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ある日ベランダに鳩の巣が![前編] 実録・子育て&鳩被害

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多くの動物にとって、春から夏にかけては繁殖の季節。鳩も例外ではありません。「鳩が住み着いて酷い目に遭った!」という話を耳にすることがありますが、そういう事態は誰にでも起こる可能性があります。実際に筆者も「鳩の恐ろしさ」を体験した1人。鳩から受ける被害はどんなに大変なものか、そのドキュメンタリーをお伝えします。

実録・鳩の巣づくり&雛誕生&成長

人間に身近な存在である鳩。筆者は鳩を決して嫌いなわけではなく、むしろ好ましい動物だと感じていました。でも、人に近い場所で暮らしているだけあって、鳩がわが家に住み着いてしまうと困った事態も引き起こします。前編では、実際に鳩に住み着かれて被害を受けた筆者の体験談をお送りします。

●6月中旬・巣を発見

ある日、ベランダに鳩の巣があるのを発見。巣といっても、まばらに枝が置かれただけのところに、卵が2つ(鳩は通常2つの卵を産むそうです)。突然のことに「え、こんな所に!」とうろたえ、「鳩被害は糞で大変!」という話を聞いたことがありつつも、卵を別の場所に移したり、破棄したりすることにためらいがあり、好奇心も手伝って巣立つまで観察することにしました。

ちなみに、卵や雛のいる巣を発見した場合、許可なく野生鳥獣を殺傷したり卵を捕獲したりすることは法律で禁止されています。自分で捕獲の許可申請を行うことも可能ですが、許可を得た専門業者に任せるのが安心です。

巣のある場所は北向きベランダの収納左側奥という目立たない場所です。掃き出し窓に面していますが、カーテンの陰であることに加え、そのベランダには普段、あまり出入りしていないこともあり、鳩がせっせと枝を運び、卵を温めていることには気づきませんでした。

【画像1】後で片づけようと置いてあったビニール袋に卵が! 場所は右写真の収納左側(写真撮影:金井直子)

●6月下旬・雛が生まれる

約2週間後に、1羽目が、翌日には2羽目も孵化(ふか)。黄色いポワポワが雛。糞でベランダデッキが汚れないよう、巣を段ボール箱に入れました。

【画像2】鳩の雛をはじめて観察。孵化する瞬間を見たかった(写真撮影:金井直子)

●6月下旬・徐々に成長

1週間でだいぶ成長しました。雄親と雌親が交代で雛に口移しにえさを与えます。孵化前は親鳥のどちらかが巣にいましたが、孵化後は雛だけで留守番する時間が多くなります。

鳩の習性によると、夕方から朝までは雌親が雛と一緒に過ごしているとのこと。

【画像3】両親からえさをもらい、日々大きくなる雛たち(写真撮影:金井直子)

●7月下旬・巣外を出歩く

孵化して3週間ほど経つと、親鳥が餌で釣って巣から出るように促します。

雛たちが巣の外を出歩く前から、余分な段ボールが何枚もあったためベランダの床面にそれを敷いて、汚れ対策にしていました。でも後で気づくのですが、コレが大失敗。段ボールはかさばるので処分が大変で、ビニールシートにすれば良かったと後悔することしきり。

その後、筆者が10日ほどの休暇から帰ると、巣ではないところでくつろぐ雛たちの姿が見られました。

ちょっと見ない間に翼が生えそろい、だいぶ「鳩らしく」なっています。

【画像4】糞の量が増えるため、毎日新聞紙を交換していました。右写真はベランダのほかの場所でくつろぐ雛(写真撮影:金井直子)

雛成長、そしてその後拡大する糞&騒音被害

ここまでは、鳩が子育てする様子や雛が卵からかえって成長する姿を見て、正直、わくわくしている筆者でした。でも、この間、ベランダを掃除することもできず、徐々に糞の汚れが積もっていくことにあせりを感じていきます。巣立ったら掃除を頑張ろうと考えていたのですが……。

●8月上旬・飛ぶ練習開始

8月上旬、親鳥がえさで釣ることで、雛に羽ばたきの練習を促します。

1羽目は高い収納棚の上まで飛べるようになりました。高さのある収納棚の上に、鳥がとまらないよう斜めに段ボールを置きましたが、われながら酷いやっつけ仕事でまったく効果はなく、収納棚のへりや段ボール上でくつろぐ鳩を恨めしく眺めることに。

鳩がそこで過ごす時間が増える毎に糞の量も増えていくのを見て、ここもきちんとビニールシートで覆えば良かったと激しく後悔しました。

【画像5】雛の成長は喜ばしいのですが、敷き詰めた段ボールが日々糞で汚れていきます(写真撮影:金井直子)

●8月上旬・全員でお出かけ

1週間後くらいに、2羽目も少し飛べるようになりました。その3日後には、ベランダの外まで飛行距離を伸ばします。この時点でもまだ親からえさを与えられていました。

飛べるようになったし、そろそろ巣立つ時期?と思いつつも、巣ができてからまったく掃除していないベランダを見て、筆者は憂鬱な気分に陥ります。

じきに雛たちも自力でえさを食べられるようになったようで、親子連れ立って出かけるようになりました。

【画像6】2羽目も飛べるように! 巣立ちを期待しましたが……(写真撮影:金井直子)

●9月上旬・拡大する糞害&騒音

8月下旬に1週間、家を留守にすることがあり、その間にみんな巣立っているだろうと考えていました。

でも9月頭に帰宅したら、「まだいる!しかも友達なの?誰なの?数が増えている!」(画像7参照)という事態に。この日は大雨でわが家が避難所となっていた模様です。

雛は産毛も抜けて成鳥になり、もう親鳥とは見分けがつきません。

実はこれまで、鳩の「クルッポー」という鳴き声が未明から早朝の時間帯に聞こえてきていたのですが、寝起きが良すぎる夫は「どうにかして!」と悲鳴をあげていました。筆者はそれに対して「うるさいのは巣立つまでだから! 巣立つまで見守って!」と応えていました。

でも、雛は一向に巣立たないし、追い出しても追い出しても、夕方にはまたベランダに親子4羽で戻ってきます。

そんな事態を見て、筆者はようやく「鳩は安全な場所を見つけると、そこを自分の家と認識して住み着くこと」、さらに「そこで年に何回も卵を産み、子育てをすること」を知ったのです。無知とは恐ろしい!

【画像7】恐ろしいことに、わが家が鳩の溜まり場に! その後、右写真のように目立たない白ネットで防御(写真撮影:金井直子)

結局、鳩除けネットを自力で張ることで、鳩のベランダ内への侵入を物理的に防ぎました。

鳩にとっては「ベランダ内=わが家」という認識なので、しばらくはずっと近くで様子をうかがっていました。

最初はネットに隙間があり、いつの間にかそこから入り込んでいたという失敗もありましたが、ネットをきっちり張り直し、侵入を防いでいます。

強制的に鳩に出て行ってもらってからベランダを掃除しましたが、マスク、ゴム手袋など、つま先から頭まで完全防御で臨み、数日間を要しました。鳩糞の掃除はとても気分が滅入ります。

こうして鳩の成長を間近で見守れたことは良い思い出となりましたが、鳩は可愛いだけの動物ではありません。情けを掛けるにしても、被害の実態・対処方法などの知識を持って事に当たらないと、糞や騒音で大変なことになると知った貴重な経験でした。

この経験を生かし、後編では鳩被害に詳しい専門会社に、鳩の被害を受けないためにはどうすればいいのかを取材しました。侵入してくる鳩への心構えや対処方法をお伝えします。
元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2016/05/110726_main.jpg
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