体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

【連載】海外の嘘のような本当の話/第4回「イスラム圏では、披露宴は男女別々に行う!?」

オランダ在住のTABIZINEライター倉田直子です。子どものころから、日本の常識では考えられないような、外国の面白いハナシが大好きでした! この連載で、私が直接的や間接的に見聞きした「まさかそんなことがあるなんて!?」というお話を皆さんとシェアしていきたいと思います。

第4回は、リビアのお話。

気候が春めいてくる頃から6月くらいまでは、日本でも結婚式シーズンなのではないでしょうか。ところで皆さんは、「結婚披露宴」「ウェディング・パーティ」ときくとどのような光景を思い浮かべますか?

海外の嘘のような本当の話/イスラム圏では、披露宴は男女別々に行う!?

きっとこんな風に、新郎新婦を友人たち老若男女が囲んでお祝いしている光景ではないでしょうか。けれど、かつて筆者が住んでいたイスラム教が国教のリビアでは、なんと披露宴は男女別々に行われるものでした。

男子禁制! 女性だけの披露宴会場

「男女別々の披露宴」と言われても、ほとんどの日本人は何のことだか分からないのではないでしょうか。イスラムの教えでは女性は保護しなければならない対象であり、外部の男性の目から極力遠ざけようとする傾向があります。

そのため、基本的に親族以外の男女が同席をする習慣がありません。結婚の宣誓など儀式めいたものは、親族だけの内輪で執り行われるので男女同席のようですが、友人知人を招く披露宴は全くの男女別々で行われます。

海外の嘘のような本当の話/イスラム圏では、披露宴は男女別々に行う!?
(C) Naoko Kurata

これは筆者が参加した披露宴の、新婦用(女性用)パーティ会場の様子。写真左に白い服の女性が二人写っていますが、彼女たちは新婦ではなく、同じく結婚式をつい最近行ったばかりだという新婦ご友人たちです。友人の結婚式に新婦用のコスチュームで行ってもOKというところも面白いです。そして普段はスカーフで顔を隠したり一切肌も見せない女性たちが、ここぞとばかりにドレスアップされているのも筆者には感慨深かったです。

海外の嘘のような本当の話/イスラム圏では、披露宴は男女別々に行う!?
(C) Naoko Kurata

ところで、「新婦用パーティ会場」と書きましたが、当然新郎新婦は別々に分かれます。この会場に来るのは新婦だけで、新郎は顔も出しません(新郎は、男性のみのパーティ会場にいます)! だから会場前方のひな壇にある椅子も一脚だけ。なんというか、これぞカルチャーギャップですね!

海外の嘘のような本当の話/イスラム圏では、披露宴は男女別々に行う!?
(C) Naoko Kurata

新婦は、まずゴージャスなカラードレスでご入場されました。お顔と名前は公開しないというお約束での撮影だったので、ご容赦ください。当時まだ19歳の、可愛らしい花嫁さんでした。

海外の嘘のような本当の話/イスラム圏では、披露宴は男女別々に行う!?
(C) Naoko Kurata

そして、花嫁の大撮影大会がひと段落したころに、ワンプレートのお食事。ちなみに、パーティ参加者が女性オンリーなら、会場のスタッフも女性オンリーです。こういう配膳をしてくれるのも女性だし、カメラマンなどもすべて女性が担当していました。普段の生活では男性が働いている様子しか目にしないので(スーパーのレジ係やレストランのスタッフなどはすべて男性)、女性の仕事はこういうところにあるのだなと感心した記憶があります。

お色直しは、民族衣装で登場!

海外の嘘のような本当の話/イスラム圏では、披露宴は男女別々に行う!?
(C) Naoko Kurata

1 2次のページ
生活・趣味
TABIZINEの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。