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「枕詞」で”察してちゃん”を止める!我が家の愚痴・雑談コミュニケーション術 by 斗比主閲子

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こんにちは、斗比主閲子です。

先日は、育児体験をどうやって夫婦間で共有し、夫婦の育児レベルを上げていくかについて、福岡県のパパ手帳を紹介しつつ書いてみました。 夫婦間のギャップの解消にはコツがある!産前から始められる、夫の当事者意識の高め方 by 斗比主閲子

夫婦で揉めるシーンといえば、夫婦間の能力ギャップや意識ギャップがある以外に、愚痴や悩みをシェアできないこともあるかと思います。

解決策を求めているのか、愚痴なのか最後まで話を聞かないと分からない!

余裕があればお互い相手が言っていることを聞くのに苦労はないですよね。

ただ、仕事も家事も育児もと時間的にも精神的にも余裕がないと、相手の話を落ち着いて聞く機会が減っていきます。

我が家は、子育てをする前まで、夫婦間で話していないことがないぐらい、よく情報共有をしていたし、お互い愚痴も言い合っていました。

それが、子育てをし始めてから徐々に会話の中にギスギスしたものが増えていくようになりました。こっちは愚痴りたいのに相手が最後まで話を聞いてくれなかったり、相手の愚痴が愚痴だと分からずに解決策を提案してしまったりと、よくあるすれ違いが本当に増えました。

相手の気持ちを察する余裕がなく、それが会話にも現れてしまったわけです。世界で一番安心できる場所が地獄に変わる瞬間です。

「これは愚痴だけど」「これは困っているんだけど」という枕詞を付ける

根本的解決策としては、心の余裕や時間的余裕をひねり出すことですから、それは育児のアウトソーシング等で解決しつつ、コミュニケーションギャップを埋めるためにいくつかしていたことがあります。

その一つが、会話を始める際に自分が相手に求めていることを最初に枕詞として付けるというものです。愚痴なら「これは愚痴だから、ただ聞いてくれるだけでいいんだけど」とか、困っているなら「この問題、どうやって解決したらいいか悩んでいるんだけど」とか、そういう風に最初に切り出すわけです。

これをすると聞くほうが話の内容を察する必要がありません。一所懸命耳を傾ける必要があるのか、とりあえず頷いていればいいのかがすぐに分かるので、心の余裕がなくてもを聞けるようになります。これは効きました。

話す時間もなければホワイトボードに「ツライ」の一言

ただ、そもそも夫婦で顔を合わす機会がないとメールやLINEぐらいでしかやり取りをすることがないこともあります。枕詞会話もできない。メールやLINEは便利だけれど伝わらないものもたくさんあります。

お互いに忙しいと、相手は忙しいのだからわざわざ時間を取って愚痴るのも申し訳ないという気持ちになり、これが積もり積もって気付いたら育児の悩みを一人で抱え込んだり……そういう状態になっちゃったりもしますよね。それでどこかで大爆発をしちゃう。これはお互いに不幸です。

そこで我が家でやっていたのはリビングに設置したホワイトボードでのコミュニケーションです。「ツライ」の一言を赤ペンでデカデカと書けば、メールで何百字も文字を打つよりも伝わるものがあります。綺麗にデコレーションしたり、爆発を正に表現してもいい。相手が帰って来てそれを目にすれば「ああ、辛いんだな」と労りの気持ちを持つきっかけになります。

気持ちを込めるなら手紙

他には、夫婦間で手紙のやり取りもしていますね。これは子育てし始める前からやっていたことだし、私は感情的な文章を書くのが苦手なので、もっぱらパートナーから私にということが多いんですけど。

手書きで感謝の気持ちを伝えてもらうと嬉しいんですよね。普段の会話やメールでのやり取りではなかなか見ない単語や文章が出てきて、「へー、こんな風に思っていたんだ!」と新たな発見がある。相手が推敲しているのも行間から何となく伝わってきます。もちろん手紙だからいつ読んでもいいわけですし。

おわりに

親しき仲にも礼儀ありという言葉がありますが、こんな言葉があるのは親しき仲では礼儀を失いがちだからですよね。「ここにゴミを捨てるな」という看板があるところはゴミがよく捨てられるところと同じようなもので。

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