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おすすめアメリカ料理12選!移民から伝わった食文化の歴史

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Photo credit: KANA「【アメリカ・アイオワ州】ロードトリップの旅3日間。アメリカングルメ&大自然」

こんにちは。Compathy MagazineライターのOkkAです。
海外に行ったときに楽しみなのが、その国を代表する料理を食べることではないでしょうか?
体格の良いアメリカ人が普段から食べているだけあって、アメリカにはダイナミックな料理が多くあります。日本にも多くのアメリカ料理が伝わってきていますが、本場のアメリカ料理は日本で食べるよりも味が濃くてボリュームがあり、まるで別の料理のようです!
今回はアメリカのエスニック料理(母国料理)が確立していった歴史と共に、厳選した12品のアメリカ料理を紹介したいと思います。

アメリカの食文化


“Katz’s Delicatessen” (CC) by  shinya 

アメリカ料理の成り立ち

移民国家のアメリカでは、ヨーロッパやアジアなど様々な国の人たちが移民してきたため、アメリカ先住民の食文化と様々な国の食文化が混ざりながら発展していきました。そのためアメリカ料理は牛肉、魚介、果物、豆類、乳製品など多種多様な食材を使用したものがたくさんあります。
昔のアメリカは広大な土地の割に人口が少なかったため、少ない人数で効率よく生産ができるようにオートメーション化が進みました。それによって冷凍食品や缶詰、加工食品の生産が発達していったようです。
その結果、これらの食材を使用したハンバーガーやフライドチキン、ホットドッグなどが代表的なアメリカ料理になっていきました。

移民によって入ってきたエスニックフードの数々
18世紀頃からスペイン、フランス、メキシコなど様々な国の人たちが母国の食べ物を持込みました。初めこそ、見慣れぬ食べ物は受け入れられませんでしたが、次第に受け入れられるようになっていきます。そして各国の食文化がミックスされ、アメリカの食文化は多様になっていきました。
アメリカ原住民がワインを飲むようになり、イギリス人がとうもろこしを食べるなど、各国の食文化を楽しむようになります。そして様々な食生活が送れるアメリカ独自の発展していきました。

移民の食生活による健康の悪化

しかし、食生活の多様化が進む一方で母国の慣習にとらわれ、栄養バランスの偏った食生活やアルコールを多量摂取するなど不健全な食生活をする移民も少なくありませんでした。その結果、生まれた子供たちが虚弱体質になっていると言われていました。
移民の持ち込んだ食生活を改善することがアメリカ国民にとって必要不可欠とされていました。

健康に良いニュー・イングランド料理

移民の食生活を危惧した家政学者たちはニュー・イングランド農村部で食べられている、栄養バランスの良い質素な伝統料理に注目しました。具体的な食材としては魚、コーンマッシュ、はまぐり、ベイクドビーンズなどです。
これらの食生活を広めようと学校の教室や地域の料理教室でキャンペーンを行い、正しいとされる食生活を推奨していきました。

法律によるエスニック料理の規制

移民の食べ物の販売を規制して、エスニック料理の拡大を抑えようとする学者もいました。そのための口実とされたのが衛生面の向上です。1906年に「純正食品・薬品法」という法律が制定され、エスニック食品の販売が大きく規制されました。
また、ドイツ、アイルランド、イタリアなどの飲酒大国からの移民による飲酒文化の拡大を懸念し、1920年に「禁酒法」が制定されました。

多様性が認められたアメリカ食文化
しかし、これらの一方的な規制は移民から反発されないはずがありません。さらに食品加工業者や投資家たちのビジネスチャンスを奪うかたちになったため、上記の取り組みは失敗に終わりました。
その後、移民によるエスニック料理が再び脚光を浴び始めます。食の多文化主義が認められ、アメリカで様々な料理を楽しめるようになりました。

現代のアメリカの食事事情

朝食はパンやコーンフレークを食べながらコーヒーや紅茶を飲んで軽めに済まし、昼食はハンバーガー、ホットドッグ、タコスなど短時間で食べられるファストフード、夜はステーキやチキンなど肉料理をお酒といっしょに食べたりします。このように、主に肉類とパンが主食となっています。

アメリカの食事の特徴


“Tip Top Cafe : Chicken Fried Steak!” (CC) by  Howdy, I’m H. Michael Karshis 

アメリカで食事をしたときに驚くのがそのボリュームの多さです。例えばマクドナルドのメニューはハンバーガー、フライドポテト、ドリンクがどれも日本の1.5倍ほどあります。
また、野菜よりも肉料理が多いのでビタミン不足になりがちです。それを補うためにビタミン剤を日常的に飲んでいるアメリカ人は多いようです。お菓子やスイーツなども日本と比較するとずっと甘いのも特徴です。日本に比べると様々な面で規格外の料理が多いようです。

アメリカを代表する人気料理12品

現代の日本には様々なアメリカ料理が輸入されているので、聞いたことがある料理名が多いと思います。しかし、本場アメリカの料理は名前は同じでも見た目、味付け、量など日本と違う部分が多々ありますよ。

1. ハンバーガー

Photo credit: Yoko Sato「エンタメ業界で働く私の聖地巡礼の旅。」

アメリカを代表する料理で、日本にあるハンバーガーチェーン店のほとんどがアメリカから入ってきています。
しかしハンバーガーのルーツは実はアジアなんですよ! アジアのタタールという民族からドイツに伝わったタルタルステーキという料理をドイツ人がアレンジし、ハンバーグができました。そのハンバーグを20世紀初頭に丸いパンで挟んでできたのが、今のハンバーガーの原型です。
1920年代に発表されたアメリカの人気漫画『ポパイ』に出てくる「ウィンピー」というキャラクターがいつも片手に食べかけのハンバーガー持っていたことがきっかけでハンバーガーが広まったとも言われています。

2. アメリカンピザ

Photo credit: かぢ「ニューヨーク」

ピザといえばイタリアが本場ですが、アメリカンピザはアメリカの食文化に合わせて様々なアレンジを加えたアメリカ独自のピザです。
アメリカンピザはイタリアのピザに比べて生地が大きく、厚みがあり、トッピングも肉やサラミ、野菜、魚介など様々なものが乗っています。パイナップルやコーンといったトッピングもアメリカンピザ独自のものです。チーズはモッツアレラチーズやパルメザンチーズではなく、プロセスチーズを使われます。
1枚で十分満足できるほどのボリューム感がありますよ。

3. ホットドック


“Two Franks from Katz’s Delicatessen” (CC) by  j_bary 

ハンバーガーと同じくらい有名なアメリカのジャンクフード。縦長のパンにソーセージを挟んでケチャップとマスタードを掛けたものがホットドックの基本ですが、チーズや炒めた玉ねぎのみじん切りを乗せたり、ケチャップの代わりにサルサソースを掛けるなど幅広いバリエーションがあります。

4. フライドチキン

Photo credit: Kyohey「コカ・コーラ発祥の地で世界中のコカコーラを飲み尽くす!アメリカ・アトランタ」

スコットランドからアメリカ南部に来た移民によって広まった鶏肉料理。それをアフリカ系アメリカ人がブラックペッパーやスパイスを加えて調理したのが、現在のフライドチキンの元祖と言われています。
アメリカのお店ではパンやサラダとセットで出てくる以外にも、ワッフルの上に乗って出てくるなんてことも! 日本では見かけない組み合わせですが、これが意外と合うんです。日本とは違う食べ方にもぜひ挑戦してみてください。

5. ローストチキン


“Entree @ Thanksgiving” (CC BY-ND 2.0) by  wEnDaLicious 

ニワトリを丸ごと焼いた料理です。日本ではクリスマスやパーティーのときに食べることがありますね。
中抜きしたニワトリにブラックペッパー、塩、にんにく、ローズマリーなどを塗り込み下味をつけて、ニワトリの中に肉類や野菜などを詰め、表面に油を塗ってしっかりに焼きます。オーブンやグリルで焼く以外にダッチオーブンを使って蒸し焼きにするなど調理方法は様々です。
丸ごとだとかなりの量なので、1人で食べるときはレッグの部分だけを購入するほうが良いかもしれません。

6. ステーキ


“Butterflied Strip Steak” (CC) by  firsttubedotcom 

アメリカに行ったら誰もが食べてみたいと思う料理がステーキではないでしょうか? アメリカのレストランでは必ずと言っていいほど、メニューにステーキがあります。
オージー・ビーフやアメリカンビーフを使ったものが主流なので歯ごたえがあり、とってもジューシー! 調理方法は炭火でグリルしたものが多く、味付けは塩とブラックペッパーだけのシンプルなものからバーベキューソースやミックススパイスを使った濃い味のものまで幅広くあります。

7. アップルパイ


“apple pie with lard crust” (CC BY-SA 2.0) by  stu_spivack 

砂糖で煮たりんごをパイ生地の間に詰めてオーブンで焼く、アメリカ伝統の代表的なお菓子です。
アメリカのおふくろの味というとアップルパイが挙がってくるほど親しまれている家庭料理でもあります。イベントやパーティーの際に出てくることも多いです。
アップルパイの上にアイスクリームが乗せてアレンジした、アップルパイ・ア・ラ・モードいうメニューもあります。

8. マカロニ・アンド・チーズ


“Mac and Cheese” (CC) by  Steve A Johnson 

茹でたマカロニにチーズソースなどを絡めたグラタン料理の一種です。家庭で手軽に作れることもあり、アメリカの食卓によく並びます。子供からの人気も高く、「マリオ」「ポケモン」などの人気キャラクターの形をしたマカロニの商品が発売されたこともあります。
基本はチーズと塩のシンプルな味ですが、ひき肉やツナ、玉ねぎなどを加えてアレンジもしやすいので家庭ごとの味があります。

9. ミートローフ


“Katz Club Diner” (CC BY-SA 2.0) by  Edsel L 

ミートローフはひき肉や玉ねぎのみじん切りを炒めたあと、ブラックペッパー、塩、ナツメグなどの香辛料で味付けしたものを長方形の型に詰めてオーブンで焼いた肉料理です。
ミートローフの「ローフ(loaf)」は古英語でパンの意味があり、長方形のパンのような形状に焼くことを指しています。オーブン以外に直火焼きや燻製にする場合もあります。ケチャップやグレイビーソースを掛けて食べるので、ハンバーグと味が近いかもしれません。

10. ルーベンサンド


“reuben” (CC BY-SA 2.0) by  stu_spivack 

ルーベンサンドはライ麦パンにコーンビーフ、スイスチーズを挟み、ザワークラウトとサウザンドアイランドドレッシングを掛けてグリルしたホットサンドです。
コーンビーフの代わりにパストラミ、ザワークラウトの代わりにコールスロー、サウザンドアイランドドレッシングの代わりにロシアンドレッシングを使うなど、お店ごとにバリエーションがあります。
具材がぎっしりと入っているので、1つ食べるだけでもかなりのボリュームですよ!

11. エッグベネディクト

Photo credit: 奥本 みどり「ニューヨーク」

半分にしたマフィンの上にポーチドエッグ、チーズ、ハムが乗っていて、ケチャップなどで味付けした定番の朝食です。最近は日本でも販売しているお店が増えているので知っている方も多いかもしれません。
エッグベネディクトはプレートで出てくるので、サイドにサラダ、ポテト、ベーコンなどが付いています。肉も野菜も食べられるバランスの良い料理です。

12. グリルロブスター

Photo credit: 藤本明香「GUAM – 初めてのグアム満喫旅 –」

日本ではウミザリガニと呼ばれる、大型食用エビのロブスターを使ったアメリカの代表的な魚介料理です。
グリルで焼いたロブスターを殻ごと半分に切り、ガーリック入りのバターソースをロブスターの身に掛けて食べます。プリプリのロブスターにバターの濃厚さとガーリックの風味が合わさった贅沢な一品! また、ロブスターの身をパンに挟んで提供しているお店もありますよ。

おわりに

アメリカ食文化の歴史と人気のアメリカ料理紹介はいかがでしたか? 移民国家のアメリカならではの歴史があったからこそ、今日のアメリカ食文化が築かれてきたんですね。
料理を食べるとき、こういった歴史背景を知っていると新たな見方ができるかもしれませんね。様々な食文化が混ざり合ったアメリカ料理をぜひ堪能してきてください。

ライター: Tomohiro Okada
Photo by: KANA「【アメリカ・アイオワ州】ロードトリップの旅3日間。アメリカングルメ&大自然」

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