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バスタ新宿 国が整備した施設だから利用者に還元可能

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 新宿駅に直結した国内最大規模のバスターミナル「バスタ新宿」が誕生した。これで、新宿駅周辺の19か所に点在していた高速バス乗降場が集約され、鉄道やタクシーとの乗り換えがよりスムーズになる──。

 新宿駅新南改札を出ると、目の前には、高速路線バスの発着状況を表示した大型の電光案内板が。ここで時間をチェックし、左手の直通エスカレーターを4階まで上ると、そこはもう、「バスタ新宿」の高速路線バスターミナルだ。雨に濡れることも、迷うこともない。改札を出てわずか1分で到着できる。

「『バスタ新宿』の2階はJRの鉄道乗り場、3階はタクシー乗降場、4階は高速路線バスターミナルになっており、同じ建物内に集約。相互乗り換えがスムーズにできるようになりました」とは、バスタ新宿の運営元である国土交通省東京国道事務所の担当者。

 かつての高速路線バスの乗降場は、新宿駅周辺の19か所に分散されており、最も遠い乗降場までは駅から徒歩約15分もかかっていた。雨の日などは、大きな荷物を持っての移動に多くの人が不満を抱えていた。しかし今は、南口改札やミライナタワー改札からでも2~3分で着けるのだ。

「バスタ新宿」3階には、さらに観光情報センターや旅行会社JTB、宅配施設も設置されている。至れり尽くせりと思いきや、売店や飲食店がない。

「飲食やお土産の購入は近隣施設でできます」(国土交通省)

 確かに、新宿タカシマヤへは、新南改札から徒歩3分。さらに、JR新宿駅新南エリアにはこの春、商業施設「NEWoMan(ニュウマン)」がオープンした。施設の一部である「エキナカ」、「エキソト」は、2階に点在しているので、駅の改札を出たら、ここでお弁当やお土産などを買い、ターミナルに向かうといい。待ち時間があるなら、カフェやレストランで過ごせる。特に「エキソト」には、朝7時から翌朝4時まで飲食できるフードホールもあり、深夜出発でも食事に困らない。

 高速バスマーケティング研究所代表の成定竜一さんは「バスタ新宿」の今後をこう語る。

「『バスタ新宿』は国が整備した施設です。これまで自前でターミナル運営費を払っていたバス会社にとっては、国から安く借りられるようになったため、その分利用者へのサービスに還元できることになるでしょう」(成定さん)

 運賃の値下げやバス設備の充実なども期待できそうだ。

※女性セブン2016年5月12・19日号

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