それ…何ですか?思わず聞き返してしまうラーメン! その名も「モルメン辛いの」
今夜は焼肉にしようか。それともラーメンにしようか。
ああ、なんて幸せな悩みでしょう。
どっちも食べたくて決められないという、優柔不断な食いしん坊さんにこそオススメのメニューが、北海道・旭川市にあります。
その名も「モルメン辛いの」というフワリとしたネーミング!
思わず聞き返してしまいそうな変わった名前ではありませんか。
それに「辛いの」って!
ファンを増やし続ける、魅惑の1杯をご紹介します!
ラーメン激戦区で人気のお店
焼肉を一口食べて、ご飯の代わりにラーメンをすするのが夢。
メシ通レポーターの裸電球です。
その食いしん坊な夢が叶いそうな情報を入手しました。
なんと、ラーメンの上に、焼肉が盛られているというのです。
旭川は新旧入り乱れて、しのぎを削るラーメン激戦区。
駅前をはじめ、いたるところに「旭川ラーメン」の暖簾がかかっています。
今回の目的地は、旭川駅から車で15分のところにある「ひまわり」というお店。
モルメン、辛いの、ひまわり。
なんともかわいらしい言葉が続きます。
昼時を過ぎて、やっと空席がちらほら出てきた店内ですが、
私が入店したときは満席のコミコミでした。
レンタカーを借りて、ここの1杯を食べにくる観光客も多いそうです。
おお! 本当にメニューに「モルメン」の文字が。
そして、その横には「辛いの」が当たり前のように並んでいるではありませんか。
さらに、その横には、「激辛いの」まで。
恐るべしモルメンファミリー!
ここは中間、「モルメン辛いの 930円(税込)」をお願いします。
お店を切り盛りするのは、女優さんのような店主、浅香さん。
元気で明るく、笑顔いっぱいの接客は、まさに「ひまわり」のようなお人柄です。
それにしても、美しい浅香さんとは真逆の、なんともごっついラーメンが。
でました! これが噂のモルメンです
噂通り、ラーメンの上にたっぷりお肉が乗っています。
それもホルモンです! 豚のホルモンがたっぷりです。
焼肉とラーメンが一度に味わえる、モルメン。
尻尾があったらブリブリ振り回したいくらい幸せ!
肉厚でジューシー、ホルモン独特の臭みは全く感じません。
噛みしめて、ご飯をかきこみたいところを、
今日はその下にラーメンが、今か今かと出番を待っています。
旭川ラーメンの特徴は低加水の麺。
濃厚なスープをこれでもかと吸い込んでいきます。
そして、「辛いの」は確かに辛いのです。
程よいピリッと感が食欲をかきたてます。
すごくいいことを思いついたかも
あまりにも楽しくなっちゃって。
見てください、ここ、ここ。
ホルモンとラーメンを一緒に食べたら、最高にハッピーなんじゃないでしょうか。
予想的中、広がるうまさ!
これはたまりませんよ、二大好物を一度に味わえるなんて!
いや~、満たされてきたところで、そろそろ聞かないといけませんよね。
なんで「モルメン」なのか。
直撃インタビュー! 個性的な名前のヒミツとは
大きな鍋を振る浅香さんにお話を伺いました。
「どうしてモルメンという名前なんですか」
「ホルメン…と見せかけて入れ替えました」
「なんともユニークな」
「昔はもっとすごい名前だったんですよ」
「それはどういうことですか」
「スタナミぐんばつモルメンだったんです」
モルメンを始めた当初は、壁にこんな張り紙があったそうです。
たしかに一度聞くと、妙に頭に残るから不思議です。
ちなみにこの文言のまま、新聞に広告を出したところ、間違って書いたのだと思われ、しっかり直されて掲載された逸話も。
つっこみどころ満載のモルメンです。
続いて「辛いの」の誕生秘話
こちらはもっとシンプルな理由です。
「ひまわり」は昔、大学の近くで営業されていました。
そこの先生が辛党で、いつも「辛いのちょうだい」と頼んでいたそうです。
はい、これが全てです。
「モルメン辛いの」が産声をあげた瞬間です。
当時はホルモンの仕込みも3キロほどでしたが、
今では毎日20キロ、多い時では25キロというから驚きます。
仕入れたホルモンをお店で切り、それを2回下ゆでし、
提供する直前に強火で香ばしく焼きます。
ただ、ホルモンがのっているラーメンではなく、
しっかりとマッチしている感覚は、食べた人しかわからないかもしれません。
モルメンの勢いは止まらず、
旭川市内の人のみならず、年々観光客も増加しているそうです。
確かに、このラーメンには不思議な引力を感じます。
焼肉とラーメンが一度に味わえるなんて、盆と正月が一緒にくるようなものです。
皆さんも是非、北海道旭川市・ひまわりのモルメンを味わってみませんか。
食べると元気が湧いてくる、スタミナ抜群のラーメンですよ!
おっと、失敬。
スタナミぐんばつのモルメンですよ!
お店情報
ひまわり 大雪通店
住所:北海道旭川市大雪通3丁目491-1 特一ビル 1F
電話番号:0166-25-8780
営業時間:11:00~14:20 / 17:00 ~19:30 (LO19:00)
定休日:水曜日
HP:http://moru-men.com/
書いた人:
裸電球
北海道を拠点に食べ歩き。CATVでグルメ番組のレポーターを担当したことをきっかけに、ハシゴ酒が趣味となる。入りづらいお店に突撃するのが大好き。現在はフリーで、映像制作とライターの仕事をしている。 ブログ:「裸電球ぶら下げて」
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