北海道の味覚が詰まったオリジナル料理「北のいもっぺ」はいかが?広がる旨味、何が入っているか見抜けるか
北海道の魅力は数々あれど、「グルメ」が楽しみで旅行する人は多いでしょう。
新鮮な魚介類に美味しい野菜。まさに食の宝庫と言えます。
そんな北海道の味覚がギュッと詰まったメニューが旭川市にあります。
一度聞いたら忘れられない「北のいもっぺ」というネーミング。
きりたんぽのようにも見えますが、食べてびっくり!
カリッとした食感かと思えば、中はモチっと。さらにグニっとした食感まで。
複雑に絡み合う旨味、「まとりや 小五郎」さんにお邪魔します!
北海道のうまいものを紹介する時、ちょっと鼻の穴が膨らんでしまう、
メシ通レポーターの裸電球です。
今回の舞台は、旭山動物園で一躍有名になった旭川市です。
「さんろく街」と呼ばれるこの界隈は、北海道で2 番目に大きな繁華街。
北海道の旬な味覚を求める観光客にも人気の場所です。
左に見える緑の塔は「ツインタワー」です。少し離れたところに赤い電飾のタワーもあり、さんろく街での道案内にはよく登場します。
今回の目的地「まとりや 小五郎」さんも、
このツインタワーの向かいにあるそうです。
紫色の暖簾と看板が目をひく小五郎
紫色に輝く外観です。
小五郎さんは最近、路面店として移転されました。
それまでは近くのビルの中だったので、もっとハードルが高く、
知る人ぞ知る隠れ家だったそうです。
常連さんでいつも賑わっているそうです。
勇気を出して入ってよかった、今日のお店選びは大成功だろうと直感します。
なんというか、お店の中に「うまいオーラ」が漂っているのです。
今日の目的は「北のいもっぺ」の調査ですが、いきなり頼むのもアレですね。
まずは、お店の雰囲気を肌で感じないといけません。
これもメシ通レポーターとしては大切な要素。
飲む言い訳、食べる言い訳をひねり出したところで注文します。
くじらの生姜焼…いいですねぇ。
それとも北海道の味覚、イカから始めるのもオツですなぁ。
よし、決まった!
「すみません、いかごろ焼 700 円(税込)」をお願いします。
これ、大正解!
たっぷりのイカが鉄板でジュージューと湯気をあげています。
その音は「早く飲めよ」の大合唱に聞こえるほど。
飲んべえの心に火がつきました。
これはたまりません! 大きなイカで、身がプリプリと弾けます。
さらに「いかごろ」のうまいこと。
濃厚な旨味が口いっぱいに広がり、臭みは全くありません。
刺身で食べられる函館産のイカを使っているそうです。
どうりで美味しいわけですね。
北海道ばんざい! 函館のイカ最高!
そろそろ本題のいもっぺ!
オリジナルの文字がキラリと輝いています。
本命の「北のいもっぺ 450 円(税込)」をオーダーしました。
「いもっぺ」っていうくらいですから、イモは間違いないでしょう。
北海道のイモは本当に美味しいです。
問題は「っぺ」に何が含まれているかですよね。
北海道の味覚が詰まった「北のいもっぺ」です。
串に刺さったふっくらとした姿が食欲をそそりますね。
それでは早速、いただきま〜す。
ハフハフ…うわ、これうまい!
初めて食べる味です。
まずは、表面ですが、音がするほどカリッとしています。
中身は、きりたんぽほどギッシリせずにふんわり。
イモがホクホク、香りが抜けていきます。
そして、お米だ!
お米の甘みが口の中に広がってきました。
いもっぺ、いいですよ!
北海道と言えば色々な名物がありますが、これもノミネートでしょう!
オリジナルメニューなので、ここに来ないと食べられませんが。
イモとお米、ここまではわかったのですが、
私は「大切な何か」を見逃しているような気がします。
絡みつく甘めのタレがすごいのです。
シンプルな見た目ですが、これはきっと奥が深い料理な気がします。
それに「いもっぺ」というネーミングも気になるではありませんか。
それでは、登場していただきましょう!
いもっぺの言い出しっぺ
言い出しっぺの店主・眞鳥 悟さんです。
なるほど、「まとりや」は苗字からきていたのですね。
「小五郎」も私の名前に由来しているんだよと教えてくれました。
あっ、そういうことですか。
「悟」の字を崩して、小五郎と読むわけですね。
「いもっぺ」も一度聞いたら忘れられない響きがありますし、
ネーミングセンスがキラリと光る店主です。
それにしてもご主人、他にも秘密があるんじゃないですか?
なんかグニっとしたんですけど!
「この最後の楽しい食感は何ですか?」
「お、気づいたかい! 」
「それに濃厚な海の幸の味わいがします」
「いい感じ、いい感じ、近いよ〜」
なんとホタテでした。
串に生のホタテを刺し、それをすり潰したイモとお米で包んでいるのです。
さらに独特の調理法があるのですが、これだけは秘密。
旨味が複雑に絡み合うのには理由がありました。
「北のいもっぺ」に脱帽です。
出てきたのは「にんにく味噌胡瓜 350 円(税込)」です。
大きなにんにくがゴロンと入っています。
お値段もお手頃でいいのでしょうか、これだけで飲み続けられますよ。
常連さんが多い理由もわかった気がします。
旭川市で出会った、北海道の魅力が詰まったお料理の数々でした。
小五郎さんは観光客にも地元の人にも愛されるお店です。
みなさんも「北のいもっぺ」を味わってみませんか。
さて。
そろそろカメラを片付けてっと。
ちょっと、今日は本格的にここで飲むことにします。
「大将すみません、たち天とくじら生姜焼、あと熱燗を! 」
お店情報
まとりや 小五郎
住所:北海道旭川市2 条通6 丁目
電話番号:0166-22-9991
営業時間:17:00~24:00(LO 23:30)
定休日:日曜日
書いた人:
裸電球
北海道を拠点に食べ歩き。CATVでグルメ番組のレポーターを担当したことをきっかけに、ハシゴ酒が趣味となる。入りづらいお店に突撃するのが大好き。現在はフリーで、映像制作とライターの仕事をしている。 ブログ:「裸電球ぶら下げて」
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