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マレーシアまで蛍を見に行って、旅の醍醐味を再発見した話

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Photo credit: Seina Morisako「マレーシアの蛍を見にいこう!

こんにちは、Compathy MagazineライターのSeinaです。私は現在家族とシンガポールで暮らしています。
さて、皆さんは蛍を最近見たことがありますか? シンガポールのお隣の国、マレーシアにはとても素敵な「蛍鑑賞スポット」があるのです。シンガポールからは日帰りのバスツアーで簡単に見に行くことができます。

180円で超えられる国境

シンガポールからマレーシアまで行くためにかかるお金は、2シンガポールドル(約180円)だけ。国営交通機関であるMRTでウッドランズ駅まで行き、そこから同じく国営のバスでウッドランズ・トレイン・チェックポイントまで向かう方法だと、なんと2シンガポールドルで国境越えが可能です。

今回私は、鑑賞ツアーに参加しました。ツアーだとたいていはホテルや集合場所からバスで移動になります。そして国境を越えるときに必要な入国カードの記入もありません。本当に「普通の移動」で国境越えができるのです。

Photo credit: Seina Morisako「マレーシアの蛍を見にいこう!

シンガポールとマレーシア、そしてマレーシアの風景

シンガポールとマレーシアはもともと一つの国だった時期がありました。しかし今では雰囲気がガラっと変わります。シンガポールは人口が500万人の都市国家で中国系が約80%を占めています。マレーシアは人口が2800万人、マレー系が60%、インド系、中国系が各10%です。

そのほか大きな相違点は「経済水準」。1人当たりGDPがシンガポールはマレーシアの6倍です。シンガポールの物価は日本並みか日本以上ですが、マレーシアは日本の1/3ほど。国境のある「クワラルンプール」などには大きなショッピングモールもありますが、少しばかり車を飛ばすと周囲の風景は一変します。

Photo credit: Seina Morisako「マレーシアの蛍を見にいこう!

さあ蛍鑑賞へ

さぁ、マレーシアに着いたら蛍鑑賞です。シンガポールから参加できるツアーは複数ありますが、蛍鑑賞なのでスタートは夜。ここまでにアトラクション、食事などを済ませておきましょう。

船着場からはいくつかのツアー客が一緒の船に乗ることが多いようです。ここで驚くのが「川の汚さ」。日本だと「蛍=水がきれい」というイメージがあるかもしれませんが、マレーシアの蛍と水質はあまり関係ないそうです。

そして船に乗って川沿いから離れていくと急に闇の色が濃くなります。空気の音に耳が敏感になるほどの静けさを感じたそのとき、そこには天然のクリスマスツリーが輝いていました。

マングローブの木に止まる蛍たちの「音」は確認できませんでしたが、そこには確かに「美しいの光」が存在していました。私の写真力では蛍の写真は残せませんでしたが不満はありません。今でも目を閉じるとクリスマスツリーのように美しく輝く蛍たちを鮮明に思い出すことができるからです。

Photo credit: Seina Morisako「マレーシアの蛍を見にいこう!

意外な場面で私の心が揺さぶられた

マレーシアはイスラム教徒が多い国です。車で走っているとあらゆる場所でモスクを見つけることができます。そしてすれ違う女性たちは様々なヒシャブを身につけ、戒律の中で自分たちのおしゃれを楽しんでいます。シンガポールから参加した私たちにとって、このような光景は日常的なのでツアー中に驚くことはありませんでした。しかし意外な状況で、私の心が揺さぶられたのです。

今回、蛍鑑賞ツアーの船に乗り込んでしばらくすると「コーラン」のお祈りが聞こえてきました。ガイドさんから今日のお祈りの時間を聞いていなかったので本当に「突然」だったのです。船の上、月、蛍、そしてコーラン。月光に照らされたマングローブを見ながら、コーランの音色を聞いた瞬間、改めて心の中で「遠くまで旅しに来た」という実感がわきました。

シンガポールから日帰りできる場所で感じた「旅」で、私は「旅は距離ではない」ということに気が付ました。旅に距離や期間は関係ありません。その「旅」はきっと、あなたにもかけがえのないものをプレゼントしてくれるはずです。

ライター:Seina Morisako
Photo credit: Seina Morisako「マレーシアの蛍を見にいこう!

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