体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

【ビーカーやフラスコが大人気】理系インテリアの発信源は、「清澄白河」だった

インテリアや料理好きの間で、ビーカーやフラスコなどの理化学製品が“理系インテリア”として人気を博しています。

このムーブメントの発信源は、清澄白河にあるその名も『リカシツ』というショップ。昭和8年に理化医療用ガラスの卸業としてスタートし、現在も大学や研究機関への理化学ガラス製品や機器製品を供給する、関谷理化株式会社によって運営されているアンテナショップで、ここに揃うアイテムはプロ仕様。今でこそ人気の“理系インテリア”ですが、なぜ研究用の製品を一般向けに売りだしたのか? 

関谷理化株式会社のハウスウエア営業部の猪野和雄部長にお話を伺いました。
【ビーカーやフラスコが大人気】理系インテリアの発信源は、「清澄白河」だった

2014年4月にオープンした清澄白河のFukadaso内にあるアンテナショップ『リカシツ』。海外でも人気のインダストリアルテイストを活かした外観になっている。

シンプルなだけでなく、素材も安心安全。とにかく使い勝手がいい!

――大学や研究機関向けの製品をなぜインテリアとして提案したのですか?

「2年ほど前に弊社の試験管を『一輪挿しにしたい』という問い合わせが立て続けに数件きたことがあり、それをきっかけに社内でもインテリアとしての提案ができないかということを考えはじめたんです」

――新しいチャレンジへの抵抗は?

「理化学製品の特徴として安心安全な素材を使用していること、耐熱性が高く熱衝撃にも強いこと、透過性に優れていることなどがあげられます。ゆえに、調理器具としてオーブンやレンジでの使用や、長期保存容器としての使用にも適しているんです。デザインに関しても、機能性を追求したシンプルなフォルムなので、長くインテリアとしてお使いいただける飽きのこない商品だと考えました。

さらに、取っ手をつけたり、穴を開けたり、開口を広げたり、加工性が高いのも利点のひとつです。ベースのデザインはそのままに、オーダーを受ける事も可能ですよ」
【ビーカーやフラスコが大人気】理系インテリアの発信源は、「清澄白河」だった

堅牢性と安全性を兼ね添えているため、あらゆるライフシーンで自由度の高い使い方ができるのが、理系インテリアの魅力だ。

清澄白河周辺は、コーヒータウンになる以前から、ガラス工房が多く存在している。

――オープンするにあたり、清澄白河を選んだ理由は?

「候補地はいくつかありました。しかし、たまたま深田荘(現:fukadaso)に一部屋空きが出るということ、近隣で話題のコーヒーショップがオープンするなど、清澄白河が注目を集めはじめていること、さらに、近隣の江東区や墨田区にはガラス工房が数多くあったことなど、いろいろな要素やタイミングが重なって、決定しました」

――今の売れ筋は?

ビーカーやフラスコは定番で売れていますね。あとは、コーヒー関連の商品も人気があります。使い方は様々で、コルク付き試験管を調味料入れにされる方、万能壺でピクルスを作られる方もいらっしゃるようです。

10代後半から70代の方まで幅広い年齢層の方にご購入いただいていますが、お客様の8割が女性というのも特徴だと思います。清澄白河は美術館やギャラリー、清澄庭園などがありますので、散歩がてら立ち寄ってくださるお客様も多いですね」
【ビーカーやフラスコが大人気】理系インテリアの発信源は、「清澄白河」だった

1 2次のページ
TABI LABOの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。