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鳥取県立博物館「江戸時代の家老の日記」をネット公開

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鳥取県立博物館(鳥取県鳥取市)が、鳥取藩の家老が記録した「家老日記」をテキスト化した「家老日記テキストデータベース」をネットで公開している。

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今回公開された「家老日記」は、旧鳥取藩主・池田家に伝わり、1969年に池田家の子孫から鳥取県へと寄贈されたもの。藩政を統括した家老のもとで作成された“公務日記”で、鳥取藩政をひもとく基礎資料となる藩の歴史や構造が記されている。1655(明暦元)年から1870(明治3)年までの250冊が、ほぼ年次を追って存在している。

家老日記を所蔵する鳥取県立博物館は、2004年度から解読作業を行ってきた。そしておよそ100名の古文書解読ボランティアや県史編さん室の協力により、全文の解読を2014年度に終了。第一弾として、1840(天保11年)から1868(慶応4年3月)までの28年間分、約1000万文字が2016年3月に公開された。

データベースは、「年号(天保~明治)→年→月→日」の順で検索することができ、地名や人名など、キーワードでの検索も可能。1日ごとに記された日記を見ると、たとえば、

「節分ニ付、今晩於大雲院御祈祷有之、月番壱人相詰候事、着用熨斗目半上下也」(天保11年1月3日)
(編集意訳:節分で今晩は大雲院においてご祈祷があり、月番(1カ月交代で勤める人)一人が詰めているが、熨斗目半上下(のしめはんがみしも。礼装のこと)を着用している)

「御除日ニ付、御家老共登城無之」(天保14年2月6日)
(編集意訳:除日(重要な祝祭日や将軍の忌日など、刑罰の執行を行わないことに定めた日)だったので、家老たちは登城しなかった)

など、藩の公務、人事、来客、慶事、弔事などが事細かく記されていることが分かる。

同博物館によれば、2018年度末までに残る全文の公開を予定しているとのこと。鳥取藩といえば、現在まで禍根を残す竹島問題とも深いかかわりがあるだけに、215年間分の貴重な資料が公開された暁には、その点にも注目が集まりそうだ。
(金子則男)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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