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刷り込みが鍵? 「おふくろの味」はなぜおいしいのか

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J-WAVE月曜−木曜の23時30分からの番組「THE HANGOUT」(火曜ナビゲーター:川田十夢)。5月17日のオンエアのテーマは「色彩から味がする」。“色彩と味は結びついているのではないか”という仮説について、リスナーからの経験談を交えながら考察しました。

「たとえば、子どもがショートケーキのイチゴを食べた感想を言うとき『冷たくて赤くておいしい』と表現する。色彩と味覚は隣り合っていることがあるんです。かき氷のシロップは着色料が違うだけで中身は同じ成分だけど、緑色はメロンの味がするし、赤はイチゴの味がするし。色彩にまつわる記憶の引き出しがあるなと」(川田)

色彩と味が結びつくのはなぜなのか? 解明には人の記憶や経験が鍵になるようです。リスナーからはこんなメールが。

「小学生のころ、友達とツツジの蜜を吸って遊んでいました。今でもツツジを見ると『あのピンクは甘そうだな』『あの濃い色は苦そうだな』と思ってしまいます。記憶の味と色が結びついているのでしょうか?」

これに対して「メモもしていないのに、人間の中に味の引き出しがあるって不思議だよね」と川田。たとえば、「なぜ“おふくろの味”をおいしいと感じるのか」という現象については、とある論文からこんなヒントを得たと話しました。

「生まれてからある時期までの間に何度も繰り返し食べたものの味が、感覚に刷り込まれる。懐かしいタオルの感触とかも、この時期にインプリンティングされているんですよね。そして、このインプリンティングされた記憶は味覚であれ触覚であれ、いつでも取り出せるデータベースができていて、理屈じゃなくわかるのだそうです」(川田)

色彩と味覚の関係性は、経験やイメージの刷り込みによる部分が大きいのでしょう。川田は「何かを刷り込むことができるなら、味覚をリセットするARもあるはず」と話し、現在研究されている「微量の電気によって塩分を感じさせるフォーク」の例を紹介しました。東京大学の研究室で開発されたそのフォークで、カレーやシチューなどを食べると塩分が控えめになるとのこと。

「そんなふうにおいしく食べられたり、あるいは嫌いなものを好きになったり、イメージの世界で嫌な味覚の記憶を除去することも、味覚の工学が進化したらできると思う」(川田)

リスナーからは、「元力士の小錦の姿を見るたび、褐色でふわふわした体つきから、無性にチョコレートのアイスを食べたくなっていた」「ハイボールをはじめて飲んだとき、CMの色からイメージしていた味と実際の味のギャップがありすぎて落ち込んだ」といったエピソードが続々と寄せられた今回のテーマ。

色と味の関係から記憶をたぐってみると、意外な体験や思い出がよみがえるかもしれませんね!

【関連サイト】
「THE HANGOUT」公式サイト
http://www.j-wave.co.jp/original/hangout/

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