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蓄膿症のときに飲む漢方には、どんなものがありますか?

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蓄膿症のときに飲む漢方には、どんなものがありますか?
蓄膿症(ちくのうしょう)とは、鼻の副鼻腔という空洞部分に炎症が起こる病気です。鼻詰まりで苦しい、鼻水が臭い症状があります。蓄膿症の改善には、漢方薬という選択肢もあるとのことです。

今回は、蓄膿症の症状に効果がある漢方薬について、薬剤師の吉澤先生に聞きました。

そもそも漢方薬とはどういうもの?

漢方薬は、体のバランスを整え、本来持っている自然治癒力を引き出して症状を改善させるものです。

漢方薬での治療を行うとき、その人の状態(体質・体力・抵抗力・症状)をしっかりと診ることが大切です。(「証を見極める」といいます。)

「証」には、「実」と「虚」があります。

「実」は体力が充実している人のこと、「虚」は虚弱の人を言います。この「実」と「虚」の中間型もあります。

一般的に蓄膿症の症状に効果があると期待されている漢方薬が3種類あります。

・葛根湯加川きゅう辛夷

・刑芥連翹湯

・小青竜湯

今回はこの3つの漢方について詳しくお伝えします。

「葛根湯加川きゅう辛夷」は蓄膿症にどのような効果がありますか?

葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)は下記の症状への効果が期待されます。

・鼻の粘膜の炎症

・鼻づまり

【「葛根加川きゅう辛夷」に配合される成分】

・麻黄(まおう):交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれる。血管収縮作用があり、鼻粘膜の腫れをおさえる

・桂皮:体内の水分を発散させ熱を下げる

・芍薬:痛みを和らげる

・辛夷(しんい):鼻の通りを良くする

「荊芥連翹湯」は蓄膿症にどのような効果がありますか?

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)は、下記の症状への効果が期待されます。

・鼻水の粘り気

・膿のような鼻水が出る

【「荊芥連翹湯」に配合される成分】

・黄芩(おうごん):熱や炎症を鎮める作用がある

・黄柏(おうばく):殺菌作用があるため膿のような鼻水が出る炎症に効果的

「小青竜湯」は蓄膿症にどのような効果がありますか?

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は、下記の症状への効果が期待されます。

・水のような鼻水や痰が出る症状

【「小青龍湯」に配合される成分】

・麻黄・桂皮:炎症と熱を改善

・細辛(さいしん)・乾姜(かんきょう)・五味子(ごみし)・半夏(はんげ)など:咳やアレルギー症状にも効果があり、身体に溜まった水分を取り除く作用もあり、そのため、風邪や花粉症の症状にもよく処方される

漢方で蓄膿症を改善するのに気をつけるべきことは?

急性か、慢性か、によって治療方法が異なることがあります。必ずはじめに耳鼻科医の診察を受けるようにしましょう。

1.急性蓄膿症の場合

風邪などが原因で、炎症部に菌が入り込むことが原因です。

そのため、抗生物質の服用とネプラーイザーや鼻洗浄なども合わせて治療を行います。

2.慢性蓄膿症の場合

急性蓄膿症が1~2カ月続き、慢性することで慢性蓄膿症になる場合が多いです。

症状によっては、抗菌剤の服用が必要な場合もあります。

漢方を服用するときには、体質改善を行いながら治療することが有効です。しかし、2カ月前後で効果がなければ、漫然と服用を続けることはやめましょう。一度医師に相談し、治療方法や薬を見直すと良いでしょう。

3.小児の場合

一般的にOTC医薬品の漢方の説明書には「4歳未満には服用させないこと」と記載されているものが多いです。

漢方で治療を試したい場合は、耳鼻科医や小児科医を受診することをおすすめします。医師の方針によっては、2~3歳でも体重、体質を診て、適切な漢方を処方する場合もあります。

医師からアドバイス

蓄膿症に限らず、漢方は、緩やかに作用することも多いです。効果が出るまで少なくとも2~3カ月かかると考えるようにしましょう。

また、空腹時の服用が効果が発揮されるなどの特徴もあります。服用するタイミングなど、用法の指示なども守って服用してください。

漢方を試したい場合は、まずは漢方に詳しいお医者さんや薬局に相談してご自身にあったものを選ぶといいですね。

(監修:薬剤師 吉澤 恵理)

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