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ゲノムを解読するということ。

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ヒトゲノムの解明は特に重要とされています。病気の予防、診断、治療に結びつけられるからです。

現時点では、「ほぼすべての肝臓がんについての解読が終了した」とされていますが、遺伝子の役割と病気の関係の解明は、まだこれからのようです。

ゲノムは言わば、生命の設計図のようなもの

大切なのは、ゲノム配列に含まれている情報を引き出し、生命活動に携わる機能をすべて明らかにすること。また、それらの働きを総合的に調べて、生物のもつ生きる仕組みを理解することです。

日本人300例の肝臓がんの腫瘍と、正常DNAの全ゲノムの塩基配列情報を今回、次世代シーケンサー(※)と、ヒトゲノム解析センターのスーパーコンピュータ「SHIROKANE」で解読、がん細胞のゲノム変異を、網羅的に解析したのです。

※次世代シーケンサーとは…高速・高精度の性能を持つシーケンサー。ヒトゲノムの全配列約 30億塩基を 1000米ドル以下のコストで解読すべく、欧米の政府や企業が技術開発行った結果、開発された

今回の解析成果について

肝臓がんが大きく6つに分類され、肝臓がん術後生存率は分子・分類によって異なることがわかった。

今後、がんのゲノム配列に基づいた肝臓がんの個別化、または新しい治療法や予防法開発へつながる可能性がある。

■ 肝臓がんは日本における部位別がん死亡者数、男性3位、女性6位

共同研究グループは主に、ウイルス肺炎を背景として発症した日本人 300例の肝臓がん組織と、同じ肝臓がんである患者由来の血液から、DNAとRNAを抽出・解読し、肝臓がんに起きているゲノム変異を、すべて同定しました。

このようなゲノム異常は、全ゲノムシーケンスの解析を「多数のがんサンプルについて行われなければ、発見できない知見である」と言われており、肝臓がんの発症や進行に深く関与するものと考えられます。

今後、本研究で培われたゲノム解析手法や経験が、がんを始めとする様々な疾患の解析に応用でき、その先にあるゲノム医療の構築に貢献するものと期待されているようです。

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