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岡田将生さんの「秘密」の初体験を聞いてみた

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もし、自分の脳内を人に見られてしまったら?

楽しそうにしていても、脳の中では逆のことを考えていたり、対人関係で好意的に見せていても実は苦手な相手だったり…。自分の脳の中は自分しかわかりません。今のところ。

そして、人の脳の中を覗いてしまえるようになるの? と心配にさせられたのが2016年8月6日(土)に公開される映画『秘密 THE TOP SECRET』。さっそく、その完成報告会見へ行ってきました。

登壇したのは、生田斗真さん、岡田将生さん、松坂桃李さん、栗山千明さん、大森南朋さん、大友啓史監督。

印象的だったのは、大友啓史監督が、

「人の記憶は脳内で美化されていく」

と話していたこと。

『秘密 THE TOP SECRET』は、清水玲子原作の漫画『秘密 THE TOP SECRET』(白泉社刊・メロディ連載)を原作としたもの。

物語の舞台となるのは、警察庁に設置された特別機関「第九」。この「第九」では、死んだ人の脳をスキャンして、記憶を映像化する”MRI捜査”が行われており、室長を務めるのが、生田斗真さん演じる薪剛。新たに「第九」に配属された新人捜査官・青木一行(岡田将生さん)とともに、ある少女の行方不明事件を追っていくと、思いもよらない犯人が現れ、事態は急展開していきます。

他人の脳内をどう覗くのか、また、それを見た人はどうなってしまうのか。人間の未知なる領域に踏み込むストーリーはとてもスリリングです。

人は記憶を美化する生き物

『秘密 THE TOP SECRET』での見どころは、なんといっても、実現不可能だといわれていた脳内の映像化。

大友監督

「人は、美しい記憶はより美しく、悲しい記憶はより悲しく、自分で脳内で演出してるんですよね。でもそれがこの映画の面白さだと思う。単純に事実だけが映るわけではない。その人その人の独特の感性が見たものに影響していくというのが、物語のポイントになっています。記憶に主観が入ってくるっていうのは、他の動物にはない、感情のある人間ならではだなって思って、そこに惹かれたんですよね」

人間は自分の記憶を客観的に見ることがなかなか難しいもの。どうしても自分の感情フィルタを通して、良くも悪くも、記憶を演出してしまいます。でも、そうすることで、辛い思い出や悲しい思い出から、自分を守っているのではないでしょうか。人が前を向いて生きていくために、記憶を美化するのは大切なことなのかもしれません。

リアル感を出すため、俳優が初めてのカメラマン体験

不可能と言われていた脳内の映像化。それを実現させるために、撮影にはヘルメット式の主観カメラを使用しています。俳優が実際にヘルメットカメラをつけることで、人間の視野に近い映像を撮ることができたのだそう。斬新な撮影方法についての感想を話してくれました。

生田さん

「自分の呼吸と一緒にカメラも揺れるので、その映像がすごくリアルだなと思いました。スタッフがいなくて、役者だけ、なんていう撮影もしたので、かなり熱い思い出になりました」

岡田さん

「僕は少しずつカメラマンとして成長していけましたね。スタッフさんにも『岡田くんうまいね~』なんて褒められて、それがうれしかったですね」

松坂さん

「僕はうまいねとは言われなかったんですが…。むしろすごく難しいなと思いました。目線の微妙な角度によって見せ方が変わってくるんで、カメラの世界ってほんとにシビアだなって改めて感じました」

大森さん

「新鮮な気持ちでした。画のなかで何が必要なのかに気を使いましたね」

4人とも、初体験の撮影方法に刺激をうけたとのこと。さらに、今回は俳優陣がヘルメットカメラで撮影したということで、エンドロールの「脳内映像撮影」というパートにクレジットが!

自分の名前を見つけたときはとてもうれしかった!と全員が口を揃えて話していました。

映画を観終わった後は、俳優陣のクレジットを探してみるのも楽しそう。

人間の脳内を覗くという、現実ではありえないことが次々に起こる『秘密 THE TOP SECRET』。

観ているうちに、本当にこんな未来がくるんじゃないか…という気にさせられました。

もしそんな未来がやってきたら、自分の秘密が見られるようになったら、他人の秘密を覗けるようになったら、自分は一体どうするのか? もう考えずにはいられません。

秘密 THE TOP SECRET

2016年8月6日(土)公開

ⓒ2016「秘密 THE TOP SECRET」製作委員会

取材・文・撮影/浦田昆

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