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茶は「養生の仙薬」。渋くてふか~い緑茶の日本史

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5月といえば新茶の茶摘みの季節。ペットボトル入り緑茶の登場によって年中手軽に緑茶を飲めるようになりましたが、そこに至るまでは長い長い道のりがありました。

「薬」として中国から日本へ

お茶が日本に伝えられたのは平安時代のはじめ。当初は仏教と深く結びついた「薬」として、中国から日本に伝えられました。最澄、空海ら留学僧が持ち帰ったことで宮廷や寺院で飲まれるようになりましたが、やがて遣唐使の廃止によっていったんは廃れてしまいます。

その後、再びお茶が日本にやってきたのは約300年後の鎌倉時代。幼少期より神童として名を馳せていた栄西という禅僧が、仏教を学びに渡った宋代の中国で茶の種を入手し、それを持ち帰って茶の栽培・製茶技術を伝えたといわれています。

仏教の修業中にお茶のパワーを実感

ところで、なぜ栄西はそんなにも熱心にお茶の普及に励んだのでしょう? それは4年間の中国生活で彼自身が茶の健康・養生の効力を身を持って知ったから。お茶に含まれるカフェインの不眠・覚醒作用が禅の修業に有効だと気づいたことが、普及の動機だったと考えられています。

栄西が広めた茶の文化は京都に届き、抹茶が作られるようになりました。それはやがて千利休によって独特の茶の湯の文化として発展します。江戸時代には急須にお茶をいれ、お湯を注いで飲む今日のようなスタイルが日本全国に普及。1960年代にはいつでもお湯が使える魔法瓶の登場によって、アルミ袋に真空パックされた緑茶が販売されるようになりました。「食後のお茶」といえば緑茶が定番とされていた時代、日本人のビタミンC摂取は緑茶を飲むことでかなりの量を摂取できていました。

世界のおいしい茶葉料理

茶葉を食べるとカテキン、ビタミンE、食物繊維が摂取できます。日本には茶がゆや茶飯、お茶漬けのように、お茶の抽出物を使った料理がありますが、中国でも豚肉、エビ、魚などを茶葉と炒めたり蒸したりする料理があります。タイやミャンマーでも茶葉を漬物にしたりサラダにしたりとさまざまな料理に使われています。

おいしい新茶が手に入ったら、ぜひ料理にも応用してみてはいかがでしょう?

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