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小泉今日子のエッセイ 人気の秘密を糸井重里が分析!

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J-WAVEでは4月29日に特別番組「J-WAVE SPECIAL YELLOW APARTMENT, A BLACK CAT〜小泉今日子、原宿ストーリー」(ナビゲーター:クリス智子)をオンエアしました。小泉今日子さんと糸井重里さんとの対談では、小泉さんのエッセイ集『黄色いマンション、黒い猫』(スイッチ・パブリッシング刊)の話題に。

同書は、小泉さんがアイドル時代に暮らしていた原宿の黄色いマンションを基点に、幼い頃の記憶や想い出、両親のこと、中学時代のこと、友人たち、芸能界のこと、猫のことなど、すべて自分自身の言葉で綴った一冊で、雑誌『SWITCH』に9年間連載していた「原宿百景」を掲載。糸井重里さんとも数回、2人で原宿を歩きながらお喋りをしています。改めて、二人にとっての原宿とは…

糸井:原宿って本当に生きてますよね。

小泉:新陳代謝が激しいですよね。9年間連載をしていたから、自分もスタッフも老けていくんですけど、だからこそやりたくて100回までやりましたね。原宿っていうテーマがあったから、原宿と自分の接点を探し出すと、意外なものがあったという感覚があります。

(80年代、原宿にはアパレル関係者やカメラマンなど、色々なクリエイターが集まっていたという話に)

小泉:色々な人と出会える場がありましたよね。

糸井:外国って、こういう感じじゃないかと思ってたんじゃないかと思うんです。音楽もファッションも入ってくるし。そのまねをしようという浅はかさが出てたんじゃないかと思うけど、「浅はかさ」っていいんだよね。

また、小泉さんの文章は、一度読むとどんどん引き込まれていきます。糸井さんによると、小泉さんの文章の魅力は「間」にあるそうです。

「小泉さんは文章を四捨五入しないんです。(中略)小泉さんは”間”を見てる人だから(数字でいうと)3・5・6・8なら3・5・6・8のまま書きたいの。本当のことを並べてるところがいいよね」(糸井さん)

一方、小泉さんはエッセイに関して人によく言われることがあるそうです。「『なんでそんなに記憶が残ってるの?』って言われます」(小泉さん)。聞くところによると、小泉さんは映像で覚えているそうで、ふと蘇ってくるのだそうです。

小泉:一人で夜中に書いていることが多くて、自分も頭の中で誰と喋っているのか分からなくなるんです。でもそのままがいいかなと。

糸井:「そういえば」っていう感じの話が多いよね。「さあ、皆さん、聞いてください!」っていう感じではないんです。お菓子を食べながら喋っている感じ。これは案外難しくて、人間は「面白いこと」を書こうとしてしまうの。ところが、面白くしようとするとおかしな感じになってしまう。それは昔、古今亭志ん生さんが志ん朝さんに教えたことなんです。

志ん朝さんが「お父さん、面白くするにはどうしたらいい?」って聞いたら「面白くしねぇことだ」って言ったんだって。その話を柳家小三治さんが聞いて文章にしてるんだけど、「面白くしない」っていうのは、3人のすごい落語家の中で共通して認識していることなんです。小泉さんの本には面白くしようとしている部分がなくて、見たことを四捨五入せずに書いてるんです。世の中は、面白くしようと四捨五入してばかりだから、みんな同じようなものばかりになってしまうんです。

つまり、小泉さんのエッセイは、飾りつけをすることなく、素直に書いているところがまた魅力ということのようです。

番組では、小泉今日子さんに所縁のある著名人である樹木希林さん、リリーフランキーさん、若木信吾さん、伊賀大介さんからのスペシャル・メッセージ、さらに、小泉さん自身によるエッセイ集からの朗読も放送。小泉今日子さんの魅力を再確認した120分でした。

【関連リンク】
「J-WAVE SPECIAL YELLOW APARTMENT, A BLACK CAT〜小泉今日子、原宿ストーリー」
http://www.j-wave.co.jp/topics/1604_harajyuku.htm

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