期限切れパスポート、そのままにしておいちゃダメって本当?〜正しい処分法〜
突然ですが、期限の切れた“更新前”のパスポートをどうしていますか? もしくは更新を終えてVOID(無効)とされたパスポート、どう処分していますか?
冷静に考えてみると、意外に正しい扱い方に悩んでしまうパスポート。そこで今回は実際にパスポートセンターの方に“正しい作法”を聞いてみましたので、まとめたいと思います。
パスポートは“国の所有物”なので法律で返納が義務付けされている
そもそも私たちの手元にある例の長方形のパスポート、驚きですが実は個人の物ではなくて、国の所有物だとご存じでしたか? 外務省のホームページにも、
≪パスポートは国の公文書であり、その所有権は国にあり、名義人にはこれを所持し、法律の範囲内での使用が認められる≫(外務省のホームページより引用)
とあります。そのため当然ですが、期限が切れたら国に返さなければいけません。その意味で大切に保管し、更新時には古いパスポートを提出する必要があるのですね。
ただ更新を終えて、VOID(無効)とされたパスポートはどうすればいいのでしょうか? 自分で勝手に捨ててもいいような気がしますが、ちょっと不安・・・。
そこで実際にパスポートセンターの方に問い合わせてみると、2つの選択肢を教えてくれました。
1:自分で処分をする
パスポートの更新を終えると、古いパスポートにVOIDとというスタンプが押されたり、パンチで穴が開けられたりします。この作業は「国への返納義務を果たした」という意味になるそうで、この作業を終えたら後は自由に処分していいといいます。
ただ、パスポートは個人情報が満載。そのまま公園のごみ箱に捨てるといった不用心さは言うまでもなく慎みたいです。パスポートセンターの方も助言をくれましたが、自宅でシュレッダーにかけるか、はさみなどで徹底的に切り刻んでから処分すべきみたいですね
2:処分をお願いする
家にシュレッダーがない、自分での処分が怖いという場合は、パスポートセンターに処分をお願いしてもOK。
センターの方によれば、専用のシュレッダーで責任を持って処分をしてくれるとか。好きなときに持参すればいつでも処分を代行してくれるそうですよ。
以上、更新前の期限切れのパスポート、更新後のVOID(無効)になった古いパスポートの処分方法をまとめました。もちろん記念に保管しておいてもOK。参考にしてみてくださいね。
[パスポート – 外務省]
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