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カメラ好きの僕がフリーのカメラマンとして独立するまで

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こんにちは。写真家の上田優紀です。世界一周など旅を経験した後、フリーランスで仕事をしたり、起業する人は意外と多くて僕自身も現在はフリーの写真家として活動しています。

旅好きには自発的な人が多いのでやりたいことを自分で見つけて進めていくことが得意なのかもしれません。

 

ただ、フリーで仕事をするってどうすればいいのか分からない人も多いはず。そこで今回は僕がフリーの写真家として活動するまでの過程をご紹介したいと思います。

僕の場合はあくまで写真家なので今後フリーで活動していきたい方たちの参考程度にして頂ければ嬉しいです!

 

きっかけはいつも旅

photo by docentjoyce

僕は昔から旅がきっかけで何かを始めることが多く、写真もそのひとつで、なんとなく世界一周の旅をきっかけに一眼レフカメラを初めて購入しました。もちろん興味も知識も他の旅人と同じくらいからスタートです。

ただ、旅の中で多くの絶景に出会い、写真を撮っていくにつれて少しずつカメラに興味を持ち始めるようになり、もっと自分が撮りたいと思える写真を撮るにはどうすれば良いか独学で勉強するようになりました。

 

転機は「かっこいい自分になりたい!」

photo by RLJ Photography NYC

当時、写真は好きだけど写真家を目指す!ということは全く頭にはなく、帰国後は国際協力系の仕事をしたいなぁと漠然と考えていました。

そんな時、転機が訪れます。思いつきで申し込んだ写真がフォトコンテストで最優秀賞を受賞し、少しですが賞金を頂けました。

単純な僕は「好きな写真でお金をもらって、しかもその写真がきっかけで旅に出たりする人が増えたらそんなかっこいい仕事はない!」なんて妄想をしてしまい、帰国後は写真家になろうと決めてしまったのでした。

 

なりたい自分になるために

photo by Hernan Piñera

調べてみるとカメラマンになる方法はたくさんありました。一般的なのは専門学校や大学で写真について学んでからアシスタントとして働き、独立するという道。

そもそも資格がない職業なので自分で写真家です!と名乗れば誰でも今日から写真家になれてしまいます。

 

と言っても、僕は写真に関してド素人だし、いきなり写真家を名乗ったところで仕事があるほど甘い世界ではないというのは分かっていました。

そこで、日中はバイトをして夜は夜間部がある写真専門学校で写真の勉強をすることにしました。

 

分かれ道は目の前にある

photo by JordanAnthony

生活費と学費を稼ぐために、せっかくならカメラに関わるバイトをしたいと考えてフィルムを管理するニッチなバイトに申し込みます。

バイト先はプロデューサーやディレクター、写真家などが在籍するとても大きな広告制作会社で、僕が申し込んだバイト先はその中の末端にあるところでした。

 

バイトの面接では旅のこと、将来は写真家として働きたいということを話して無事に終了。手応えはバッチリ!

だったのですが、翌日、定員オーバーで今回の採用は見送らせて欲しいとの連絡を受けます。ただ、アシスタントフォトグラファーに空きがあるので良かったら受けてみないか?と提案を受け、カメラの知識がない僕が受かるわけがないと考えながらも、面接してもらうことなりました。

 

アシスタントフォトグラファーの面接も9割が旅の話。運が良かったのか何が良かったのかわからないまま、まさか面接をパスしてしまいます。時を同じくして専門学校からも合格通知が届いていました。

正直、迷いました。カメラの知識を1から学ぶ為に専門学校に行こうと決めましたが、それを飛ばしていきなりアシスタントになる。知識や経験がないことへの不安と恐怖。自分にできるわけがないけど、自分の年齢や学費を考えればこんなにいい話はありません。

 

世界一周の出発先を鉛筆を転がして決めてしまうほどいいかげんな僕にとってこの突然現れた重要な選択は難しすぎて、ノイローゼになるほど迷いました。

そして、考えに考え抜いた結果、恥はかくもの!と割り切ってアシスタントフォトグラファーになることを決めたのです。

 

この選択が正解だったのかは今でも分かりませんが、こう言った将来に関わる分かれ道はそこらへんに転がっていて、いつ目の前に出てくるか分かりません。

このような重要な選択に急に迫られた時、いかに準備できているかも重要ですが、最終的にどっちが後悔しないかを基準に僕は考えるようにしています。

 

フリーになるという決意

アシスタントの仕事は全く分からないことだらけです。フォトグラファーや先輩、同期に迷惑をかける毎日でしたが、学校の行ってない僕にとって現場でしか学べない知識を身につけることができる最高の環境でした。そして、仕事にも慣れ始めた頃、少しずつひとつの考えが芽生えてきます。

「ここでいいのか?」

僕が勤めていた会社は広告制作会社でモデルさんや商品を撮ることが多いところでした。ただ、僕が撮りたいものは風景。しかも、見た人の心を動かすことのできる絶景。

寝ないで撮影が何日も続くこともあるアシスタントの仕事をしながら僕のなりたい写真家を目指すことは不可能だと考え、会社を辞めてフリーで写真家になる決意をしました。

 

フリーランスという肩書き

photo by azkin

「フリーランス」いい響きですよね。何時に起きてもいいし、出社もない。やりたいことをやってお金を貰える。どこまでも自由。ただ、フリーで働こうとしている人にはっきりと言えることがあります。

「自分が思ってるほど仕事ないよ。」

フリーの写真家として働き始めた当初、当たり前ですが全く仕事はありませんでした。少ないコネを頼って写真の仕事をしながら、撮影のない日は工事現場で働くような日が続きました。

自由になるということはあらゆる責任が自分に伴います。これを考えずにフリーになると、とんでもないギャップにぶち当たることになります。

 

もうひとつ重要なことを。フリーで働くにあたり1番大切なのはコネ。あくまで僕の考えですが、実力よりも運やコネが仕事につながる世界です。

新しいコミュニティーにどんどん入り込んでいくことが新しいコネクションを生み、仕事につながる、なんてことはよくあることです。

 

最後に

偉そうに書いてきましたが、僕も自分の好きな写真だけを撮って生活をしているわけではありません。以前よりは仕事も増えましたが、生活のために風景以外の写真も撮っているし、月に休みは3日くらいしかありません。

それでも、今年は2月から1か月もウユニ塩湖で撮影できたし、次の海外撮影に向けて準備をする生活はとても充実しています。

決して楽ではありませんが、一度しかない人生で自分がよりワクワクする方に歩いていくためにフリーランスで働くという選択は考えてみる価値はあると思います。

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