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“電気を可視化”してムダを減らす「スマートメーター」とは?

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賢くなった電力量計でなにがわかるのか?

2016年4月から電力自由化がスタートし、大手電力会社だけでなく、さまざまな企業が電気を販売できるようになった。その関連で最近ニュースでもよく取り上げられているのが「スマートメーター」だ。

これまで各家庭の電気使用量は、「電力量計」で計測されていた。家の外壁やマンションのメーターボックスに設置されている、金属の円盤がクルクル回っているアレのことだ。毎月の電気料金はこの円盤の回転数(電気をたくさん使う=回転が速くなる)をもとに算出されていて、毎月検針スタッフがそのチェックのために各家庭を訪問している。

スマートメーターとはその電力量計に替わるもので、その名のとおり、多機能な賢いメーターだ。基本的には電力会社が無料で各家庭に設置する。大きな特長は、通信機能を備えている点。各家庭の使用状況を戸別訪問しなくても把握できるため、電力会社の業務コストを大幅に削減できる。

電力供給のきめ細かなコントロールが可能になる

NO クーラー、NO ライフ!! ここ数年、日本の夏は厳しい暑さが続いているが、それにともなって電力の使用量もうなぎ上り。これまでは利用者の節電意識に頼らざるを得なかったが、スマートメーターなら戸別の供給量をきめ細かく制御できる。使用量の予測も立てやすくなり、電力供給のひっ迫を回避できる。

災害時にも有効だ。2011年の東日本大震災では計画停電が実施されたが、当時スマートメーターが実用化されていれば信号機や病院への電力供給を保ちながら、そのほかへの供給を抑えることができただろう。

また、電力量計は月ごとの使用量しか計測できなかったが、スマートメーターでは30分ごとに使用量を計測するため、たとえば利用者にメールで使用量を通知してムダな電気使用の削減につなげることだってできる。

電気をどれだけ使ったがわかると、さらなる活用方法も見えてくる。遠方に住んでいる高齢になった親類の暮らしぶりを、電気の使用状況から把握。いつもより使用量が少なかったり多かったりしたら、地域の保健師に連絡が届き、家庭を訪問する行政サービスだって展開可能だ。

これは海外で使われているスマートメーター

どうやったらスマートメーターを使えるようになるの?

ここまで読んで、スマートメーターが夢に出てくるほど欲しくなってしまった人はどうすればよいか。まず、基本的にスマートメーターへの切り替え工事はほとんどの場合が無料。電力量計は電力会社の持ち物であって、利用者の物ではない。だから費用負担は発生しないのだ。

スマートメーターへの切り替えは、各地の大手電力会社が2015年度から本格的に進めている。従来の電力量計は法律に基づいて検定有効期間が定められていて、おおむね10年程度で機器を更新している。工事は超カンタン。既存の電力量計から置き換えるだけなので、30分もあれば済んでしまう。

というわけで、多くの電力会社は更新タイミングを迎えた電力量計から順次スマートメーターに切り替えるとしているので、自宅の電力量計の有効期間を調べてみてほしい。それと今後、自宅を戸建に新築する場合や、新築マンションに入居する場合は、新生活スタート時からスマートメーターが導入されている可能性が高い。施工会社や不動産会社に問い合わせてみよう。

電力会社を選べる自由が手に入る

電力自由化によって多くサービスが生まれたが、どのプランにメリットがあるのか今の時点ではわかりにくいのが正直なところ。スマートメーターで自分の電気の使い方を把握できれば、電力会社選びも目安がつきやすい。逆をいえば、スマートメーターがなければ、料金比較がしにくく、電力自由化も進まないだろう。

ちなみにauでんきの場合、auスマホなどとセットで契約することで、電気の利用料金に応じて、au WALLET プリペイドカードへのキャッシュバック率が上がる。そのほかにも、多くの企業がさまざまなサービスで電気販売に力を入れている。スマートメーターで電気を賢く使い分けていこう!

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