また、容器に直接口をつけて飲むと、口内の雑菌が容器内に入り増殖しやすくなるため、飲みきるのに時間がかかりそうなときは、グラスなどを使用していただきたいですね」

飲み物と微生物・細菌が接触する機会が多ければ多いほど、傷みが格段に進行してしまうようです。ちなみに、個人差はあるものの、一説には大人の口内に生息する菌は300種類以上、その数は1000億以上とも言われているとか。そうした菌が飲み物の中で増殖するかもしれないことを考えると、ちょっとした恐怖です。

なお、望ましいとされる飲みきりまでの日数の目安は、飲み物の種類によって若干異なる模様。

「500ml程度までの小型のペットボトル飲料は口をつけて飲むことが多いので、早めに飲みきることをおすすめします。また、大型容器はグラスを使ってお飲みいただき、開栓後は必ず冷蔵庫に入れて保管し、2Lサイズの水や茶系飲料であれば2日から3日を目安に飲みきりましょう。また、野菜・果汁などの大型容器では3日から4日を目安にしてください」

なお、糖分を含む果汁・炭酸飲料などを飲み残した状態で常温のまま放置すると、容器内に入り込んだ酵母菌などが糖分を栄養にして、アルコールと二酸化炭素に分解してしまうそう。ときには二酸化炭素により膨張した容器が破裂することもあるというから要注意!

傷みやすい飲み物、傷みにくい飲み物の違いとは?

また、飲み物のなかでも、傷みにくいものもあるとか。

「最も傷みにくい飲み物は、『水』です。菌の繁殖には、栄養・水分・適度な温度が必要になりますが、無機質である水には栄養がありません。そのため傷みにくいといえるのです。しかし、現実には水も傷むことがあります。それは、水の中に含まれるわずかな不純物を栄養に菌が増殖するからなんです。ちなみに、お茶も殺菌や抗菌作用があることから、傷みにくいと思われがちですが、お茶には菌の栄養になる『でんぷん質』が含まれるので、決して傷みにくいわけではありません」

では、逆に傷みやすい飲み物とは?

「ティーバッグからつくった麦茶などは傷みやすい飲料といえます。お湯で煮出したあとに、粗熱をとるためにゆっくりと冷ますとき、菌の増殖に必要な『適度な温度』になり、また『でんぷん質』を含むため傷みやすいと言えます。また、長く使用しているガラスポットに移し替える場合、雑菌も付着していることが考えられますので、殺菌のために煮沸消毒なども有効です。水出しでつくった麦茶なども同様ですが、なるべくその日のうちに飲みきれる量をつくり、必ず冷蔵庫での保管とグラスを使って飲むようにしましょう」

食べ物のみならず、飲み物の傷みでお腹を壊すなんてことがないように、適切な保存方法や飲み方を徹底しましょう。
元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2016/05/a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f.jpg
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