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カトリーヌ・ドヌーヴ『神様メール』インタビュー

神様メール_Catherine Deneuve

神様は実在し、ブリュッセルに住んでいる。余命を知らせるメールがその神様のパソコンから届いた。大パニックな世界で、少女エアのヘンテコな奇跡が、人々のお悩み解決!ラストに届く最高にハッピーな”神様メール”とはーー?

とにかくかわいい神様の娘10歳のエアが、人間界で人々と出会い奮闘する、痛快なコメディ映画『神様メール』。フランス、ベルギー、スイスで初週1位を記録するなど、注目の高い本作に出演したカトリーヌ・ドヌーヴのインタビューをお届けする。

 

ーー『神様メール』では、主婦の役で登場していますが、今回のように比較的小さな役でも出演することはよくありますか?

ドヌーヴ「もちろん。私はこれまで、演じたいものだけを演じてきたの。シナリオを読み、面白いと思えば、主役でなくても引き受けるわ。長年そうしてきたように」

 ーー今回この役を引き受けた理由を教えて下さい。

ドヌーヴ「まずはシナリオがよく出来ていました。一風変わったユーモアがあり、それが素敵だったしスカッとする陽気なお話だったの。ドルマル監督がこの人物を私に、と話してくれたとき、このおかしなアイデアをとても気に入ったのです」

ーーシナリオでは、あなたが演じる裕福な主婦マルティーヌがゴリラと寝るシーンがあると分かったときはどう思いましたか? 斬新な美女と野獣バージョンです。なぜこの役に挑もうと思ったのですか?

ドヌーヴ「実はその部分だけ、はじめは分かっていなかったの。ある夫婦がいて、夫が多忙なビジネスマンでという、よくある設定のお話だったのよ。それが、いきなりゴリラと出会い、一目惚れするという展開で、その素敵なお猿さんに会いに行ったり、ベッドインしたりと、非現実的なものが物語に収まっていくのがおかしくて、とにかく気に入ったのよ」

ーー迷わず、その小さなお話に入り込めたというわけですね。

ドヌーヴ「『小さなお話』ではなくて、ゴリラが恋の相手になるという立派なラブストーリーよ。今回は超現実的でどこかズレた表現をしてみたの。はじめは無理だと思ったけれど、演じてみた結果、とても楽しかったの。そうすることで意外にも、ゴリラが登場するシーンの撮影がリラックスした、楽しい雰囲気になったのよ。ジャコ・ヴァン・ドルマル監督とは初めてだけど、またいつか組みたいわ」

ーー出演作を決めるときは、ご自分が演じたいものを選ぶのですか?

ドヌーヴ「私はこれまで、演じたいものだけを演じてきたわ。デビュー当時からずっと。好きではないものもあるけど、全体的には、やりたい映画をやらせてもらっているわ。幸運だったのね。若い頃の映画はどれも成功したから、自由にさせてもらえたんだと思います」

ーーこの役は一風変わっていますね。出演作中で最も奇妙な映画ですか?

ドヌーヴ「そんなことはないわ。理性的なほうだと思うわ。日常では、皆もっと奇妙なことをするでしょう!? ゴリラとベッドにいるだけで非現実的で、一風変わったワクワク感があった。そして同時に、現場はとてもいい雰囲気だったの。ドルマル監督は、感じがよく、優しく穏やかで、私にとってとても素敵な経験だったのよ」

 

メイン

ーー以前フランソワ・オゾン監督の映画『しあわせの雨傘』では、詩を暗唱しながらジョギングしましたね。あの時あなたのイメージとは違う役を選んだのはなぜですか?「新しいカトリーヌ・ドヌーヴ」というイメージの体現ですか?

ドヌーヴ「演じる上で、イメージなんて考えたりしないわ。自分のイメージなんてないし、私はいつも直球なの。 あの作品も独創的な面白いアイデアだったから出演した。「したいことはあえてする。だって私は錆びてなんかいないから」なんて言わずにね。(笑)でもあの役は私よりも少し若いような気がするわ」

ーーお気に入りの役ですか?

ドヌーヴ「気に入っているというか、そうね、惹かれたわ。自分とそれほど違わず、型通りでもないところが、魅力的だったの」

ーーそれはフランス人がもつあなたのイメージとは全然違いますね。

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