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お母さんはぼくが守るからね!ヒーローになった息子が雷に向かってパンチを繰り出す!

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ある日のこと、私は子どもたちと一緒に夕食をとっていました。

外はザアザアと強い雨が降っています。

そのうち、ゴロゴロと雷の音まで聞こえはじめ、ついには稲妻がピカッ!

子どものころ、雷が民家に落ちる様子を目撃して以来、すっかり雷が苦手になってしまった私。

ドーン!という、雷がどこかに落ちたような音に、思わず身をすくめてしまいました。

「もうやだ~!怖い~!」

すると、食事をしていた3歳の長男が食べるのをやめ、椅子から降りて近づいてきました。

「お母さん、雷、怖い?」

「うん。お母さんね、雷が怖いの」

子どもにこんなこと言うの恥ずかしいな、と思いましたが、長男は頭を撫でながら励ましてくれました。

「大丈夫?お母さん、怖かったね。もう大丈夫だから、ちょっと待っててね」

長男はすたすたと窓に近づいていき、びっくりするような大声で言いました。

「こらー!かーみーなーりー!なったらダメー!アーンパーンチ!」

長男は雷に向かって渾身の力を込めて、大好きなヒーロー「アンパンマン」の必殺技、アンパンチを繰り出しました。

それでも、鳴り止まない雷。

長男は今度は窓を開け、さらに大きな声で言いました。

「お母さんが雷怖いから、来たらダメー!アーンパーンチ!」

アンパンマンになりきった長男、こぶしを天に向かって力強く突き上げ、雷を確実にやっつけているようです。

そうこうしているうち雷のピークは過ぎたのか、少し音が遠くなったような感じがしました。

「雷をやっつけてくれたんだね。ありがとう」

そう長男に声をかけると、ちょっと嬉しそう。

家の外でまだゴロゴロしている雷の音が聞こえるたび、「お母さん、まだ怖い?ぼくがやっつけてあげようか?」と、何度もそばに来てくれました。

その後雷もおさまり、子どもたちの食事も終わった後、長男が私にぎゅっと抱き着いてきました。

「お母さん、また雷が来たらすぐ言ってね」

「ありがとうね。じゃあ、また雷が来たら、お願いね」

長男の頭を撫でると、長男も手を伸ばし私の頭を撫でてくれました。

「お母さんはぼくが守るからね。ずーっとお母さんのことが大好きだから、ずーっとぼくが守るね」

そんな言葉を聞いた私は、思わず涙。

まだまだ甘えん坊で守ってもらうばかりの存在だと思っていたのに、こんな健気なことを言ってくれるようになったなんて。

長男の気持ちが嬉しくて、涙をこぼしながら長男をしっかり抱きしめていました。

私にとってのヒーローは、大切なわが子たちです。

これからもどんどん成長してさまざまな経験を積んでいく長男たち。

この日雷をやっつけてくれたヒーローのように、強くて優しい心をずっと持ち続けていってほしいと心から願います。

著者:minimix

年齢:40歳

子どもの年齢:3歳と1歳の男の子

次男の病気を機に仕事を辞め、ライターとしての活動をはじめました。趣味はベリーダンス。歌や踊りが大好きな子供たちと、にぎやかな毎日を過ごしています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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