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あなたの視野をせまくする言葉~「認知症だから」~

生活・趣味
アイキャッチ

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【わざわざ視野を狭くしなくてもいい】

手の指を骨折しても、ご飯が食べられるように
身体の一部に不具合があっても、生活をすることができる。

同じように
認知症で記憶を失っても、箸を使ったり、コートを羽織ったり
自分でできる行為はある。

「認知症だから」と
「何でも小さく見積もらない」こと。
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「認知症」にとらわれてしまっている!?

確かに、認知症だからできないことや、わからないことはあります。だからといって、認知症がある人の言動は、それだけに決定づけられるわけではなく、いまおかれている環境や心身状況、その人の知識や経験など、いくつもの要素がからみあって、自分の言動を決めているものです。

ところが、認知症がある人の言動を、なんでもかんでも「認知症だから…」ととらえてしまっている人が少なくないように感じますが、いかがでしょうか?
(認知症だから)言っていることは正しくない
(認知症だから)説明してもしかたない
(認知症だから)どうせわからないから、声かけはしなくてもいい

自分の内面を見つめれば、上記のようなとらえ方が、クセのようなものとして見つかるのではないかと思います。あるいは、周りでそのようなとらえ方をしている人がいるかもしれません。

なぜ「認知症だから」ととらえてしまうのか?

実は、「認知症だから」というとらえ方の、もう一段深いところに、もう一つ別のとらえ方が隠れています。それは「わかりやすいもの=答え」とするとらえ方です。

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人は誰でも、自分が経験してきたことや、自分が知っていることと照らし合わせながら、相手の人を理解しようとしたり、状況を把握しようとしたりします。同僚が深いため息をついていたら、「イヤなことでもあったのだろう」と推測して声をかけるでしょう。子どもが好きなハンバーグを食べなければ、「お腹が痛いの?」ときくでしょう。要するに、「ぱっと思い浮かびやすいもの(わかりやすいもの)が答えだろう」ととらえる仕組みが、わたしたちの中にはあるのです。

そのため、薬が飲まれていなければ、「飲み忘れたのだろう」と記憶力の問題としてとらえ、入浴をしなければ「入浴の必要性がわかっていない」と理解力や判断力の問題ととらえてしまうのだと考えられます。

「認知症=あらゆる能力の低下」ではない

介護現場をみていると、「認知症だから、○○はできない(わからない)」「認知症なのに、○○はできる(わかる)」というやりとりを耳にします。この前提に、「認知症=あらゆる能力の低下」という認知症観が見え隠れします。しかし、それはあまりにも、“人の可能性”を小さく見積もるとらえ方です。

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