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30~60代の女性に調査 お金があれば整形したい人は26.6%

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 美容整形――ヒアルロン酸やボトックス注射1本で理想の鼻、フェイスライン、20代のころと同じようなシミ・しわ・たるみのないぴかぴかの肌が手に入る。しかも値段はといえば、毎週エステに行ったり、高級化粧品をフルラインでそろえることを考えれば、割安だったりする。

 その歴史は、紀元前600年頃、古代インドにまで遡る。囚人の処罰として、鼻をそぎ落とす風習があり、その囚人たちが罪を償って社会復帰する時に、鼻を復元したのが美容整形のルーツといわれている。

 美容整形が医学として発展するのは1800年以降。日本では、1875年に、ヨーロッパから美容整形の技術が伝わり、形成術と呼ばれるようになったのが始まりだ。1920年頃には、一重まぶたを二重にする重瞼術や、鼻を高くする隆鼻術が行われるようになり、美容整形が一般に広がっていくのは1970年代末。女性が経済力を身につけ、若さや美も“買う”対象となった。

 日本の美容外科業界を牽引する高須クリニック・高須克弥院長は、美容整形の歴史的分岐点を「プチ整形」という。2001年、高須院長が『女性セブン』の誌面上で初めて使ったこの言葉は、あっという間に女性たちの間に浸透し、翌2002年の流行語にもなった。

 そして今、美容整形はメイクやファッションの延長で誰もが気軽に体験できるものに。どのクリニックへ行くか、注射はヒアルロン酸にするかボトックスにするか、いつから何回するか…患者がライフスタイルに合わせて自由に選択できる。

 本誌が、30~60代の各世代100人にアンケートをした結果、「あなたは何かしら美容整形をしていますか?」の問いに、「はい」と答えた人が4.2%。また「いいえ」と答えた人に、「お金があれば美容整形をやってみたいですか」と聞いた結果は「はい」と答えた人が26.6%となった。

「何を整形と呼ぶかというのは答える側の認識です」と言うのは、前出の高須院長だ。

「ぼくらの業界の常識では、歯を1本抜いたらもう整形ですが、日本人の根底にはやはり儒教の教えがあって、“親からもらった体にメスを入れるなんて”と考えていて、やっぱり面と向かって整形を認めない傾向があります。

 でもね、全国5か所ある『高須クリニック』には、1日500人の患者がくるんですよ。ぼくは日本の人口よりずっと多い数の注射を打ってきました。若さと美貌を追求するための施術で、保険がきかないものは全部整形ですから。ヒアルロン酸やボトックス注射も、フォトフェイシャル、レーザー治療、ほくろとったり、歯のホワイトニングも、全部整形です」

 青山渋谷メディカルクリニック名誉院長で精神科医の鍋田恭孝氏は言う。

「例えば、バブル絶頂のころは、イケイケドンドンで派手に盛り込んで、今ある自分をよりレベルアップできない自分はだめだという強迫観念があって、良い意味で完璧主義というか、不安に駆られるからそれを払拭するために美容整形をしていた。

 でも今は、もっと軽い気持ちですよね。脱毛なんかと同じ感覚です。脱毛だって、一種の整形ですから。濃い毛が嫌だったり、毎回剃るのが面倒だからだったり、理由はさまざまですが、心理的な意味でいえば整形です」

 心理的にいえば、白髪を黒く染めるのだって整形。黒目を大きく見せるためのコンタクトを入れるのだって、まつげエクステをつけるのだって、整形といえるのではないか?

※女性セブン2016年5月5日号

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