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億万長者はいつでもパワフルでアグレッシブだった 【矢島雅弘の「本が好きっ!」】

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『矢島雅弘の「本が好きっ」』、第8回のゲストは『世界の超一流から教えてもらった「億万長者」思考』(日本実業出版社刊)の著者である稲村徹也さんです。

今回の本が初めての著書だという稲村さん。執筆の理由を「成功のおすそわけ」と語っていらっしゃいましたが、実は21歳で創業した会社を30歳の時に倒産させてしまい、億単位の借金を背負った事もあり、大変な苦労もされてきました。では、二度の成功と一度の失敗を経験した成功者は一体どんなことをお話してくれたのでしょうか?

稲村さんの第一印象は、「昔はちょいワルだったのかな?」といった感じ。パリッとしたスーツを着こなし、穏やかに受け答えをする中にも、人情味とパワフルさを感じるエピソードが多かったのです。

現在、世界各地の超一流の成功者やその道のプロたちと公私ともにお付き合いをしている稲村さん。今の日本の印象をお聞きすると、「海外の方がたくさんチャンスがあるため、優秀なリーダーが国外に出て行ってしまっている」とのお答えが返ってきました。つまり、「今の日本はリーダー不在」であると言うのです。

そうした背景を受けて、稲村さんは日本で次世代のリーダーの育成に努めています。ここでいう「リーダー」とは、「大企業の社長」という意味ではなく、自立したビジネスマンや小さな組織で結果を出すビジネスオーナーのことです。確かに、日本人には、大きな組織に属して与えられた仕事を懸命にこなす従業員タイプ・優等生タイプが多いですが、自分自身でビジネスを考え、創り、利益をしっかりと出せるタイプの人材は、あまり多くはありませんよね。「リーダー」を「起業家」と言い換えても良いかもしれません。

僕の知っている範囲でも、優秀な日本人起業家は、あまり世に名前を広めずに、海外にビジネスチャンスを見出して、外に出て行っているケースが少なくありません。日本に残っている人は、悪く言えば人任せで杓子定規、良く言えば真面目で安定志向の人多いようにも思えます。それに対して、海外に打って出るようなタイプの人々は、「不安定」の中からチャンスを見つけイノベーションを起こしていく人達だと思います。僕自身、実はそういう生き方には怖さを感じてしまうのですが、今の日本を纏う閉そく感を打ち破るのは、そういった人なのかもしれません。

また、今回、稲村さんにお会いして、「なるほど成功者というのはこのように考えるのか」と実感を得たエピソードがあります。

それは、収録を終えて雑談をしているときのこと。自分自身でお金を稼ぐというお話のなかで稲村さんは「お金を儲けたいと思ったら、それこそ、競馬なりパチンコなりに行って稼ごう!という意識でも最初は良いんですけどね(笑)」と冗談めかしておっしゃいました。それに対して僕が「なるほど、でもお金に詳しい人ほど、ギャンブルは絶対に胴元が儲かるように出来ていると気付くのでは?」と返したところ、「そう!それに気付いている人は結構多いのに、じゃあ自分が胴元になろうっていう人は少ないんですよね!?僕はそこが不思議でならないんですよ」と、稲村さん。

この返答に、僕は思わず唸ってしまいました。僕自身も、ギャンブルは胴元が儲かると知ってはいましたが、胴元になろうとは思ったことがありませんでした。稲村さんの「利益」に対する姿勢・嗅覚・決断力が垣間見え、成功者は常に「自分は何をすべきか」を実行レベルで考えているのだなと感服しました。

ご著書のタイトル通り、「億万長者」になるには何をどう考えるべきか、ぜひ、稲村さんの言葉を通して学んでみて下さい。

(文/ブックナビゲーター・矢島雅弘)

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【稲村徹也さんのイベント情報はこちらから】
http://www.tetsuyainamura.com/

【矢島雅弘の「本が好きっ!」】
ブックナビゲーター・矢島雅弘による書評ラジオ。毎回、話題の本の著者が登場して、本について掘り下げるインタビューを届ける。
オーディオブック配信サービス・FeBeにて無料配信中。http://febe.jp/honga

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