【Chart insight of insight】アイドルのチャート攻略はどちらがベスト? ジャニーズWESTと欅坂46を徹底比較

access_time create folderエンタメ
【Chart insight of insight】アイドルのチャート攻略はどちらがベスト? ジャニーズWESTと欅坂46を徹底比較

 今週のHot100も、アイドルグループが上位を占めている。ジャニーズWESTが首位、欅坂46が3位、℃-uteが4位、AOAが6位、Perfumeが8位とベスト10に5曲もランクインしているのだ。しかし、それぞれのチャートアクションは千差万別。どれも同じパターンでベスト10に入っているわけではない。とくに、上位2組のジャニーズWESTと欅坂46を比べてみれば、その違いがよくわかる。

 ジャニーズWESTの「逆転Winner」は、発売されたばかりということもあり、一気に首位を獲得している(【表1】)。ジャニーズはご存知の通り、配信は行わないし動画をYouTubeにアップすることもない。そのため、Hot100の重要な構成要素となるダウンロード数や動画再生数は加算されない。これは一見デメリットにも感じるが、そこはジャニーズならではの戦略。逆に飢餓感を煽り、フィジカルのCD購入に結びつけていくのだ。この表では隠れているが、売上もルックアップ(PCでのCD読み取り回数)もダントツの1位。加えて、ラジオのオンエア回数も9位と検討したことで(緑のグラフ)、今週の結果が出たと考えられるだろう。

 一方、3位の欅坂46「サイレントマジョリティー」は、リリースしてから3週目に突入したが、ベスト3をキープし続けている(【表2】)。彼女たちは、ジャニーズとは対称的で、すべてにおいてフル回転。CDの売上やダウンロード数、ラジオのオンエア回数など、いずれも重要だが、動画再生数も大きなポイントとなっている(赤いグラフ)。また、そこからSNSでも大きく拡散されているであろうことは、ツイッターの指数が1位になっていることからもよくわかる(水色のグラフ)。全体の動きを見ていても、ロングセールスになる可能性も高いし、再び首位を狙ってもおかしくないのだ。text by 栗本斉

関連記事リンク(外部サイト)

Billboard JAPAN Chart
ジャニーズWEST「逆転Winner」がセールスで大差を付け総合1位、スピッツ「みなと」ダウンロード3位で早くも総合10位に
【Chart insight of insight】洋楽ヒットを作るならラジオで勝負? レイチェル・プラッテンとメイヤー・ホーソーン

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 【Chart insight of insight】アイドルのチャート攻略はどちらがベスト? ジャニーズWESTと欅坂46を徹底比較
access_time create folderエンタメ

Billboard JAPAN

国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!

ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。