GWに読みたい! 仕事・バイトに役立つ昭和の名作漫画3選

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4月29日は昭和の日ですが、みなさんは昭和生まれの少女漫画をご存知でしょうか? 昭和生まれの漫画には、ゴールデンウィークに向けて、一気読みするのにぴったりの名作かつ、大作が沢山存在します。

ヒロイン達の魅力がふんだんに描かれた昭和らしさ漂う作品。そんな昭和生まれの名作少女漫画を、漫画好きの記者が「仕事・働く」をキーワードにピックアップ!

名作少女漫画3作品のヒロイン(主人公)達から“昭和らしいちょびっと暑苦しいけどバイトに役立ちそう(!?)”……てなことも漫画内の名セリフとともにご紹介しちゃいます。
 

昭和の漫画ヒロイン『北島マヤ』の志
「好きなことへの情熱があればへこたれない」

●ガラスの仮面 (美内すずえ 著)
(c)美内すずえ/白泉社
(c)美内すずえ/白泉社

マヤ:「あたしお芝居好きだから。ほかになんにもとりえがないし…
好きなものだけでも一生懸命やりたいの……

「あたし小さいころから母さんによくいわれてきたのよ
なんのとりえもないみそっかすだって
だけどお芝居してると なんだか生きてるって気がするのよ
~本文引用~

昭和の少女漫画の集大成、未完の名作『ガラスの仮面』。中学生でありながら家出をし、師匠、月影千草先生のもとで演劇を学ぶといった情熱あふれるヒロイン。

昭和のド根性あふれる『ガラスの仮面』ですが、連載初期の頃の自信がない中学生時代のヒロイン『北島マヤ』のこのセリフは胸キュン

大女優である師匠“月影千草”との稽古は好きなものを情熱もってをとことん追求すれば、何か得られるものがありますよ、と本作品は教えてくれるはず。

ココが「仕事・働く」キーワード!

この作品の昭和らしい仕事観は、なんといっても情熱・パッション! ヒロイン『北島マヤ』にとって、嫉妬された出演者に泥団子を食べさせられようと、38度以上の熱が出ようと、出演停止になろうと、昭和など根性で舞台や芝居、演技をやりつづけます。

ここまでドハマりする仕事や物事があれば「あぁ、あした仕事だるいし、いやだなぁ~」といった後ろ向きな気持ちがおこることはないでしょう。情熱をかけられることをポジティブな気持ちでやってみるとよいのでは

あ、読む前に注意がひとつ! 昭和生まれの漫画ですが『ガラスの仮面』は未完の名作。紅天女のあらすじを最後まで知りたい方は、人生ともに気長に待ちましょう。

『ガラスの仮面』(美内すずえ著)作品概要
大女優『月影千草』に演技の才能を見初められた、平凡な少女『北島マヤ』。次第に演技の才能を開花させ幻の舞台『紅天女』を演じることを目指していきますーーー

 

昭和の漫画ヒロイン『紅緒』の志
「自分に向いてることをとことん追求する」

●はいからさんが通る (大和和紀 著)
(c)大和 和紀/講談社
(c)大和 和紀/講談社

紅緒:「やっぱりむりはやめたわ。あたしはあたしだもの
蘭丸:「そうだよ。やっぱり紅緒さんはそれがいいよ
~本文引用~

母亡き後、父子家庭で育ったヒロイン、紅緒(べにお)さんは跳ねっ返り娘のハイカラさん。……主人公がお料理がぶきっちょであったりと、男勝りであったりというのは昭和の漫画や少女漫画でお気まりのパターンですね。

物語前半、少尉に恋するあまり、従来「跳ねっ返り娘」である紅緒さんが、なんと柄にもなく花嫁修行をしようとします。ところが何をやってもうまくゆかず、紅緒らしさを追及するほうがいい、とヒロイン自身が気づきさっぱりと言い放ちます。
自分の育った環境によっては、向き不向きがあるのは当然。古くからの親しい友人も教えてくれ、自分の本質からそれたことはやらないと決めて、「サッ」と方向転換。

ココが「仕事・働く」キーワード!

人間千差万別。生まれ育った気質や環境状況で、得手・不得手は当然あります。向いていること、例えば、部活でも集中してひとつの技術を極めるのが好きな人とチームで和気あいあいが好きな人では、やることは違ってくるはず。子供のころの好きだったことを自然と思い出すと自分の向き不向きがわかってくるコツになるかも!?

『はいからさんが通る』(大和和紀著)作品概要
大正時代を舞台にしたロマンチックコメディ作品。今読み返してみると、はかま姿に編み上げブーツがなんとも可愛いのだ。なぜかイケメンがみんなヒロインを好き、という少女漫画の世界観が楽しめますよ。

昭和生まれの漫画のヒロイン『麻子』の志
「イライラしたときは好きなことに没頭」

●『いつもポケットにショパン』(くらもちふさこ 著)
(c)くらもちふさこ/集英社
(c)くらもちふさこ/集英社

母:「ピアノで精神統一しなさい」
麻子:(ピアノを弾いてこのイライラがなおると思ってんのか
このイライラは そこらのイライラとちがう
特上のイライラなのに!?)~中略
……(いつしか考えることをやめていた
~本文引用~

ある日、イライラと気がたっているヒロイン麻子。日ごろから厳しくあたっている母親が言い放った一言。

恋や幼馴染の生い立ちの不遇、練習に忙しい昭和漫画のヒロイン。誰だってイライラするときありますよね。イライラしたときは、精神統一。没頭できることを身に着けていると、いつしか忘れてしまうもの。イライラの気分転換方法、勉強やアルバイトに応用してみては。音楽も効果あり。

ココが「仕事・働く」キーワード!

イライラしていると何も手がつかず、ぜんぜんはかどらないのは何をやっても同じ。好きなことに没頭すると集中力が高まります。仕事でも、接客や調理に集中していたら、自然と時間を忘れていた、そんな出来事ありませんか? また本作品のように息抜きに集中できることをみつけて、休憩時間に集中して気分転換をはかるのも◎。

『いつもポケットにショパン』くらもちふさこ著)
音楽を題材にした少女漫画。ピアニストを母親に持つヒロイン麻子は、自分が下手だと思い込んでいるが、次第に才能を開花。ピアニストの母親同士の因縁関係など、実は、重くくらーい設定かつドロドロ……でありながら、なぜかほっこりと心温まる作品。

 

まとめ

いかがでしたか?

もうすぐゴールデンウィーク! まとまったお休みにお出かけもいいけど、大混雑した町でなく、おうちで漫画を読みふける旅にでるのも素敵な娯楽のひとつといえましょう。

※この記事はタウンワークマガジンとガジェット通信で共同制作しました。

文:erini 企画:ガジェット通信

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